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高倉健にもし国民栄誉賞をあげるなら約束してほしい条件

テレビ番組が200本以上”主演作”があると嘘をついて報道しているところがあり驚きました。出演作です。主演と出演では大きく違います。また「日本侠客伝」を日本任侠伝と間違えているとある番組がありました。衝撃です。高倉健は亡くなりました。さんをつけると気持ちが悪くなるので、さんはつけません。スポーツ選手も俳優も同じです。

高倉健の本当の全盛期は1960年代から1970年代前半です。代表作の総数は50作を軽く上回ります。50作くらい代表作がある映画俳優は、日本の歴代に数多くいます。高倉健もその一人です。愛子的には、本当の全盛期は1964年から1972年の8年間なると思われます。実は10年もいっていないんです。その後も代表作ありますが間があいてしまうんです。マスコミは取り上げ方が異様に偏りがあります。一言で説明したがるところがあります。マスコミが詰め掛けたら仕方ないのですが、また山田洋次をひっぱり出したり、亡くなった原因の病気を取り上げたり、そんなの違う。代表作の間があいてしまう、そこがこの人も俳優としての問題点でした。それと役の幅が狭いんです。基本的に同じ役しかできませんでした。初期は初期、大ブレイクしてから、そして70年代以降の3つの時代に分かれる俳優ですが、基本はずっと貫いています。この人は絶滅した現役の男の映画スターでした。映画スター時代の小林旭も主演が100作越していますが、(これで男の現役1位)今は俳優ではなくベテラン歌手です。女性の映画スターは吉永小百合がいますが、大きく数字も代表作数も下回ります。健さんも近年では他にライバルがいない状況でした。周りが死んでしまっているからです。だからマスコミは異常にこの人を取り上げていたのも事実です。高倉健をマスコミが変に報道して知名度をコントロールしている事実も背負っていました。
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映画スターは映画で主演するのが仕事だからです。テレビに出る仕事は基本しないのです。今のタレント俳優ではありえないです。タレントが一生やっても届かないレベルの人なのです。しかし健さんは丸くなりました。何かを残したかったのかもしれません。何故なら、高倉健は遺作の2012年の「あなたへ」の公開の時のNHKのインタビューや日本映画専門チャンネルの1時間にも及ぶロングインタビューを見ています。それまではありえないことだったからです。もしかしたら「あなたへ」が最後になるかもしれないと薄々感じていたのかもしれません。だから普段出ないテレビ番組にも出たんですね。

高倉健は戦後にデビューした大スターの中では5位には入る人物でした。戦前含めると15位には入る大スター俳優でした。三国連太郎が亡くなったときは悲しかったが高倉健は悲しくない。実感が伴っていないからです。死んだ気がしない俳優。それがスターなんですね。改めて感じさせてくれました・

国民栄誉賞
はどうするのでしょうか。文化勲章をやった時点で”国民栄誉賞はあげないよ”の意味なのか分かりませんが、やるなら、今からでも歴代のあげていない相当する俳優にもやってほしい。ちゃんとあげてからやるべきだ。高倉健は205本(正確には206)の出演作のうち約130作が主演です。主演は150作は越していないのです。日本映画が製作されはじめて115年の歴史の中では、高倉健は歴代10位にも入らない映画の主演数。この事実をご存知でしょうか?マスコミがちゃんと取り上げていないからご存じない方も多いかと思います。簡単にいえば今からでもマスコミがちゃん取り上げるべきです。映画ファンからすれば知っていて当たり前のこと。この主演を大きく上回り、全盛期も高倉健の倍以上の俳優たちがいます。
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2014/11/18 19:46 | 超大物俳優COMMENT(1)TRACKBACK(0)  

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