高倉健よりも数段上の俳優たち~2014の視聴映画を振り返る
愛子は2014ランキングを作りながら映画を観ています。いずれ、機会を設けて紹介しますが、大まかに今年映画で見てよかった気になった俳優を数名上げます。
片岡千恵蔵を、毎年にわたり見ていますが、すごく安定しています。高倉健もこの人と15作ほどで共演している後輩の一人です。千恵蔵は高倉よりも主演数が190作ほど上です。代表作も千恵蔵が上です。最近、千恵蔵の代表作を確認したら約150作ではなく、約200作近くありました。この数は日本歴代でダントツ1位です。時代劇と現代劇合わせて、映画出演が約350作、主演が約320作ほどあり、ドラマ時代まで含めて高倉健の57年より上の60年間にわたり活躍しました。高倉健は任侠モノにおいて、右に出るものがいないほどの鉄砲玉のような”討ち入るサマ”を見せていた名優ですが、トータルでは、この人にはかなわない事実が多々あります。片岡千恵蔵は2014年では、主演と脇で合わせて3本で見ました。3つともかなり上にランクインしています。
千恵蔵の代表作である忠臣蔵は計19作(22作と数えるケースもある)の出演のうち、戦後の主演代表作の一つ

そして、千恵蔵とも長い共演歴がある大友柳太朗です。この人もほんとに安定したよい演技をする人で、主演は約120作あり、相手役でも活躍しました。280作ほど映画に出演しています。高倉健より、70作以上も多いのです。この事実はご存知でしょうか。助演と主演で上位に潜り込んでいます。彼は時代劇スターで、戦前の新興キネマ時代(のちの大映)は小さめなスターでしたが、戦後、東映の移籍し東映のナンバーワン俳優の千恵蔵や市川右太衛門の脇にまわって評価を受け、主演に戻って大ブレイクをした俳優です。

友の会があるのは知らなかった。
今年、意外によかったのが、戦後に東映でデビューした時代劇の大スターの東千代之介です。彼は早熟なスターでした。数年で主演が50作を越し、トータル90作強の主演作があります。主演数は、渥美清(約70作)や三船敏郎(約75作)や石原裕次郎(約85作)よりも千代之介の方が上です。今年は3本で観ていますが3つともがそこそこ上位へ入っています。世間ではそれほどの評価がされていない部分があるため、ちゃんと評価することが大切な俳優だと思います。
助演では月形龍之介ですね。この人はホントすごいです。他の助演の俳優とは別物といえます。今年は5本で観ていますが、4作が助演で上位にランクインしています。4作以外の残りの1作というのが総集編のため、出番がほとんどないので評価できない部分があり、上位にできなかっただけという異例の事態が発生しました。ある意味、全部で上位といえるかと思います。月形は、役幅が広い上に演技が上手い、しかもスターでもある。やはり、映画500作以上の出演は現実にすごいなと思わせてくれます。
今の俳優のように、ただ数を出ているわけではないからです。取り上げたのが全て時代劇の全盛期の俳優です。2014年も時代劇俳優が多数が上位に来ています。この頃の日本の時代劇俳優と比べてしまえば、海外の俳優や日本の現代劇の俳優は失礼ながらあまり上手くないんです。日本の全盛期はプロに厳しい時代、そのときに活躍している時点でも、今の一流より数段も上なのは当たり前なのです。ちゃんと見ていない人は今が一番ではと思うのも無理もない事実です。それはただの無知なだけなのです。里見浩太朗が千恵蔵、右太衛門など先輩のことを年末のTBSラジオで話していたのを聴きました、先輩たちがしていたことや演技などの片隅が70歳を越してようやくわかってきたと言っていました。先人たちは現代の数段上を行っています。その現実を2014年も思い知らされました。
片岡千恵蔵を、毎年にわたり見ていますが、すごく安定しています。高倉健もこの人と15作ほどで共演している後輩の一人です。千恵蔵は高倉よりも主演数が190作ほど上です。代表作も千恵蔵が上です。最近、千恵蔵の代表作を確認したら約150作ではなく、約200作近くありました。この数は日本歴代でダントツ1位です。時代劇と現代劇合わせて、映画出演が約350作、主演が約320作ほどあり、ドラマ時代まで含めて高倉健の57年より上の60年間にわたり活躍しました。高倉健は任侠モノにおいて、右に出るものがいないほどの鉄砲玉のような”討ち入るサマ”を見せていた名優ですが、トータルでは、この人にはかなわない事実が多々あります。片岡千恵蔵は2014年では、主演と脇で合わせて3本で見ました。3つともかなり上にランクインしています。
千恵蔵の代表作である忠臣蔵は計19作(22作と数えるケースもある)の出演のうち、戦後の主演代表作の一つ
そして、千恵蔵とも長い共演歴がある大友柳太朗です。この人もほんとに安定したよい演技をする人で、主演は約120作あり、相手役でも活躍しました。280作ほど映画に出演しています。高倉健より、70作以上も多いのです。この事実はご存知でしょうか。助演と主演で上位に潜り込んでいます。彼は時代劇スターで、戦前の新興キネマ時代(のちの大映)は小さめなスターでしたが、戦後、東映の移籍し東映のナンバーワン俳優の千恵蔵や市川右太衛門の脇にまわって評価を受け、主演に戻って大ブレイクをした俳優です。
今年、意外によかったのが、戦後に東映でデビューした時代劇の大スターの東千代之介です。彼は早熟なスターでした。数年で主演が50作を越し、トータル90作強の主演作があります。主演数は、渥美清(約70作)や三船敏郎(約75作)や石原裕次郎(約85作)よりも千代之介の方が上です。今年は3本で観ていますが3つともがそこそこ上位へ入っています。世間ではそれほどの評価がされていない部分があるため、ちゃんと評価することが大切な俳優だと思います。
助演では月形龍之介ですね。この人はホントすごいです。他の助演の俳優とは別物といえます。今年は5本で観ていますが、4作が助演で上位にランクインしています。4作以外の残りの1作というのが総集編のため、出番がほとんどないので評価できない部分があり、上位にできなかっただけという異例の事態が発生しました。ある意味、全部で上位といえるかと思います。月形は、役幅が広い上に演技が上手い、しかもスターでもある。やはり、映画500作以上の出演は現実にすごいなと思わせてくれます。
今の俳優のように、ただ数を出ているわけではないからです。取り上げたのが全て時代劇の全盛期の俳優です。2014年も時代劇俳優が多数が上位に来ています。この頃の日本の時代劇俳優と比べてしまえば、海外の俳優や日本の現代劇の俳優は失礼ながらあまり上手くないんです。日本の全盛期はプロに厳しい時代、そのときに活躍している時点でも、今の一流より数段も上なのは当たり前なのです。ちゃんと見ていない人は今が一番ではと思うのも無理もない事実です。それはただの無知なだけなのです。里見浩太朗が千恵蔵、右太衛門など先輩のことを年末のTBSラジオで話していたのを聴きました、先輩たちがしていたことや演技などの片隅が70歳を越してようやくわかってきたと言っていました。先人たちは現代の数段上を行っています。その現実を2014年も思い知らされました。
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2015/01/04 21:19 | 超大物俳優 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0)