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映画スター「本当の巨人」と高倉健の15の数字が示す謎を暴け


”映画スター「本当の巨人」と高倉健との15の数字が示す謎”と題してお送りします。

映画俳優の「鶴田浩二 生誕90年」、「近衛十四郎 生誕100年」、「大川橋蔵 没後30年」、監督の「マキノ雅弘 没後20年」が印象に残ります。2014年に東映チャンネルで行なわれた企画ですが。その前に・・・

片岡千恵蔵の地獄シリーズ」が2015年の1月、2月にはハイビジョン化され初放送されているのが素晴らしいです。”地獄シリーズ”は全9作ですが、4作が放送されています。「片岡千恵蔵のギャング作シリーズ」は通産で全22作あるようです。地獄シリーズも”ギャング作シリーズ”(1948~1964年、16年で22作)の中に該当しています。全22作のシリーズという言い方もできるのです。片岡千恵蔵は、やはり別格(数多くの面で日本バーワン)<ナンバーワン>だとつくづく感じております。ちなみに千恵蔵は2014年は生誕111年でした。続々とハイビジョン化も進んでおり、彼にとってゾロメのよい年だったのです。DSC06808.jpg
片岡千恵蔵の「地獄シリーズ」2作目「奴の拳銃は地獄だぜ」がギャングシリーズ」は通産で10作目に該当します。東映の公認です。「地獄シリーズ」はVHSしか出ていなくて、今や超貴重作と化しています。DVD化もされていません。ですが、CSではハイビジョン版が放送されています。

片岡千恵蔵と高倉健の全共演作、全15作(1956~1972)
     「」はタイトル ()はシリーズ該当 主演俳優
1 1956「恐怖の空中殺人」 (ギャングシリーズ8作)    片岡千恵蔵
2 1958「多羅尾伴内 十三の魔王」(多羅尾伴内シリーズ10作)
                                  片岡千恵蔵
3 1958「奴の拳銃は地獄だぜ」(地獄シリーズ2作)   片岡千恵蔵
4 1959「無法街の野郎ども」(ギャングシリーズ11作)  片岡千恵蔵
5 1959「地獄の底までつき合うぜ」(地獄シリーズ3作) 片岡千恵蔵
6 1960「二発目は地獄行きだぜ」(地獄シリーズ4作)  片岡千恵蔵
7 1961「俺が地獄の手品師だ」(地獄シリーズ5作)   片岡千恵蔵
8 1962「裏切者は地獄だぜ」(地獄シリーズ8作)    片岡千恵蔵
9 1963「最後の顔役」                    片岡千恵蔵
101963「ギャング忠臣蔵」(ギャング・東映オールスターキャスト)
                                  片岡千恵蔵
111965「宮本武蔵 巌流島の決斗」(錦之助の宮本武蔵5作)
                                  中村錦之助
121969「昭和残侠伝 人斬り唐獅子」(昭和残侠伝シリーズ6作)
                                     高倉健
131969「日本暗殺秘録」(ギャング・東映オールスターキャスト)
                            片岡千恵蔵・千葉真一
141970「日本侠客伝 昇り龍」 (日本侠客伝シリーズ10作) 高倉健
151972「関東緋桜一家」(任侠・東映オールスターキャスト)  藤純子

・片岡千恵蔵の主演は、全15作の共演の中で1~10と13、の計11作。と多い。
・高倉健の主演は全15作の共演の中で12と13の2作のみとなる。
11作と2作の差は、かなり大きいといえます。1964年の高倉健の大ブレイク前が1~10で多いとはいえ、差は差です。
DSC06805.jpg東映ナンバーワン監督・巨匠松田定次、東映ナンバーワン大脚本家・比佐芳武、東映ナンバーワンスター俳優の片岡千恵蔵歴代ナンバーワントライアングルの映画でもあります。この3人で戦後に数多くの代表作を残しています。「二挺拳銃」という響きがイイ。

・上記の3、5~8、10は片岡千恵蔵のギャングシリーズにも同時に該当しています。
片岡千恵蔵のギャングシリーズ(高倉健との共演作のみ)
1 1956「恐怖の空中殺人」 (ギャングシリーズ8作)
3 1958「奴の拳銃は地獄だぜ」(ギャングシリーズ10作)
4 1959「無法街の野郎ども」(ギャングシリーズ11作)
5 1959「地獄の底までつき合うぜ」(ギャングシリーズ12作)
6 1960「二発目は地獄行きだぜ」(ギャングシリーズ13作)
7 1961「俺が地獄の手品師だ」(ギャングシリーズ14作)
8 1962「裏切者は地獄だぜ」(ギャングシリーズ20作)
101963「ギャング忠臣蔵」(ギャングシリーズ21作)

上記のとおりとなります。

・片岡千恵蔵と高倉健の助演同士での共演は、”片岡千恵蔵と高倉健の全共演作、全15作(1956~1972)”の計15作のうち2作あり、11作目は共演15作中、唯一の時代劇である「宮本武蔵 巌流島の決斗」中村錦之助の武蔵。宮本武蔵といえば、千恵蔵が映画で計11作12編、トータル28年間(1929~1957)も演じたあたり役の一つ、後輩の錦之助のためにラストの5作目に出演している。また、監督の巨匠・内田吐夢は千恵蔵ともコンビを組んで代表作を残している盟友同士でもあります。
・「関東緋桜一家」(任侠・東映オールスターキャスト)高倉健の妹分的存在でもあった女任侠スターの藤純子主演の引退記念映画で、千恵蔵と高倉は親子役を演じています。これが最後の共演作になりました。この映画は色々な意味での重要な映画です。いずれご説明します。
・東映オールスターキャストで2作で共演。”片岡千恵蔵と高倉健の全共演作、全15作(1956~1972)”の13と15は、高倉健の代表作である「昭和残侠伝シリーズ」と「日本侠客伝シリーズ」に千恵蔵がゲストで出演しています。千恵蔵は、主演作が300作を越している超大物俳優であり、もちろんクレジットは大トリでの表記です。
「二発目は地獄行きだぜ」は、千恵蔵の地獄シリーズ4作目&千恵蔵のギャングシリーズ13作目に該当するギャングアクション映画
二人は全15作(1956~1972)約16年間にわたって共演していました。高倉健が共演した俳優の中で、15作というかなり重要な数字があります。片岡千恵蔵は、高倉健が歴代で共演してきたスター以上の俳優との共演数において、15は上位の記録なのです。これも互いの誇れる履歴の部分ともなるでしょう。高倉健は片岡千恵蔵と15作で共演し、千恵蔵は高倉健が共演した俳優の中で1位ではないもの、15作も共演しています。二人の共演作を2014年にも見ていますが、高倉健は、俳優としても全盛期であり、千恵蔵の影響を大きく受けていると考えられます。
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2015/01/22 20:32 | 超大物俳優COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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