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新春企画”イタリア映画と日本映画のまさか「デカメロン」の謎などマル秘エピソードや秘蔵写真の掲載


2016年の1発目。久々に弾けてみました。原節子の流れを少しお休みして、久しぶりに外国映画のことを話してみようと思います。外国映画や洋画に詳しくないわけではありません。2015年のスカパーの洋画の映画チャンネルではさまざまな映画作品が放送されました。今回は写真の記事は異色な方法になりました。写真の記事で、進行させながら、記事は記事で進行しています。気になったものすべてだと膨大な量になるので、個人的に気になったほんの一部を取り上げます。

前回記事⇒原節子と初代・金田一耕助のたった1度の交わりとアメリカのナンバーワン映画スター

写真とエピソード1・ベルギー生まれの有名俳優のワーストを撮る


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2015年は元格闘家だったハリウッド俳優のジャン=クロード・ヴァン・ダムの特集がされていました。ベルギー人では世界的に有名な人物です。このブルーレイ含めて10作ほど録画しています。第18回ゴールデンラズベリー賞の最低スクリーンカップル賞を見事に受賞した「ダブルチーム」も録画しています。

文章パート1・イタリアと日本のまさか「デカメロン」の謎


巨匠のピエル・パオロ・パゾリーニアンドレイ・タルコフスキーの作品が2015年に放送されていました。大衆向けの娯楽作というよりはいわゆる映画作家がこの二人です。ピエル・パオロ・パゾリーニは、イタリアの映画監督で日本ではカルト映画として名高い「ソドムの市」で知名度があります。作品ごとにテーマ性が強く作家性が高い監督です。「デカメロン」(1971)という作品は強烈なインパクトがあります。イタリアの作家のジョバンニ・ボッカチオの作品で”10日物語”の意味し、1348~1353年頃に書かれたとされています。フィレンツェの3人の青年と7人の淑女とが繰り広げるストーリーです。日本語でデカメロンは胸やお尻のふくらみを連想させます。

ちなみに「青春のデカメロン」(1950)という作品が新東宝で、香川京子の主演によって作られていますが、この「デカメロン」(原題・Il Decameron)よりも映画よりだいぶ前の話です。まさか日本映画の影響は受けてはいないとは思います。こうした偶然の関連性も映画を知る上での面白さのひとつです。


文章パート2・表現の自由を求めて祖国を脱出


一方のアンドレイ・タルコフスキーは、全般的にはソビエト映画(現・ロシア)の監督で、1960年代から1980年代にかけて活躍し、1980年代前半にソビエトからフランスに亡命したことでも知られている映画作家です。ヨーロッパの評価が高かったこともあったと思われますが、ソビエトなので作品を作る自由が規制されてるんですね。そのため作りたい作品、表現の自由を求めるために祖国を離れています。

ピエル・パオロ・パゾリーニアンドレイ・タルコフスキーは今でも一部に日本にも熱心なファンがいます。ヨーロッパの巨匠というものは、1950年代は年間で10億人をの総観客動員を記録した日本映画は、今でも5000万人以上のそこそこな映画市場を維持していますが、ヨーロッパ方面の巨匠というのは3大映画祭(カンヌ、ベルリン、ヴェネツィア)などが成立したころから賞を取ることは巨匠になるために比較的に当たり前のことになっています。

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写真とエピソード2・チリ映画は現在進行形


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チリ映画も3作録画しています。チリ映画のイメージってほとんどない方が多いと思います。世界的な映画人がいません。写真にあるとおり録画している「NO」(2012)は2012年の第65回カンヌ国際映画祭や第25回東京国際映画祭で上映されたことがあり、有名な作品と言えるのかもしれません。チリ映画でグーグル検索するとトップに表示されます。チリ映画のイメージはこれから作られていくのでしょう。

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2016/01/03 18:53 | 写真投稿COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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