彼は彼らなければ存在しない 黒澤明ぱっくんちょ&イナカン 獄嘘「何故佐々木小次郎映画作られていない日本人はおかしい」
彼は彼らなければ存在しない 黒澤明ぱっくんちょ&イナカン 獄嘘「何故佐々木小次郎映画作られていない日本人はおかしい」
彼は彼らがいなければ存在しなかったのかもしれない。彼らが流れが無いので、存在しても違うものになっていたでしょう。
彼らとは梶原金八やその「鳴滝組」、同メンバーたちです。
黒澤明も大きな影響を受けた梶原金八やその「鳴滝組」、今回はその部分に関して迫りたいと思います。日本映画を壊した電通や日本映画界やマスコミが伝ええることを嫌い、外国人が知らないクロサワの裏の顔やタブーのいくつかに踏み込みます。
前回記事 黒澤明パクリ疑惑再浮上「群盗から七人」 電通の五輪開閉会式の日本文化は無能テロ 在日No.1俳優と鳴滝組の接点暴露
彼は彼らがいなければ存在しなかった マスコミが騙してきたクロサワの正体の一部
前回登場している『戦国群盗伝 総集編』、前後編の3本の脚本は梶原金八(メインは山中貞雄)、黒澤明はサード助監督で参加した作品でした。時代劇映画の名作を複数残した脚本家グループ「鳴滝組」(なるたきぐみ)の集団的ペンネームの梶原金八へ関与していました。
戦国群盗伝 総集編
黒澤明は、自分が突き抜け優れていて大きく活躍したというよりは、周囲や先人たちの影響が大きい監督で、もちろん才能もありした。前回も一部取り上げている、梶原金八以外の影響も数多くあります。
さらに稲垣浩や伊丹万作(作家押し出した時代劇で多くの代表作)、日活初期の外国系作品を得意とした左翼監督として知られる村田実などの影響も大きく、現代劇も時代劇も日活映画の影響も大きいといえます。作家押し出した時代劇という面で伊丹万作の影響もあり、大型作品は戦前にもっとも多くの大作時代劇映画に主演した、大俳優の大河内傳次郎の流れ、時代劇の父こと、伊藤大輔の影響もあります。
鳴滝組 梶原金八 山中貞雄 黒澤明 サード助監督
次は少し反れますが、路線だけではなく、俳優に関しても影響は大きく、黒澤明とコンビを組んだ三船敏郎のデビュー当時、東宝のトップ級先輩でもあり、大河内傳次郎などの流れを強く受け、事実上の系図、後継俳優の一人でもあるからです。などの部分は阪東妻三郎や片岡千恵蔵です。当り役は千恵蔵の宮本武蔵のリブートの大影響ですが、大河内の日活の大作や、伊藤×大河内のコンビ展開、大河内などの戦争映画を含めた東宝としての流れとすると、一番は大河内傳次郎だと考えられます。
三船敏郎
それは極端ですが、伊藤×大河内のコンビ展開⇒黒澤×三船のコンビ展開、稲垣×三船のコンビ展開につながっているともいえます。あえて極端に分けると、黒澤×三船のコンビ展開は時代劇と現代劇の前衛系路線、稲垣×三船のコンビ展開は時代劇の娯楽系路線でした。また稲垣×千恵蔵、伊丹×千恵蔵のコンビよりは、伊藤×大河内のコンビ展開の方が全体としては、大きいように思えます。
言うまでもありませんが、宮本武蔵映画(武蔵映画)は同イナカンつながりで、稲垣×千恵蔵⇒稲垣×三船と流れがあります。ですが、これは全体的とはいえません。あくまで部分的という範囲です。もちろん千恵蔵の武蔵は伊藤×千恵蔵も改修版を含むと6本がありました。
*東宝の時代劇のそのものが日活の流れを受けていると判断しています。
宮本武蔵映画 武蔵映画
また、サード助監督で参加した1937『戦国群盗伝 総集編』、『戦国群盗伝 前篇 虎狼』、『戦国群盗伝 後篇 暁の前進』や制作主任参加の1938『地熱』は滝沢英輔が日活の名監督(一時的に東宝でも監督)、「戦国群盗伝」の脚本などの山中貞雄や製作主任や助監督作品で、脚本の三村伸太郎や、直接な関与の無い八尋不二、その梶原金八やその「鳴滝組」、脚本などもこの影響が大きいともいえます。
戦国群盗伝 前篇 虎狼 戦国群盗伝 後篇 暁の前進
黒澤の日活でも監督歴があり、東宝の直接の師匠といえる、山本嘉次郎の影響の作風への影響は不思議と少ないものといえます。
稲垣浩 伊丹万作 左翼監督 村田実 大河内傳次郎 時代劇の父 伊藤大輔
山本嘉次郎 地熱
伊藤×大河内 黒澤×三船 稲垣×三船 稲垣×千恵蔵 伊丹×千恵蔵
彼は彼らがいなければ存在しなかった すでに巨匠だった時代劇形成の大先輩稲垣浩の大影響
間接的な影響と直接的な影響があります。彼が外国的な路線へ歩んだのは、千恵蔵映画の流れを経て、戦後の東宝時代劇の娯楽路縁のナンバーワン監督で、既に巨匠だった稲垣浩(愛称はイナカン)の影響は大きなものだったといえますし、個人的にはかなり大きいと考えています。黒澤自身の監督作品そのものへの方向性にも大きな影響があったといえます。
千恵蔵映画 バンツマ映画
稲垣は千恵蔵映画、バンツマ映画、大河内コンビなど、黒澤の登場前の1930年代中心に前衛と娯楽の両方で大成功している通り、前衛路線でも活動可能な監督、もちろん複数の大作でも成功を収めています。彼が戦後も前衛路線、外国的路線、もっと大作路線であったとしたら、黒澤明の監督路線はもっと娯楽的な要素が強いものになってでしょうし、日本的な映画が多く、戦後は多く貰いやすくなっていた受賞路線へ向うことは少なくなっていたでしょう。大先輩がいたことで、若手の路線が定まったもいえます。
稲垣は、東宝の関連でもあった時期の新東宝の1948『黒馬の団七』を監督した後、1950『佐々木小次郎』から、東宝の専属監督となりました。東宝のみだと黒澤は生え抜き、1943年監督デビューであり、年数も長いわけですが、稲垣は移籍組、映画監督としては15年ほど先輩です。同時に時代劇映画の監督として、代表作本数は生涯でも上回ることがなかった大先輩です。
黒馬の団七
しかも東宝1本目を含む、大谷友右衛門主演の『佐々木小次郎』は3部作は、年間ベスト10ランクイン含む、1000万級の大ヒットを記録しました。さらに総集篇も制作、事実上の4本目も製作されています。3本目と総集編に宮本武蔵で三船敏郎も出演しています。総集篇は何度か再放送され、録画済みです。『佐々木小次郎』は3部作は東宝にとって娯楽路線の時代劇映画として、かなり大きな意味を持つ映画です。
巌流島の武蔵と小次郎は日本人が忘れた真剣勝負の清さとそれゆえの危険の両面性を知る優れた題材
実は外国でも世界的に幅広く人気と知られている宮本武蔵や、その二刀流(大谷翔平より前から)ですが、外国人で佐々木小次郎の映画は作られていることを知らない人がいました。
宮本武蔵は、いわゆる二刀流はる二刀流の開眼以降をそんなに多くやってはいません。部分的に用いたというのが現実です。これは吉川英治の原作小説や映画やドラマでも同様、佐々木と対した巌流島でも同じです。相手と同じ立場でなければ、真の雌雄はけっせませんし、ただの卑怯者になってしまいます。
*雌雄=戦って勝敗を決めること。 優劣をつける
外国人は勝てばなんでもよいとやる、日本人は清く、正々堂々とやる。良い部分と問題がある部分があります。巌流島の武蔵と小次郎は、日本人らしさや見習うべき清さや尊さ、真剣勝負の末なら勝敗はこだわらない、勝ちも負けも称えあう価値があるなど、良い部分を伝えていますし、現代の日本人にも是非知っていただきたい部分ですが、それゆえに外国人にはこれが通用しない危険も考てもらえれば幸いです。
南モンゴルのように土地をバンバン購入し、多くは放置する日本侵略を進めている、反日国の中国や韓国などには、これは通用しません。
この両面性を学ぶためにも意味がある題材です。
数年前に「日本人は何故、佐々木小次郎の映画は作られていないんだ、日本人はおかしい」と話している外国人が出演していたテレビ番組を見たことあります。テレビ東京のあの番組です。
「何故佐々木小次郎映画作られていない日本人はおかしい」
大谷翔平
「作られているよ、60年以上前に」といいたくなったことを覚えています。商品化されていない映画なので、映画の初心者の外国人は知らないようです。テレビなのでこの外国人の話したことそのものが、台本の可能性もありますが、これは印象に残るものでした。
ブログ題名の「彼は彼らなければ存在しない 黒澤明ぱっくんちょ&イナカン 獄嘘「何故佐々木小次郎映画作られていない日本人はおかしい」」の「獄嘘」は投獄されているような無恥の嘘のことです。映画愛子発の造語です。
佐々木小次郎
巌流島の武蔵と小次郎
*大谷友右衞門は歌舞伎俳優の七代目 大谷友右衞門(1920年~ 2012年)のことです。
大谷友右衛門主演 稲垣浩監督の佐々木小次郎4本と主題歌を治めた貴重なSP盤復刻CD
大谷友右衛門主演、稲垣浩監督の佐々木小次郎4本
1950.12月『佐々木小次郎』
1951.03月『続佐々木小次郎』
1951.10月『完結 佐々木小次郎 巌流島決闘』(別題『完結 佐々木小次郎』)
・・・・・・・・『佐々木小次郎 総集篇』
佐々木小次郎は悲観の美学を描いた作品です。主人公は最後に負けることをわかっている、話の展開やオチで描くアメリカ映画などにNOを押し付けていることも日本の個性の一つであり、非常に重要です。映画は一概にストーリーではないのです。最後は散るからこそ、決まっているからこそ、できる描けるドラマがあるのです。
千恵蔵版の宮本武蔵で佐々木小次郎を演じ、10つほどある代表的役の一つにした、大名優の月形龍之介は1、2、総集編で「南屋十兵衛」役、三船敏郎は3本目と総集編に宮本武蔵役、山根寿子はヒロインの兎彌役で4本に出演
で出演しています。またこの4本の稲垣浩は、藤本弓名義で脚本参加、同時に稲垣浩は製作も務めています。
原作兼脚本参加は長谷川伸の弟子としても知られる、名時代小説家の村上元三、音楽は日本映画音楽上位の数十本の代表作がある深井史郎、さらに三人目の脚本参加の松浦健郎も戦後に100本以上を手掛け現代劇と時代劇の両方で活躍した脚本家です。
*藤本弓は稲垣浩のペンネームとして知られている。
月形龍之介 南屋十兵衛 山根寿子 兎彌 藤本弓
長谷川伸 村上元三 深井史郎 松浦健郎
悲観の美学
主演の大谷友右衞門は、この佐々木小次郎4本以外は、主演の大きな成果を残せず、1955年に映画界を去っていきました。この佐々木小次郎役の上手くイメージを壊すことができなかったわけです。1964年に四代目 中村雀右衛門=中村雀右衛門 (4代目)襲名し、女形で高いj評価をし続けて、1991年に人間国宝の認定(重要無形文化財保持者各個認定)を受けました。
七代目 大谷友右衞門 中村雀右衛門
人間国宝 重要無形文化財保持者各個認定
続佐々木小次郎 完結 佐々木小次郎 巌流島決闘 完結 佐々木小次郎 佐々木小次郎 総集篇
日本映画主題歌集(9)戦後編
メーカーは日本コロムビア、発売年は1996年のSP盤復刻、13本の名作から21曲が収録。3曲目と4曲目に『佐々木小次郎』は3部作の主題歌が収録されています。これは非常に貴重です。
3 東宝「佐々木小次郎」~佐々木小次郎旅姿 / (00:03:14)
4 東宝「佐々木小次郎」~珊瑚の島唄 / (00:03:31)
佐々木小次郎旅姿 珊瑚の島唄
まさに作られてきた人物 多くの先輩や周りのライバルによる形成
稲垣浩はクロサワに大きな影響を与えているので、まったく反れたもいえませんが、ようやく本筋側の黒澤明に戻ります。
もちろん松竹の木下恵介や小林正樹などの比較的年齢が近い、外部監督のライバルの影響も少なくはありませんが、同東宝としては同東宝の豊田四郎の文芸路線の影響も彼の監督作に影響を得た得ています。東宝の先輩である豊田は日本的作風の文芸路線の映画を多数手掛けました。黒澤も初期に日本的な文芸を活動的に描く作品をいくつか監督していますが、文芸路線は豊田に譲る形で、外国的な大作映画を撮る撮る路線に向うことになりました。勿論これは、多くの先人の流れや、同東宝の他の監督の影響があってこその展開ができたわけです。
木下恵介 小林正樹 豊田四郎 北野武
だいぶ簡単に取り上げていますが、影響だけでも、細かく書くとさらにあります。彼は周囲や先人の畑に作られているという、マスコミが伝えない事実を知っていただけたらと思います。優れていたのは彼は彼自身だけではなく、個人的には彼自身はそこまで優れていたとは考えていない側ですが、当時の日本映画が非常に優れていたことが、生み出した人物の一人だったのです。
簡単に言えば、悪く言えば、パク・の名手です。詳しくない方はこれさえも気づかないかもしれません。マスコミは後付けで誇張した雰囲気や、都合よく誇張して電波に広められた実積のような、空気が存在しているからです。マスコミが作り上げた大半は日本映画のイメージの誇張は悪です。
次回もさらにぱっくんちょの名手に迫ります。パク・の名手と書いていますが、これは褒め言葉です。北野武は東映のやくざ映画の影響は強いし、こちらもぱっくんちょ監督なわけですが、彼よりはさすがにクロサワの方が断然評価できます。
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2021/09/01 19:42 | 邦画の探求 | COMMENT(3) | TRACKBACK(0)