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ホラーでもないのに死されても生き返る男が暗躍する名作映画

ラストは近いよう遠いのです。

順位・作品タイトル 
    主演          監督     公開年度
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4・エロス+虐殺(完全版) 
   岡田茉莉子       吉田喜重    1970

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主なスタッフ
出演・岡田茉莉子(主演で2役) 原田大二郎 細川俊之 
高橋悦史 楠侑子 八木昌子 稲野和子 他(WIKIはデータが×w)
監督・吉田喜重 脚本・山田正弘 吉田喜重 
音楽・一柳慧 製作・曾志崎信二 吉田喜重
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2011ランキングも後少し・前回のランキングの内容。

4位はエロス+虐殺(完全版)、エロス+虐殺の完全版なわけです。エロス+虐殺のノーマルバージョンとは作品の総分数が違って、ノーマルバージョンで省かれた部分もそのままあるの「エロス+虐殺(完全版)」です。写真は録画したDISCが見つからず用意できませんでした。全文長いんで2回に分けます。

吉田喜重(よししげ)の”ATG(日本アートシアターギルド)”という映画制作の独立プロダクションで監督していた時期の代表作のひとつがこの「エロス+虐殺」です。これをエロ映画とらえてしまう方は初心者なんだとおもわれます。
作品ジャンルは文学要素も在り男女のどろどろも、対話劇でもありながら松竹の伝統やフランスの前衛的内容がMIXされていて2011の35本の中で独創性は1位、独創性が飛びぬけて高い作品、アンダー・グラウンド映画にも該当。日本ヌーヴェルヴァーグ作品が正確かなあ。

 劇中のほんの一部をわたくし、すと流の解釈でお話します
いきなり裁判的電話シーンから始まる。聞き取り調査される伊藤魔子。劇中では俳優座の俳優が多く映画に出ています。たとえば原田大二郎で、岡田茉莉子(まりこ)と原田大二郎のエロスなしのちゃめっけたっぷりのお遊びシーンなども印象に残ります。殺し合いのシーンのあと大人がふつーに無邪気に遊んでいる。岡田茉莉子という人は今では当たり前のモデル女優の最初のような方でした。デビューされたころは胸がぺちゃんこの女優が多い中で岡田茉莉子は違い、胸もお尻も大きく出てて超グラマー。日本最初のSEXシンボルだとおもえる大女優に近い名女優。代表作はこれも含む約10作。当時30代(約37歳)とはおもえない肉体美も披露しています。(最初にこの映画見たとき若いので普通に20代後半だと思っていました)

 劇中約2時間40分の最後の方にある舞台装置登場シーンは劇中の大正時代人物が総登場。大正時代の政治革命家大杉栄(細川俊之)などが目の前に登場します。それ以前女3男1の4角関係の末、大杉栄が死んでもシーンが切り替わり生き返る(違う捕らえ方では想定劇ともいえそうだから死んではいない)これはパラレルワールドだから可能でもある。そして別な形での2度目の死なども描いています。岡田茉莉子が現代は伊藤魔子と大杉栄の不倫相手役伊藤野枝でも登場、大正(架空世界?設定)と現代の同時進行、。まあ説明が難しいないようなわけですよ!映像的にはエロイだけではなくて、性というものがどのようなものであるのかを側面的にも追及しいる。(アニメの新世紀エヴァンゲリオンのテレビシリーズが「エロス+虐殺」からパクったシーンが数シーンあり)

あの頃映画 松竹DVDコレクション エロス+虐殺(ロングバージョン)
スカパー版を見たので、販売版は見ていませんが(ロングバージョン)が(完全版)のことかもしれません
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2013/08/24 00:37 | ランキング(11~COMMENT(1)TRACKBACK(0)  

コメント

ちゃんちゃ

エロス+虐殺は解釈がきわめて難しい作品です。8 1/2(はっか にぶんのいち)もそうなわけですがw

No:68 2013/08/24 01:09 | すと緑 #- URL [ 編集 ]

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