視聴者レベルが名作発堀す、本当の名作映画が出土!!

8 1/2」は月のたとえられるとわかりやすい前回書きましたがまさにそうなんです。
地球(=視聴者)から見ると月(=「8 1/2」)は地球との関係(=視聴者の精神状況や視聴者レベルや現実での年齢)で三日月や満月など多くの顔を覗かせます。作品は見るごとに姿や印象気づく部分が変わる。

1位「8 1/2」(はっか にぶんのいち)1963年 イタリア
     
監督・フェデリコ・フェリーニ  
主演・マルチェロ・マストロヤンニ 
助演・クラウディア・カルディナーレ アヌーク・エーメ エドラ・ゲイル など


たとえば、1度目は普通に見して流していたのに、俳優の意味を持つ所作に違う意味を見出す。*視聴者レベル(=作品を見て考え整理し自分なりに解釈・理解し昇華するレベル)

この「8 1/2」の映画ジャンルは難しいです。今まで見た映画の中でも一番難しいクラスには入ります。基本的に現実と幻想や幻覚や回想、自分と他人、妻・不倫相手、家族などとのトラウマなど、”その境界”を描いているのですが、辛いコメディ要素やファンタジー色も多少あります。もちろん、映像の魔術師・フェデリコ・フェリーニらしく女優を纏い(まとい)おじさん俳優をも纏う。そんなジャンルですw

それではダメなので、わたしなりに「8 1/2」の映画ジャンルを書くと”仮想劇”や”不思議劇”または”境界劇”だと思います。境界劇が一番当てはまるように思います。他の作品にあるホームドラマやアクションや恋愛などのように、当てはまるものが具体的に難しいのです。現代劇であるのは事実なのですがそこからが難しいところなんです。
フェリーニを読む―世界は豊饒な少年の記憶に充ちている (ブック・シネマテーク (11))

あらすじ内容もなんとなくおさらいしましょう。もちろん説明しても人それぞれな部分が強いので、見なきゃわからない内容です。 映画監督のグイドが新作の映画に悩み苦しみ女性や製作者などとの人間関係でも悩み破綻し、回想、幻覚や幻想、女性ばかりのハーレムの”快楽ばかりの虚構の世界”に身を投じていく内容です。フェリーニ自身がグイドに投影されているところもありそうです。監督と作品は、自分と鏡の関係。現実と虚構の世界や境界の中でフェリーニ調な演出やパターンが光る。独自な演出やパターンが数多く存在します。日本で言うと、小津安二郎の戦後のいわゆる小津調の名作たちのように、フェリーニ独自な作風です。他の監督がやるとただの真似として評価されてしまう。たとえば、1995年から始まったアニメの某EVAも「8 1/2」の影響もあります。現実と虚構とか境界ありましたよね~。まさに影響(悪く言うとパクリ)です。

たとえば、カメラを回しながら数多くの人物を纏うように動いていく描写や、女役を一時的にメイン線上に配置しそのまま出番終了というパターンなど、内容としてかみ合わせつつそれらをやるからすごいのです。

さらに、世界一美人とも当時言われたフランスやイタリアの女優をうまく描く。
イタリアの歴代上位の大俳優であるマルチェロ・マストロヤンニとの名コンビや長年の名コンビである音楽のニーノ・ロータとのトライアングルも絶妙に輝く。

深く奥深く面白く楽しいけど、悩ませ、苦しめ。なんともいえない味わいの
世界歴代上位に来る不滅の名作”です。

【映画チラシ】8 1/2  /監督・フェデリコ・フェリーニ  //洋ナハ

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2014/01/24 17:33 | ランキング(11~COMMENT(1)TRACKBACK(0)  

コメント

ふんがーーーーーーーーーーー

ぜひ。視聴者レベルを上げることが映画やアニメドラマをちゃんと見ることにつながります。

No:86 2014/01/24 17:40 | ぜひ #- URL [ 編集 ]

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