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映画を孕んだ「Fate/stay night Unlimited Blade Works」というアニメ。

映画を孕んだ「Fate/stay night Unlimited Blade Works」というアニメ。

アニメ話の久々にします。アニメブログつくれずじまいです。アニメ映画の話も入っているため、こちらに書きます。映画愛子は映画やドラマ以前は”アニメファン”でもあるので、そこそこを歴代レベルで詳しいし見ています。

今期のアニメを一通りを見てる途中ですが、映画愛子的には、「Fate/stay night Unlimited Blade Works」が今期のアニメでナンバーワン候補です。いわゆるアニメのFateシリーズに該当します。Fate~のテレビアニメ作品の通算4作目に該当します。現時点で「Fate/stay night」(2006)「Fate/Zero(1)」(2011)「Fate/Zero(2)」(2012)「Fate/stay night Unlimited Blade Works」(2014)。ちなみに映画作も作られています。「Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS」(2010)です。stay nightと同じ山口祐司・監督によるものです。映画含めると5作目です。

最初のアニメ「Fate/stay night」が2006年に2クールが放送されたのですが原作は2004年のPCゲーム(パソコンゲーム)でファンには異例の大ヒットしました。愛子もプレイしています。のちのいろいろなハード(家庭用ゲーム機器)へも移植されました。ゲームは名作ですが、最初のstay nightのアニメ化はまあまあであったため、消化不良なファンが多かったのも事実です。今回はリブート的(再起動)要素もあります。映画の「Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS」(2010)の再アニメ化でもあるからです。アメリカの映画などでリブート作って最近ありますね。再起動作としてアニメ化し他の展開につなげたいようです。

今回のUnlimited Blade Works(略はUBW)の内容は、主にPCゲームの”遠坂凛ルート”の再映像化&全体的に丁寧に描きなおす内容なっています。部分的に追加されてる要素もあるのかもしれません。UBWは第2シーズンも放送される予定で流れでFateの映画の2作目も公開されるとか、ホントファンをどこまで引きずるのか、最近の作品らしくじわじわ展開していてタマに傷です。内容が良ければまだ許すです。

原作に近い感じになってるように思います。原作が伝奇活劇ビジュアルノベルという”ビジュアルノベル”だったので原作のような感じを出しています。空気感は小説が原作でFate/stay nightのスピンオフ作品の位置付け「Fate/Zero」の2つの2シリーズ(2011~2012年)の流れを継承しているので、安定している印象です。

0話があり1話に入りました。事実上は0話が1話、1話が2話に該当します。キャラクターも2006年のアニメの声優がほとんどそのまま登場しています。以前、ufotable(ユーフォーテーブル)というアニメーション製作会社が「空の境界」シリーズという全8章からなる劇場アニメシリーズを製作しています。この「Fate/stay night Unlimited Blade Works」も「Fate/Zero」も同じくufotableが製作です。監督も「空の境界」シリーズ(からのきょうかい(2007~2010年))に参加した監督の8名の中から、今回のアニメ「Fate/stay night Unlimited Blade Works」は、第6章を担当した三浦貴博が監督をしています。ちなみに「Fate/Zero」の2つのシリーズは、第1章を担当したあおきえいが担当をしてるため、作風の大まかな部分につながりがあります。そのため内容が安定しているところがあります。両作は同じ原作者でもあり、製作会社も同じ、引き継いで製作できる利点あり、継承してる部分や引き継いでる部分などを考えても楽しめます。
遠坂凛というキャラクター。魔術師に家系に生まれて、悲願であった聖杯戦争に参加し、主人公と時には対立、特には協力していくことになります。いわゆるツンデレキャラといわれています。今は妹ではない妹のことや遠坂家のことなどもあり、いろいろと深みがあります。
愛子的にはアーチャーというキャラクターの声が違う感じで驚きましたが、声優は同じ人(諏訪部順一)でした。最初のシリーズと違う役作りをしてるのか、忘れていたりもありえる。0話がある意味主役でありヒロインの遠坂凛の目線で描かれていてよかったです。stay nightではセイバーというキャラクターをヒロインに描かれています。そのため遠坂凛はサブヒロイン、または脇役のなうな立場です。そのキャラがメインで描かれて、どれだけ魅力を定着できるのかも注目です。最初のアニメ化で描かれたように本編の主人公である衛宮士郎の目線で展開していきます。どこのあたりでstay nightでは映像化していない部分を取り入れて、UBWで描く部分へつなげて、うまく描けるかもポイントです。

Fateシリーズのアニメを見てると、日本のアニメは繊細で緻密だなあと感じます。随所に職人技を感じます。アニメファンからすれば職人技など当たり前になってるので、あまり驚かないのが現実です。特にこのFate作品にはそういう部分が出ています。また、コレもFate/Zeroもですが、全盛期の時代劇を思い出すときがあります。今の作品ほど当時の作品は緻密ではないのですが、緻密すぎるのも今の作品の難点だったりします。作り込みすぎるマイナスは、既存のファン以外がとっつきずらい部分もあります。この作品は現時点で緻密のバランスとかもうまくやれてると自負しています。用語とか設定や世界観で押すところや諸々、アニメには昔の時代劇の作品が知らないところに、かすかに生きていたりもします。

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2014/10/18 19:07 | アニメ・探求COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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