京アニ30年目の汚点??「響け!ユーフォニアム」、「アルスラーン戦記」、「俺物語!!」
「響け!ユーフォニアム」はアニメ製作会社の京都アニメーションが創立30周年目に放つ新作です。2009年から2011年まで作られた同社の「けいおん!」というヒット作と多少は関連があるのではと考えています。「けいおん!」は軽音部、「響け!ユーフォニアム」吹奏楽部を描いてるわけで2作は関連がありそうです。
いわゆる、女の子キャラクターモノであり、その魅力を重視させた作品になりそうですが、1話の時点では「けいおん!シリーズ」よりは、メインのキャラクターに全面を置いていない印象を受けました。他のサブキャラクターも多く登場させたいような印象を受けます。男役も多く出てきそう。それゆえに難しい部分も・・
「けいおん!」はキャラクターいじり的な部分と歌を全面に押し出したアニメでした。どんな風に違いを付けるのか、付けていくのかも見どころでしょう。また、京都アニメーションといえば、デジタル映像に定評がる会社なので、少なくても映像の技術においては今期でもナンバーワン候補の作品です。
京都アニメーションを代表するベテラン監督の石原立也と「けいおん!」シリーズの監督の山田尚子もシリーズ演出で参加しています。石原さんといえば、「AIR」や「涼宮ハルヒの憂鬱シリーズ」ですね。WIKIには他にも代表作が書いてありますが、ちょっと大きく代表作を多く書き過ぎだと思います。
アニメから少し離れますが、最近、映画を録画して出演者のWIKIなども確認していたら、菅●●●や●●●月なども代表作が大きく誇張されているのを確認しました。代表作の誇張は現役の俳優に多くありますが、菅●●●は代表作が数えるほどしかありません。映画含めて10以上あることになっていました。●●●月は代表作さえ特にない脇役が中心の若手女優です。仕事を欲しいためか、事務所が誇張して管理している可能性もあり、WIKIが悪意がある内容となっています。
石原立也の代表作には「Kanon(2006)」は入れてもいいとは思いますが、「CLANNAD -クラナド-」や「CLANNAD 〜AFTER STORY〜」には疑問を感じますね。DVDなどのセールスはそこそこ売れたんですが、大方よいのですが、内容の細かい部分に難がありました。「中二病でも恋がしたい!」は中二病という言葉が話題にはなりましたが、セールス的には難があり、そこまで売れませんでした。「日常」は代表作には含むのはおかしいと思う作品でした。全てが代表作だと富野監督もですが、巨匠に近くなっちゃいますよ。2000年代風に女の子キャラクターをメインで描く作品を、アニメ業界の一部のジャンルとして定着させた痕跡はあるので名監督にはぎりぎり入ると思います。

響け!ユーフォニアム 1 [Blu-ray]
「アルスラーン戦記」は、アニメファンにはおなじみのOVAシリーズのスペースオペラ「銀河英雄伝説」の田中芳樹が原作です。知る人にはまさに田中芳樹らしい作品という感じです。大きなスケールで戦いを描いています。一言でいえば、銀河~と同様にスケールが大きい戦争モノのような作品です。違う種族との偏見や差別、しかし同じ人間という部分も描こうとしてるのかな・・しかし、「アルスラーン戦記」は銀河英雄伝説のように宇宙ではなく地上ですね。そこが大きな違いだとわかる1話です。
愛子としても「銀河英雄伝説」も思い入れがある作品であり、1話を見て思い出してしまいました。「銀河英雄伝説」は外国ドラマのような演技をさせていたアニメで、落着いた雰囲気の中にも秩序が定着した内容でもありました。通算が100話以上が作られました。「アルスラーン戦記」にも「銀河英雄伝説」のアニメをお手本にしてる部分が多くあります。田中芳樹といえば、やはり銀河英雄伝説なので必然なのでしょう。
また、1話を見て驚いたんですが阿部記之が監督。あの見覚えがある名前は「幽☆遊☆白書」の監督ですよ。このアニメは週刊少年ジャンプの全盛期を支えた作品の一つでアニメも大ヒットしました。視聴率も18パーセント以上を連発していた90年代を代表する少年向けのアニメでした。「アルスラーン戦記」は声優が地味なのにも驚きました。最近のアニメは地味な声優はあまり使わない傾向にあるので、作品のためにちゃんと選んでいると思われて地味ではありますが好感が持てます。
「響け!ユーフォニアム」は4話まで見ていますが、1話以降は正直、厳しいです。1話は勢いで過大評価していた部分はあります。見てて変に堅いというか、説明的すぎるというか、細かいバランスにも問題あると感じてしまう。ストーリーを描くゆえかキャラクターや声優もいまいち活きていない気もするし、キャラクターならキャラクターを中心で描く方が内容としてはうまくいきそうですが、原作的にそれができないのでしょう。今期では上位なのですが、細かいさまざまな部分においては京アニの技量のなさを感じてしまう。細かいズレも積み重なると大きくなります。最終回まで終わらないと断言はできませんが、色々と描こうとしてて”二兎を追う者は一兎をも得ず”のような雰囲気を感じます。今後への期待も込めて要望を書いてみました。
4話までいうと、「俺物語!!」が安定感がありますね。少女漫画が原作で、ごつい力士のような体格の男子の目線で描かれていて、設定には新鮮味もありますが、浅香守生監督らしい、基本の丁寧で繊細な展開や描写が魅力です。初回放送のときにBS2(現・BSプレミアム)で本放送を見ていましたが「カードキャプターさくら」や最近では「ちはやふる」(1~2シリーズ)など斬新さや突き抜けた内容や刺激は無いですが、着実に評価される作品を作る監督です。映画ほどではないとは思いますが、アニメも監督が大きいのです。
俺物語!! Vol.1 [Blu-ray]
力士のようなごつい男子がいることで、有りそうでない3角関係が成立。アニメだからできる部分です。
4話時点ではこういう感じにベスト3をさせてもらいました。
・「Fate/stay night -Unlimited Blade Works- 2ndシーズン」
・「魔法少女リリカルなのはViVid」
・「俺物語!!」
いわゆる、女の子キャラクターモノであり、その魅力を重視させた作品になりそうですが、1話の時点では「けいおん!シリーズ」よりは、メインのキャラクターに全面を置いていない印象を受けました。他のサブキャラクターも多く登場させたいような印象を受けます。男役も多く出てきそう。それゆえに難しい部分も・・
「けいおん!」はキャラクターいじり的な部分と歌を全面に押し出したアニメでした。どんな風に違いを付けるのか、付けていくのかも見どころでしょう。また、京都アニメーションといえば、デジタル映像に定評がる会社なので、少なくても映像の技術においては今期でもナンバーワン候補の作品です。
京都アニメーションを代表するベテラン監督の石原立也と「けいおん!」シリーズの監督の山田尚子もシリーズ演出で参加しています。石原さんといえば、「AIR」や「涼宮ハルヒの憂鬱シリーズ」ですね。WIKIには他にも代表作が書いてありますが、ちょっと大きく代表作を多く書き過ぎだと思います。
アニメから少し離れますが、最近、映画を録画して出演者のWIKIなども確認していたら、菅●●●や●●●月なども代表作が大きく誇張されているのを確認しました。代表作の誇張は現役の俳優に多くありますが、菅●●●は代表作が数えるほどしかありません。映画含めて10以上あることになっていました。●●●月は代表作さえ特にない脇役が中心の若手女優です。仕事を欲しいためか、事務所が誇張して管理している可能性もあり、WIKIが悪意がある内容となっています。
石原立也の代表作には「Kanon(2006)」は入れてもいいとは思いますが、「CLANNAD -クラナド-」や「CLANNAD 〜AFTER STORY〜」には疑問を感じますね。DVDなどのセールスはそこそこ売れたんですが、大方よいのですが、内容の細かい部分に難がありました。「中二病でも恋がしたい!」は中二病という言葉が話題にはなりましたが、セールス的には難があり、そこまで売れませんでした。「日常」は代表作には含むのはおかしいと思う作品でした。全てが代表作だと富野監督もですが、巨匠に近くなっちゃいますよ。2000年代風に女の子キャラクターをメインで描く作品を、アニメ業界の一部のジャンルとして定着させた痕跡はあるので名監督にはぎりぎり入ると思います。
「アルスラーン戦記」は、アニメファンにはおなじみのOVAシリーズのスペースオペラ「銀河英雄伝説」の田中芳樹が原作です。知る人にはまさに田中芳樹らしい作品という感じです。大きなスケールで戦いを描いています。一言でいえば、銀河~と同様にスケールが大きい戦争モノのような作品です。違う種族との偏見や差別、しかし同じ人間という部分も描こうとしてるのかな・・しかし、「アルスラーン戦記」は銀河英雄伝説のように宇宙ではなく地上ですね。そこが大きな違いだとわかる1話です。
愛子としても「銀河英雄伝説」も思い入れがある作品であり、1話を見て思い出してしまいました。「銀河英雄伝説」は外国ドラマのような演技をさせていたアニメで、落着いた雰囲気の中にも秩序が定着した内容でもありました。通算が100話以上が作られました。「アルスラーン戦記」にも「銀河英雄伝説」のアニメをお手本にしてる部分が多くあります。田中芳樹といえば、やはり銀河英雄伝説なので必然なのでしょう。
また、1話を見て驚いたんですが阿部記之が監督。あの見覚えがある名前は「幽☆遊☆白書」の監督ですよ。このアニメは週刊少年ジャンプの全盛期を支えた作品の一つでアニメも大ヒットしました。視聴率も18パーセント以上を連発していた90年代を代表する少年向けのアニメでした。「アルスラーン戦記」は声優が地味なのにも驚きました。最近のアニメは地味な声優はあまり使わない傾向にあるので、作品のためにちゃんと選んでいると思われて地味ではありますが好感が持てます。
「響け!ユーフォニアム」は4話まで見ていますが、1話以降は正直、厳しいです。1話は勢いで過大評価していた部分はあります。見てて変に堅いというか、説明的すぎるというか、細かいバランスにも問題あると感じてしまう。ストーリーを描くゆえかキャラクターや声優もいまいち活きていない気もするし、キャラクターならキャラクターを中心で描く方が内容としてはうまくいきそうですが、原作的にそれができないのでしょう。今期では上位なのですが、細かいさまざまな部分においては京アニの技量のなさを感じてしまう。細かいズレも積み重なると大きくなります。最終回まで終わらないと断言はできませんが、色々と描こうとしてて”二兎を追う者は一兎をも得ず”のような雰囲気を感じます。今後への期待も込めて要望を書いてみました。
4話までいうと、「俺物語!!」が安定感がありますね。少女漫画が原作で、ごつい力士のような体格の男子の目線で描かれていて、設定には新鮮味もありますが、浅香守生監督らしい、基本の丁寧で繊細な展開や描写が魅力です。初回放送のときにBS2(現・BSプレミアム)で本放送を見ていましたが「カードキャプターさくら」や最近では「ちはやふる」(1~2シリーズ)など斬新さや突き抜けた内容や刺激は無いですが、着実に評価される作品を作る監督です。映画ほどではないとは思いますが、アニメも監督が大きいのです。
4話時点ではこういう感じにベスト3をさせてもらいました。
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2015/05/03 16:59 | アニメ・探求 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0)
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