映画界が震撼・映画「男はつらいよ!」が崩れゆくまでの軌跡。幻のお化け映画シリーズの扉に鍵がかかる
今回は衝撃的、事実が判明してしまいました。映画「男はつらいよ!」が49作を作られる前から撃破されていた部分がある。その流れが今回にも存在しています。世界の映画界が震撼する瞬間がココにあれば幸いだと思います。
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新諸国物語の映画化された作品たちパート3(18~45作目)・東映の映画スターたちと山城新伍、目黒祐樹、吉田義夫のトリオ
原作・「 タイトル 」
映像化数 公開年数 映画タイトル 映画会社
主な出演者 監督
・特徴解説
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原作・「新諸国物語 七つの誓い」
18 1956 新諸国物語 七つの誓い 黒水仙の巻 東映京都
19 1957 新諸国物語 七つの誓い 奴隷船の巻 東映京都
20 1957 新諸国物語 七つの誓い 凱旋歌の巻 東映京都
出演=五郎・中村錦之助、黒覆面・東千代之介、夕月丸・大川橋蔵
加賀爪丹波・月形龍之介、高山伊織・坂東簑助 監督=佐々木康
「新諸国物語 七つの誓い」3部作は中村錦之助と東千代之介が共演した最後になります。東映の時代劇映画の若手3大スター錦之助、橋蔵、千代之介の豪華共演を果たす。若手3大スターが同時に楽しめる上に、それが新諸国物語シリーズであるという幸せも同時にかみ締められます。
また、この3部作には、翌年の1962年に八代目・坂東三津五郎を襲名する前の坂東簑助(みのすけ、のちの人間国宝)も脇役で出演しています。
少しそれますが、「新諸国物語 七つの誓い」3部作の監督は、映画を通算160作以上の映画を監督した映像化監督の巨匠・佐々木康です。佐々木康は、東映のナンバー1俳優・片岡千恵蔵との50作近い名コンビでも知られる巨匠・松田定次に次ぐ、東映の全盛期のナンバー2ともいわれるヒットメーカーでもありました。
佐々木康は片岡千恵蔵とのコンビ作も20作ほどありますが、東映時代にもっともコンビを組んだのは東映のナンバー2俳優といわれた市川右太衛門です。これも有名ですが、ナンバー1の俳優と監督、ナンバー2の俳優と監督が実質、一番多くコンビを組んだといえます。これも東映の映画黄金期だからできる独自なやり方でした。
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原作・「新諸国物語 紅孔雀の番外編3・風小僧の映画シリーズ」
>通算21~45 1960 風小僧シリーズ 全25作
*風小僧の劇場版は、テレビ版を再編集して全25作に分割した劇場用のブローアップ作品の映画
>風小僧の1~7作目 小六こと風小僧=目黒ユウキ(現・目黒祐樹)
>風小僧の7~25作目 風の小六(風小僧)=山城新伍
・東映の初のテレビドラマとしてドラマファンには認知されている幻のテレビドラマの時代劇の劇場公開版。劇場版は残されていますがテレビシリーズ自体は現存していないようです。1話から13話まで主役の風小僧を演じた目黒ユウキ(現・目黒祐樹)は学業に専念する意向があり、13話で降板したと東映チャンネルのメイキング番組でも話していました。

↑目黒ユウキによる風小僧のテーマソングも含まれています。
その後、13話まで風小僧の師匠役で参加していた山城新伍が、14話以降は成長した風小僧を演じることになりました。13話は映画版では7作目に該当すると考えられています。わたくし愛子も録画していますが、東映チャンネルで2016年5月から劇場版シリーズの初放送がされています。
この風小僧の初放送を記念したメイキング番組の中で、目黒祐樹が当時の撮影のことを振り返って、東映の数多くの映画やドラマに出演した名脇役の吉田義夫のことを話しています。悪役の印象(善人、中立、被害者も多い)とは違ってすごく優しい人だったと語っています。個人的にも吉田義夫は映画やドラマ含めて100度くらいは見かけています。
山城新伍はタレントとして活動していましたが、俳優としての活動は脇役のイメージの方が先行していますが、デビュー当時は青年スター路線で売り出していました、残念ながら主役ではあまり大成せず、脇役に回されていきます。風小僧の映画での活動も実積です。
*吉田義夫・阪神の元名遊撃手の、元監督、現在は野球解説者の吉田義男とは一文字は違うものの、同姓同名の別人です。
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2016/05/19 17:52 | 邦画の探求 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0)
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