驚愕左翼コラボ実在 村田実&黒澤明のマクシム・ゴーリキー原作映画類似点
驚愕左翼コラボ実在 村田実&黒澤明のマクシム・ゴーリキー原作映画類似点
前回はロシア映画における両名のつながりを指摘していますが、今回はさらに直接的なマクシム・ゴーリキーに関する両名につながりにも触れます。これも、まさに左です。左翼・・・比較的に刺激的なタイトルですが、これはブログ記事、ご了承ください。
良き日本映画崩壊にも大きく関与しています。それはなぜか、日本の文化や個性が消えて、外国の一部として飲み込まれ、価値が喪失、侵食、毒されていくことです。外国の一部になると日本の価値は無くなり、外国側からの日本を求める価値も消えていきます。そう、こうなると元に戻ることは難しく、日本にとっても外国にとってもよいことはありません。こうした考え方があります。
映画における左は、政治そのものとも一定の関連がありますが、上手に立ち回らないとその国の良き文化や映画の独自性を喪失の危険をはらんでいます。
前回記事⇒村田実から黒澤明へ大尊敬ホント理由 ロシア文豪&ロシア映画の壮絶左バディ
日本で多く製作されている低予算ホラー映画の悲しい現実
もう少し上記の流れを広げると、たとえば日本で多く製作されている低予算ホラー映画、あれもアメリカの置き換えが基本です。
ホラー映画そのものの形成は映画創世記のフランス映画が最初ですが、1920年代の吸血鬼・ドラキュラ映画などのドイツの精神的・心理的な要素を重視したホラー映画などを経て、現在における概念の大きな定着は1980年から製作されているアメリカの『13日の金曜日』シリーズは大きなものだと考えられます。日本では1998年から「リングシリーズ」(貞子の出演映画シリーズと重なる部分があり)などの初期がスマッシュヒットを記録、これも映画としては『13日の金曜日』などの外国の流れと、時代劇映画『東海道四谷怪談』の有名キャラクターのお岩さんなどの日本の怪談の要素の流れをいじくって、日本風現代風にした作品です。
近年に再燃したアメリカの低予算ホラーの流れで大量に日本で製作されています。2007年からスタートの低予算のアメリカ映画『パラノーマル・アクティビティ』シリーズなどのヒットの影響も大きく、2019の日本映画『カメラを止めるな!』などの低予算ホラー映画もこの結論的な流れです。悪くいうと日本を壊す外国かぶれの村田&黒澤にも通じているため、あえて取り上げているわけですが、これも一概に評価できない評価の原因に含まれます。日本の独自な部分に踏み込んで言えうわけではないことに落胆です。
ちなみに日本で多く製作されている低予算ホラー映画も本数だけは膨大ですが、ほとんどが当たっていません。ちなみに時代劇映画の怪談映画ジャンルは日本特有の概念、日本の特有のシステムが多く目に存在しています。日本のホラー映画がこの怪談の要素があればまだ良いわけですが、そうも考えにくいのが現実です。
13日の金曜日 吸血鬼 ドラキュラ パラノーマル・アクティビティ カメラを止めるな! 怪談映画
リングシリーズ 貞子の出演映画シリーズ 東海道四谷怪談 お岩さん
村田実の2名の大ライバル 同男性映画の牛原虚彦と同松竹の島津保次郎
村田実は映画監督が評論の書籍を刊行する概念に、牛原虚彦を関与していたことが知られています。映画監督が映画監督として書籍を刊行し、映画監督の活動の幅を飛躍的に広めました。
生涯のライバル監督でもある牛原虚彦(うしはらきよひこ、戦前の現代劇映画の主演スターの上位に数えられる鈴木傳明との名コンビ、いわゆる”傳明虚彦映画”(大衆的な喜怒哀楽を描き、さまざまな青春や人生を描く大作の若者映画)が22本作られ、映画は大ヒットを連発、事実上の松竹男性映画の形成監督として、村田などと競うレベルで、のちの日本の映像作品の概念にも多大な影響を与えている巨匠、30本ほどの戦前の現代劇最多級の大作本数を手掛けました)も関与したといわれています。
村田は40代死去したため、監督本数約60本ほどに留まりましたが、牛原虚彦は戦後直後まで活動し、多作の100本強の監督作を残しました。ちなみに黒澤は日本の歴代映画監督の巨匠としては、歴代ほぼ最下位付近の31本です。
牛原は通算30本近い主な代表作のうちの視聴可能な作品は10本強といわれていますが、そのうちの名作2本、1930年のサイレント映画の大作『若者よなぜ泣くか』や『進軍(1930)』などには作品のタイトル部分に、”傳明虚彦映画”と表記されています。『若者よなぜ泣くか』は若者の家族や仕事、男女関係、同僚、誘惑、不正行為などの幅の広い人生の苦難や哀歓の要素を描き、自身最高のキネマ旬報ベストテン2位を記録、『進軍(1930)』はさらに戦争要素を交えています。
牛原虚彦 鈴木傳明 傳明虚彦映画 若者よなぜ泣くか 進軍(1930)
『若者よなぜ泣くか』や『進軍(1930)』2作の田中絹代の出番のわりに微妙な立ち位置の価値
実は『若者よなぜ泣くか』や『進軍(1930)』2作とも田中絹代が主役に近い配役の位置で出演しています。
田中絹代は国民的大女優、日本を代表する映画女優、事実上の日本歴代ナンバーワン映画女優といわれる存在、戦前の映画女優のヒロインにおける観客動員数とも考えられ、
ヒロイン数はアメリカナンバーワンの戦前を代表し、アメリカの恋人とも称される国民的女優のメアリー・ピックフォードを上回る、世界歴代上位の150作を越しています、溝口健二との名コンビを始め、数多くの巨匠と一定の成功を収めました。ですが、戦後は、特に1950年代前半くらいから、ヒロイン数が急激に減少し、代表作も急減少、比較的に苦戦を強いられました。
たとえば70代目線だと、田中絹代というと戦後のおばあさんのみの印象がある方も多いとは思いますが、戦前の小津安二郎作品などの出演作品と同様に、やはり”傳明虚彦映画”の彼女も若いが雰囲気があります。強さは抑えつつも、若く演じている、何故なら2本ともヒロインの出演であり、主演ではないため、作品全体の印象を背負う主役は鈴木傳明に譲っていることが大きな要因、彼女の出番はだいぶ多くありますが、印象は薄めですが、弱めで出演していることにも意味があります。

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松竹 戦争映画の軌跡 DVD-BOXです。発売元:松竹ホームビデオであり、2020年に戦後75年を迎えたことで発売、松竹映画の戦争映画を5本収録、「進軍」、「少年航空兵」、「西住戦車長傳」、「陸軍」、「雲の墓標より 空ゆかば」です。”傳明虚彦映画”『進軍(1930)』(「進軍」のタイトル)も収録されています。
ニッポン・モダン―日本映画 1920・30年代―
徳島県生まれのミツヨ・ワダ・マルシアーノ (著)、「国民的」経験と映画に関して、取り上げられている書籍、これに『若者よなぜ泣くか』も登場、残念ながら『若者よなぜ泣くか』は商品化されていません。
たとえば、日本を代表する数多くの大記録を持つ映画スター片岡千恵蔵の自身による千恵プロ製作の映画は、作品のタイトル部分に”千恵蔵映画”と表記されている作品が多数存在します。これは大スターの証だけでなく、彼の場合は傳明虚彦映画とは異なる部分も大きく、千恵プロ映画以外のトータルの映画主演作そのものも千恵蔵映画とも言われています。また現実に書籍”千恵蔵映画”が1980年に出版されています。
牛原は松竹男性映画、村田は日活男性映画の形成に大きく貢献しています。実は松竹初期の大作映画は牛原が最多ですが、オールスター映画の本数や牽引は戦前松竹現代劇の巨匠の一人、牛原とは路線が違うライバルの巨匠、島津保次郎(地味な社会派や群像劇、ホームドラマ、メロドラマや小市民映画路線でも成功、戦前の現代劇最多のオールスター映画20本ほどを監督、時代劇は日活の池田富保が最多)でした。事実上、大作映画は牛原、オールスター映画は島津でした。島津は男女の同等映画を多数監督、牛原のように男性側の映画はあまり当たりませんでした。
大作とオールスターは必ずしも重なるわけではありません。この両名はその事実を明確に伝えた監督同士ともいます。
田中絹代 国民的大女優 日本歴代ナンバーワン映画女優 溝口健二 メアリー・ピックフォード 小津安二郎 ミツヨ・ワダ・マルシアーノ
片岡千恵蔵 千恵蔵映画 松竹男性映画 日活男性映画 小市民映画 島津保次郎 池田富保 大作映画 オールスター映画
驚愕の関与 村田実と黒澤明はマクシム・ゴーリキーの原作映画の共通点
村田実と黒澤明は同じ原作者のマクシム・ゴーリキーを通じて、映画のつながりが存在しています。何故か、マスコミはこのことに触れません。黒澤の後付けの長年の誇張による知名度が、それほど凄くないことをさらに露呈させる一つの理由へつながるためです。
互いによる事実上のロシア映画が1921年『路上の霊魂』と1957年『どん底』です。日本のロシア映画としては日本で最初の名作とさせているのが『路上の霊魂』ですし、36年も先に村田がほぼ最初に行津てしまも成功を収めている、、黒澤はあくまで後追いです。
両作とも日本映画として制作されていますが、両方とのマクシム・ゴーリキーが原作の事実上のロシア映画の要素が多数に存在しています。なので日本のロシア映画ということもできます。ここでも映画としても同様ですが、政治的な左要素が成り立ちます。
後年に黒澤が村田を評価していたという理由が、2つのロシア映画つながりにも見られますし、日本映画の外国的要素路線の開拓に、村田という存在が非常に大きかったことを物語っています。黒澤も頭が回る人物、村田の先人という名の人柱のおかげで、自分の活動が幅広くできたという自負が確実にあったと考えていたのでしょう。
事実として、現実に共通点の1921年『路上の霊魂』と1957年『どん底』が残されています。動かぬ証拠のひとつです。

黒澤明DVDコレクション 18 どん底
黒澤作品の映画そのものや時代劇映画のほとんどを占めている、まさに外国的路線と外国要素が濃いめの日本の時代劇映画の1本です。1921年『路上の霊魂』と1957年『どん底』の重なる部分を探る見方、同様にマクシム・ゴーリキーが原作の目線を持ち、両作の考察も面白い作品です。
姉妹ブログの新記事 かなり個性的に攻めています。
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2020/06/01 19:20 | 邦画の探求 | COMMENT(2) | TRACKBACK(0)
コメント
電通の「国民の税金から経費の中抜き疑惑」、子会社5社などに委託のたらいまわしを繰り返し、利益を不正に抜き取っている疑惑、これまでも多くの疑惑があったなかで、ようやくその数多くの疑惑の中の一つのほころびが出ました。電通の多くの疑惑に踏み込んだ、元NHKの立花孝志の存在は無駄ではなかった。
No:277 2020/06/09 22:37 | 電通の「国民の税金から経費の中抜き疑惑」 #- URL [ 編集 ]
世田谷一家の殺害事件 実行犯韓国人説最近、ASMRなどだけではなく、数多くの投稿者による未解決事件の動画を多く視聴しています。
未解決事件の中には、無能とも言われる警察が黙認しているものが多くあるといわれています。そこには警察や政治家、上級国民、有名人、色々な理由で手が出せない外国人などの手は出せない人物たちが犯人の周囲に関与していて、上層部からやめろといわれ、捜査を諦めているものが多く、存在していると考えられます。
あくまで疑惑ですが、世田谷一家の殺害事件の実行犯はいくつかの証拠から、殺人を依頼された兵役経験があるアジア人と考えられ、韓国人説が有力、非常に残念で非道な未解決事件で、有力説の一つとしては実行犯は韓国人説が疑われています。
犯人疑惑の人物が韓国にいるため、警察が手が出せずこのままに放置になりそうで、非常に大きな問題です。
国が全面で動き、韓国人をお縄にしてほしい
No:276 2020/06/04 00:21 | 世田谷一家の殺害事件 実行犯韓国人説 #- URL [ 編集 ]
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