平成完結股旅祭 股旅二大巨星から歴代星たち二大原作者 真の映画愛
今回で平成最後の公開になります。特別なことをやろうとも思いましたが、今回は前回の流れでいけたらと考え進行いたします。平成最後も映画愛に迫る内容、わたくし映画愛子のらしさを自分なりに追及した内容になりました。
事実上の隠蔽された日本人が知るべき日本映画の真実たちと数十年の某K・A誇張事件
新の映画愛とは何なのか、やはり、マスコミやテレビが自分たちの利益をもさぼるばかりに、たとえば某Tから始まる映画会社(T映ではない)が利益を得るためにマスコミやテレビなどを利用し某K・A監督ばかりを日本や海外へ数十年間誇張するなどの頭のぶっ飛んだ印象操作をD社などを通じて行い、某K・A監督、(英語的にはA・K)だけの知名度の上げるという大問題へ発展、これは日本映画の真実を数多く狂わせてしまいました。
某40代後半の映画に全然詳しくないラジオパーソナリティと日本映画さえも知らない20代の若い女性ゲストが物語る日本映画の悲劇
最近とある出来事とがありました。あのフジテレビの傘下のラジオ局(関東に2つありますが)の某40代後半の映画に全然詳しくない映画初心者マークのラジオパーソナリティが過去の日本映画さえも知らない20代の若い女性ゲストに自分でも詳しくない日本映画の昔の映画を何故かおススメしていました。それがこの某K・A監督作品の時代劇映画(印象付けされた日本映画の初心者が観る作品、これを見て時代劇映画を知ったかぶりできてしまう印象が植え付けられた作品)でした。これに大きな問題、こうして都合がよい映画知ったかぶりの悪循環リレーが後世へ引き継がれていきます。
某K・Aを上回る本当の功労者であるマキノ雅弘や伊藤大輔、松田定次などを知らない、理解していない、伝えられない、考えられない悲しい日本映画の由々しき事態です。
K・Aも優れた海外向けの映画をいくつか残したことも事実ですが、彼を同等または彼を上回る映画も日本映画黄金期には多数存在しています。なのにそれはマスコミやテレビが非常に軽視しています。D社やTから始まる社の圧力、その定着の最悪の悪循環リレーループの末路だからなのでしょうか。
真に日本人に伝えるべき日本映画の良い数々の部分の数々を伝えずに事実上の隠蔽してきた、真実をきちんと取り上げることが大事なのではないだろうか、そのように考えたとき突き動かされました。今回の記事につながります。
三大巨匠は国民的映画題材でも成功の事実 しかしA・Kは・・
股旅映画という日本映画の代表題材というだけではなく、同時に世界、海外に誇る先人の血と汗の蓄積が作り上げた日本独自の時代劇を代表するジャンルをきちんと伝えていないことは日本映画界や現在の日本映画関係者たちの生き恥だと考えています。某K・A監督は股旅映画も忠臣蔵映画、水戸黄門映画などの日本を代表する映画題材の上位は1本も撮りませんでした。このことは彼が評価できない部分の事実です。
ちなみにマキノ雅弘や伊藤大輔、松田定次はそれぞれが股旅映画を監督してある程度の活躍、マキノ雅弘や伊藤大輔は戦前の忠臣蔵映画で成功、松田定次は忠臣蔵映画、水戸黄門映画、清水次郎長映画の歴代国民的三題材の唯一の戦後の黄金期に大成功を収めました。K・A監督の国民的な題材は何もありませんでした。
今だからこそマスコミやテレビに刃向かう股旅映画祭を開催の必要性
平成最後は日本映画を代表する映画題材、時代劇題材である股旅映画祭りを開催します。股旅内容に深く迫る内容の意味です。
股旅というとラジオやテレビの影響などで歌のみを思い浮かべる人もいるでしょうが、歌(股旅歌謡)が生まれたもは映画が発端であり、股旅映画は200作を軽く上回る男女問わずの長年の国民的な人気を誇り、日本映画題材の映画化歴代上位の水戸黄門題材の映画よりも多く映画本数が作られています。
現在の時代劇映画は全体的に女性人気、女性向きを中心に意識して作られており、内容の幅が非常に狭いわけですが、映画黄金期は幅が柔軟なのはもちろん、男性や女性、子供、お年寄りの世代や年代を問わずの高い人気があり、これは股旅映画も同様で、黄金期の時代劇映画は現代では考えられませんが男性に熱狂的な人気がありました。特に戦前は物凄いものだったといわれています。
それだけ股旅映画も大きな人気を誇りましたが、このことを知らない人も多数いるかと思います。なぜならマスコミやテレビはこのことさえもほぼ伝えていないからです。もはや60代や70代さえ知らないかもしれません。これは大きな日本文化の痛手と損失です。非常に由々しき事態です。某D通社にも大きな問題があるのではないでしょうか。
この由々しき事態に何の対策も打たない国もおかしいわけですが、マスコミやテレビなども同時に醜態をさらしている状況です。
ここからようやく真の本題ですが、今回はナンバー1とナンバー2、歴代上位のキーワードが登場します。数字だけで評価するなと私も思う、しかしある程度このように伝えないと伝えることさえもできない真実もたくさんあるということを、ぜひこのことをお分かりいただいて、この記事のスタートとさせていただきます。
重要な某K・Aなどの流れで遅くなりましたが、「平成完結股旅祭 股旅二大巨星から歴代星たち二大原作者 真の映画愛」のようやく開園です。
ナンバー1が存在するのはナンバー2のおかげ 歴代股旅スター
ナンバー1が存在するのはナンバー2がいたからです。ナンバー2を避けてしまうことはナンバーワンを理解しにくくさせ、ナンバー2の存在は重要です。どうしてもナンバー1を知るためにはナンバー2は避けて通れません。
前回の記事⇒歴代股旅スタートップ2と映画400作名俳優ぷらす萩原健一 知られざる数字たち
前回の上位リンク先で取り上げていますが、沢村国太郎も股旅物でも活躍した映画スターでした。主演85作ほどうちの股旅映画は20作ほどです。総主演数の4分の1近くが股旅物でした。
沢村国太郎(主演85強の中規模映画スター)はさらに目上の大スター片岡千恵蔵(戦前と戦後で大活躍の主演350ほどの国民的映画スター、映画生涯功労賞の牧野省三賞を映画監督の巨匠たちよりも評価されて第1回で受賞の快挙、
歴代ナンバーワン評価の映画スター)や長谷川一夫(戦前と戦後で活躍の主演280近いの国民的映画スター、ピーク時は女性人気が高く、女性支持を得るために当時の内閣が国民栄誉賞を与えた事実上の芸能の政治利用)の股旅物の代表作には遠く及びませんが、本数のみでは主演20作ほどとそこそこ上位に入ることからある種のナンバー2的な存在ともいえるかもしれません。
股旅物は片岡千恵蔵や長谷川一夫をもっとも活躍した事実上の第1グループとして、市川右太衛門(主演310ほどの国民的映画スター、戦前と戦後で活躍)が多く、続いて大河内傳次郎(主演170近く、主演としては戦前に活躍)、阪東妻三郎(主演180強、特に戦前に活躍)、嵐寛寿郎(主演270強、戦後も主演数は90強とやや多いが的中率は低く、特に戦前に活躍)、高田浩吉(主演160、戦前と戦後の長期間の活動)などが続き、 *( )の内部は通産実積の一部分です。
沢村国太郎もこの第2から3グループに含まれます。下記の「沢村国太郎の股旅物時代劇映画の主な主演作」にも登場しますが、原作は有名ですが具体的な評価はあまりないという意味で高田浩吉よりも下位の第3の下位ともいえます。代表作では3グループ的ですが、本数のみではナンバー2的な第2グループといえます。
股旅物は戦後のみだと鶴田浩二(戦後最多映画主演数165強の大スター、全体は現代劇だが時代劇でも活躍)、中村錦之助(のち萬屋錦之介、主演110作強)、大川橋蔵(主演80作近く)、市川雷蔵(主演130作強)が主に成功を収めました。これらは一部の股旅ジャンルで一定、またはそれ以上の活躍をした主演スターのみです。
沢村国太郎の股旅物時代劇映画の主な主演作
沢村国太郎の股旅物時代劇映画の主な主演作
・『中山七里(1930)』 原作=長谷川伸 沢村国太郎が最初に主演映画化 戦後は市川雷蔵で映画化
・『紅蝙蝠(1931)』 原作=長谷川伸 嵐寛寿郎の紅蝙蝠のリメイク 月形龍之介や光岡龍三郎と競作公開など10作以上が作られた股旅物代表作
・『振袖勝負』(1931) 原作=長谷川伸 嵐寛寿郎と山中貞雄のコンビの「磯の源太 抱寝の長脇差」のリメイク
・『旅の馬鹿安(1936)』 原作=長谷川伸 沢村国太郎のみが映画版主演、戦後のドラマの長谷川伸シリーズでは北島三郎が主演
・『弥太郎笠 前後篇』(1936) 原作=子母澤寛 *片岡千恵蔵と稲垣浩の上位代表作の一つの弥太郎笠のリメイク、戦後は鶴田浩二の代表作となるなど多数の映画化の股旅物ジャンルの代表作
・『江戸の花和尚(1936)』 原作=長谷川伸 沢村国太郎が最初に主演映画化 息子の津川雅彦談の友人、盟友だった片岡千恵蔵が1938年にリメイク
・『旅の風来坊(1938)』 原作=長谷川伸 松竹の時代劇スター坂東好太郎の代表作をリメイク、嵐寛寿郎も1937年に演じ、本記事の記事修正、直し、部分追加を断行太郎版で3度目
この全てが数度以上のリメイク(映画やテレビドラマ含む)をされている作品です。津川雅彦はNHKラジオで自分が生まれたときに片岡千恵蔵がお祝いに来てくれたエピソードをのちに聞かされたといいます。片岡千恵蔵から「国さん(沢村国太郎)よりもいい俳優になる」趣旨のことを言われたといいますが、主演ではぜんぜんでしたが、助演のみでは父を上回ることに成功したのかもしれません。あの千恵蔵御大が自分を褒めてくれたと津川雅彦はNHKラジオで上機嫌自慢していました。
沢村国太郎の股旅物時代劇映画は通算20作ほどですが、主な主演代表作7つと割合が高く特徴的といえます。特に長谷川伸の有名作の中山七里と紅蝙蝠(公開時は競作)はもっとも有名な映画化ではありませんが価値がある主演です。『中山七里』、『振袖勝負』、『旅の馬鹿安』と『江戸の花和尚』は沢村国太郎が最初の映像化、のちの数名の俳優で事実上のリメイクされています。これらも事実上の代表作、または沢村国太郎の代表的主演作品だといっていいでしょう。
さらに沢村国太郎の『振袖勝負』は「磯の源太」や「抱寝の長脇差」の映画化題名として知られる長谷川伸の「源太時雨」を元にした股旅物です。他の映画化の際に題名が異なるものがあって複雑ですが股旅映画の一端を知る上で重要なポイントです。
時代小説歴代上位の二大巨星の長谷川伸と子母澤寛
長谷川伸は時代小説の股旅物ジャンルの大家、事実上の形成と牽引の最大の黄金期を同時に行ったナンバー1でしたが、それに次ぐ、ナンバー2的な存在が時代小説の巨匠の子母澤寛(子母沢寛)といえるでしょう。

長谷川伸全集〈第1巻〉 (1971年)
それは何故か、股旅原作の本数からだと長谷川伸は150作近い股旅映画本数が存在、股旅物、股旅映画は原作がない映画作品も多数存在しますが、原作があるもののみだと子母澤寛は長谷川伸に次ぐ通算2位の40作ほどの映画が存在しています。これが大きいな理由のひとつですが、原作のある作家としても子母澤寛は長谷川伸に次ぐ股旅原作の映画化成功数がある点もふたつめの大きな理由です。
本数と代表作の両方で2番目なので事実上のナンバー2だと考えられますし、この2名のみで190作以上の股旅映画が存在し、この時点でも日本映画だけではなく、日本の芸能に与えた影響力は絶大です。
股旅映画原作を代表する2名の作家がいたからこそ、日本の時代劇概念を大きく盛り上げ、股旅映画の最盛期は作られたともいえるでしょう。
令和の1回目記事へ
・・・・・つづく
裏側はこちらで公開予定⇒映画を極めろ一直線女子の究極裏道
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2019/04/23 23:49 | 邦画の探求 | COMMENT(3) | TRACKBACK(0)