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大内幕ONPIおじさんは三代目 劇場版『ONEPIECE ワンピース』生み親の15つの顔






大内幕ONPIおじさんは三代目 劇場版『ONEPIECE ワンピース』生み親の15つの顔






逃亡先のドバイからガーシーも大好きだと話すONEPIECE、

ONEPIECE世界の友情を体現する様に、事実上の国際指名手配されているFC2創業者の高橋さんのためだとしても、日本の文化に大貢献している企業のドワンゴ(KADOKAWAグループ)に、いちゃもんつけて、ほこりを集めてハエ叩きしちゃ、いー、いーや~~んよ


ガーシーもリアルルフィ(ONEPIECEの主人公)をやっちゃいそうに熱くなる、その大内幕ONEPIECEおじさんとは、新解釈で迫る映画業界の今と未来の優劣の善否を握る重要人物です。




ガーシー
 高橋理洋 FC2創業者 ドワンゴ KADOKAWAグループ

大内幕ONEPIECEおじさん




今回は、姉妹ブログの登場させた動画を独自解釈(下記リンク先)の記事と本ブログ記事、この両方の流れを合流させた記事です。

参考までに今回に繋がる片方の記事です。
あっちむき批判はいやーんよ NHKはベテランを名匠へ誇張 左翼は有能とごり押し 反日原爆奴解散は日本勝利祝杯



ブログ記事としてのもう片方の流れは前々回からの記事です。
挑戦反逆そして概念破滅へ牢獄砲 高木新平から千葉真一へ 反日韓国推しガーシー在日告白 それらポリコレ危険を孕んでいた







浪人街-予告編」はとある映画の広告だったのかぁ~!?







戦前の日本映画の名作、山上伊太郎脚本、マキノ雅弘監督の浪人街から再映画化に迫る予告編、残念ながら東映においての再映画化は叶いませんでした。


山上伊太郎
戦前の日本映画を代表する脚本家の一人の山上伊太郎、特に時代劇映画に大きな功績の時代劇脚本家、忠魂義烈 実録忠臣蔵(1928年のマキノ映画のオールスター超大作) 、蹴合鶏(1928)、浪人街シリーズ(1928~1940)、崇禅寺馬場(1928)、首の座(1929)、忠臣蔵 天の巻(1938年の日活映画のオールスター超大作)など、25本を越す代表的作品を残す。さらに忠臣蔵、鞍馬天狗、丹下左膳、出世太閤記(秀吉の話、1990年代に大河ドラマも大ヒット)、国定忠治、弥次喜多の国民的6つの有名題材に貢献し、後世へ影響を与えています。



マキノ雅弘
日本映画を代表する娯楽映画の巨匠のマキノ雅弘、日本映画の父・牧野省三の子、時代劇の父・伊藤大輔らに次ぐ、時代劇形成と牽引の旗手、時代劇四大巨匠の一人に数えられる。日本映画最初の名子役を経てから、現存版含むと世界的な映画280本近くを記録、歴代ベスト3の代表的映画80本を越す。

長編映画メインの監督としては世界1位の監督数を記録、日本歴代観客動員ベスト3の監督だと考えられる。そのほかにも多くの歴代記録を持つ大巨匠、ライフワークの次郎長映画(日本一といわれた侠客の清水次郎長の主演や関連の映画)を歴代最多の25本、また股旅映画20本強、

1930年代中盤から歴代上位主演俳優の片岡千恵蔵と名コンビの代表作は「鴛鴦歌合戦」、「弥次喜多道中記」、「織田信長」(現存は風雲児信長)、「自来也」(現存は忍術三妖傳)、「続清水港」(現存は清水港代参夢道中)など、1960年代からその千恵蔵の東映時代の直属後輩の主演130本弱俳優・高倉健の「日本侠客伝シリーズ」の9本など、仁侠映画は20本ほど手掛ける功績です。千恵蔵無くして高倉無しだと彼が伝えてくれる部分があります。




マキノ雅弘の実積を今回はこのように取り上げていますが、幅広く多彩な伝え方があります。それだけ、功績がある映画監督です。


山上伊太郎 マキノ雅弘 片岡千恵蔵 高倉健



浪人街-予告編」(1976年夏・東映京都撮影所)


戦前の日本映画の名作、山上伊太郎脚本、マキノ雅弘監督の浪人街から再映画化に迫る予告編、
脚本は笠原和夫、監督や製作は深作欣二と中島貞夫、主演は千葉真一の可能性として、笠原和夫(動画出演はしていない)による浪人街と山上伊太郎などの紹介の後、5分ぴったりから「浪人街-予告編」の本編はスタートします。


最後は前回記登場の、とある映画の広告で終了しています。そこがすこし残念といえば残念のようにも思えます。


浪人街-予告編




そして当時は東映京都撮影所長だった日本映画の大きな功労者も出演しています。








”東映の三代目社長” 日本映画の低迷期を多彩なジャンルで支えた功労者の高岩淡







高岩淡は「浪人街-予告編」で東映京都撮影所長と表記され、6分56秒から登場


高岩淡(たかいわたん)は日本映画界の低迷期の功労者。1954年に東映入社、その後に映画製作の進行主任、この動画の当時は、1971年から東映京都撮影所長の最中、日本映画界が低迷期の1976年、1993年から”東映三代目社長”の代表取締役社長、東映アニメーション取締役

1996年から日本アカデミー賞協会の会長、計15つを越す役職、40年を越すの明確で幅広い功績から、2012年に日本映画生涯功労賞だった時期も含まれる第46回牧野省三賞を受賞。また役職には含んでいませんが、脚本も手掛け、1974年『殺人拳2』(主演・千葉真一)で書いています。



高岩淡 東映京都撮影所長 東映アニメーション取締役 東映三代目社長 代表取締役社長 日本アカデミー賞協会の会長 牧野省三賞








映画功労者 高岩淡の幅広く膨大な役職履歴






東映の三代目社長、日本アカデミー賞協会の会長などの高岩淡の膨大な役職の履歴に迫ります。



主な高岩淡の役職履歴

1950年代後半=進行主任
1967年=管理部長
1968年=製作部長
1971年=取締役東映京都撮影所長
1975年=東映京都スタジオ社長

1978年=常務取締役
1986年=専務取締役
1991年=東映音楽出版社長
1993年=代表取締役社長(岡田茂から引き継ぎ三代目の東映社長)
同年=東映化学工業相談役
10
1994年=東映アニメーション取締役
1996年=日本アカデミー賞協会会長
1996年=東映ビデオ社長
2002年=代表取締役会長
2006年=相談役
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岡田茂



高岩の異父兄は有名作家の檀一雄、姪は女優系の檀ふみ、名を連ねる企画・製作・製作総指揮(映画プロデューサー)の本数の表記は80本を越し、1970年代中盤以降の映画初表記の大手映画会社の製作系人物としては上位の多作を記録、1975年に現在も続く京都の「東映太秦映画村」を開設、映画は現代劇・時代劇・アニメと3路線を多く手掛けています。


*異父兄 いふけい 母が同じで父の違う兄。 種違いの兄。


檀一雄 檀ふみ 異父兄 製作総指揮 東映太秦映画村 岡田茂



動画では彼の映画への考え方、やはり時代劇をやりたいという気持ちが伝わります。明確な時代劇映画をほぼ大作の8本の手掛けました。1980年以降は3本です。


東映の屋号となって70周年の2021年(令和3年)10月28日に90歳で死去、マスコミは裏方の人なので彼の死をほぼ無視しています。現代の有名な監督や俳優以上に大きな実積を持つ彼の存在を伝えていただきたい。

日本は裏方の功績の伝達に消極的な厳しい部分があり、業界の発展の大きな障害になっているようにも思えます。安易に外国の真似をすることも問題ですが、日本国内のためにも良くいないように思えます。



明確な代表作は15本強と少なめですが、テレビアニメが有名なアニメ映画を中心に、自身80本強の半数の40本強を手掛け、東映のアニメ映画路線の推進に貢献、東映のアニメ映画展開の代表作の一つ『ONEPIECE ワンピース』=『ONE PIECE (2000年の映画』)の映画の1本目も彼です。1本目ということで代表的意味があると判断、彼以前の有名な映画製作者はアニメが少ない人物、またはゼロがほとんどでした。

もちろん、彼が製作表記で関与していない社長時代の代表的なものもありますが、明確なものとは言いため、省いています。







檀一雄が取り上げられている貴重な動画(番組の映像)、檀一雄と坂口安吾の食卓に迫る内容で、檀の息子の作家の檀太郎(檀ふみの兄)や作家など嵐山光三郎が映像出演しています。NHKのBS2(事実上の現在のBSプレミアムの前身)からの動画です。


映像が許可されていないため、観たい方はこの下記のリンクの上位の検索からご覧ください
檀一雄、坂口安吾、檀太郎、嵐山光三郎、 鍋料理


NHKは報道やニュースは偏向報道や世論誘導、世論操作ばかりですが、ドキュメンタリーは比較的優れたものが多く存在しています。

おじさん同士がもくもくと食べている動画、一部の通には期待に応えるかもしれません。




坂口安吾 檀太郎 嵐山光三郎 BS2 BSプレミアム








高岩淡のアニメと時代劇、現代劇の映画の代表作








高岩淡が製作系で関与したテレビアニメの劇場版の有名題材は、ドラゴンボール、SLAMDUNK(スラムダンク)、美少女戦士 セーラームーン、地獄先生ぬ~べ~ 、ゲゲゲの鬼太郎、デジタルモンスター(デジモン)、ドクタースランプ、ONE PIECE、おジャ魔女どれみの10題材ほどの幅広さに及びます。多いものは数本レベルですが、それでも大きな貢献ともいえます。


ドラゴンボール SLAMDUNK スラムダンク 美少女戦士 セーラームーン 地獄先生ぬ~べ~  ゲゲゲの鬼太郎 デジタルモンスター デジモン ドクタースランプ ONE PIECE おジャ魔女どれみ




高岩淡の主な代表作 時代劇・現代劇・アニメーション映画


企画=柳生一族の陰謀(1978年)、火宅の人(1986年)

製作=赤穂城断絶(1978年)、わが愛の譜 滝廉太郎物語(1993年)、鉄道員(1999年)、デジモンシリーズ(自身シリーズ最多5本) ONE PIECE (2000年の映画)など記念すべき1本目など3本、ホタル(2001年)

製作総指揮=千年の恋 ひかる源氏物語(2001年)、陽はまた昇る(2002年) 男たちの大和/YAMATO(2005年)




『男たちの大和/YAMATO』は、現時点の東映最後の実写映画の超大ヒット作(年間興行と観客動員の1位)です。

高岩姓の映画人というと、時代劇映画中心の名脚本家の高岩肇(歴代上位の180本近い映画脚本数を残し、金田一耕助シリーズやギャングシリーズ、遠山の金さんシリーズ、新選組シリーズ(題材とも)、大巨匠・内田吐夢監督作などの御大片岡千恵蔵の主演作を30本ほど脚本と高い代表作率)も思い出しますが、親類関係ではないようです。



高岩肇 金田一耕助シリーズ ギャングシリーズ 遠山の金さんシリーズ 新選組 

内田吐夢 片岡千恵蔵







高岩淡による書籍「銀幕おもいで話」





過去から現代、未来を手繰り寄せる、この書籍ももう一度、日本映画の実写が、鋭い輝きを取り戻す鍵を秘めています。


銀幕おもいで話 (双葉文庫) Kindle版



引用
元東映社長・高岩淡氏が綴る昭和の映画界を彩った銀幕スターたちとの思い出を振り返る。高倉健、萬屋錦ノ介、鶴田浩二、富司純子、松坂慶子、仲代達矢、夏目雅子……日本映画界を力強く牽引した彼らを、進行役、プロデューサーとして近くで見続けてきた高岩だからこそ知る、珠玉エピソードの数々。



萬屋錦ノ介の字が間違えており、ノは之であり、萬屋錦之介が正しい表記です。


銀幕おもいで話 萬屋錦之介


男たちの大和/YAMATO 高岩肇 内田吐夢 片岡千恵蔵






高岩淡が3本の製作表記の劇場版『ONE PIECE』






高岩淡が製作を手掛けた『ONE PIECE』劇場版3本
1作目『ONE PIECE』=『ONE PIECE (2000年の映画)』、『ONEPIECE ワンピース』などの表記 2000年公開
2作目『ONE PIECE ねじまき島の冒険』 ヒット記録=興行収入は30億円、2009年『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』までシリーズ最高記録 2001年公開
3作目『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』 2002年公開




ONE PIECE (2000年の映画) ONEPIECE ワンピース ONE PIECE ねじまき島の冒険 ONE PIECE FILM STRONG WORLD ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国



【公式】ワンピース 第1話「俺はルフィ!海賊王になる男だ!」


一応は東映アニメーションミュージアムチャンネルでワンピースのテレビシリーズの1話(1999年にスタート)が無料公開されていますが、動画貼りが無効なため「【公式】ワンピース 第1話「俺はルフィ!海賊王になる男だ!」」で検索してみてください。


東映アニメーションミュージアムチャンネル


または、このリンクから上位の検索結果で表示されます。
【公式】ワンピース 第1話「俺はルフィ!海賊王になる男だ!」



2000年のワンピースの劇場版の映画1作目から2019年公開までの映画のショート動画、高岩淡は1本目『ONEPIECE ワンピース』から3本に製作で関与、現在のワンピースの劇場版の流れを形成する大きな役割を果たしています。


ONEPIECE ワンピース


俺はルフィ!海賊王になる男だ!



ワンピース 劇場版 コンプリート DVD-BOX (13作品+TVスペシャル4作品) ONE PIECE 尾田栄一郎 アニメ [DVD] [Import] [PAL, 再生環境をご確認ください]



この記事公開時は「残り1点 ご注文はお早めに」、あと1点のみのレア作品です。





そして、高岩が製作で関与の1作目(1~3)の製作者のトップ)から数えて、15本目の最新作劇場版『ONE PIECE FILM RED』は2022年8月6日(土)から公開します。14本目からコロナの影響を受け、3年のブランクを経て苦難の末に公開する劇場版です。




ONE PIECE FILM RED








異父兄以外の絆を結んだ火宅の人と大往生90歳






『火宅の人』(1986年)は高岩の異父兄の檀一雄の原作を映画化しました。二人はこの映画化を通じて、異父兄以外の原作者と製作者という形においてもつながりを持ちました。


火宅の人


火宅の人 [DVD]


俳優は緒形拳、いしだあゆみ、原田美枝子、松坂慶子の上位出演
企画(事実上の製作)に高岩淡と佐藤雅夫、企画協力に檀一雄の息子の檀太郎、監督に深作欣二撮影・木村大作、音楽・井上堯之




高岩淡は2021年10月28日に90歳で死去、多彩に日本映画に貢献し、さらに長寿は、まさに大往生といえます。





姉妹ブログの新記事    秀ちゃん乙ちゃん奮闘記
秀樹感激ーの拝啓「李乙龍」様へ親爺映像三大名編 日本の安全破壊誘導の半島在日団体&反日テレビモーレツ密度







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2022/08/01 19:09 | アニメ・探求COMMENT(4)TRACKBACK(0)  

宮崎駿と高畑勲のアニメ界2大巨匠が日本アニメーションを墓場まで持っていく?

今回の記事で日本アニメーションは最後となります。わたくし映画愛子としても心に残る思い出ばかりです。思い出ばかりでは懐古になってしまうので、何らかの意味を見出して未来を見据えていけたらと思います。過去を振り返ることは”ただの思い出ではなく”同時に”未来を手繰り寄せること”を同時に意味しているからです。

前回の記事→大物で大ベテランの少女役の女性声優と日本アニメーションとの驚愕リンク

アニメ界の2大巨匠と日本アニメーション宮崎駿の巻


高畑勲は「母をたずねて三千里」と「赤毛のアン」を手がけていますが、テレビアニメ「未来少年コナン」の監督は宮崎駿の初監督作であり、このときの監督経験がスタジオジブリ時代の映画のアニメーション監督としての成功につながっているともいえるでしょう。宮崎駿は動画担当が中心の時代からすれば、1960年代の中盤から名前を見かけることができます。個人的に確認してる限りでは、東映のアニメ製作の東映動画(現・東映アニメーション)の「狼少年ケン」のときの動画の担当の一人です。そのときの演出が彼の監督の師匠であり、80年代から映画でライバルともなる高畑勲です。

宮崎駿は、アニメーターが中心の時代だった東映動画からズイヨー映像と日本アニメーション、または東京ムービーの時代にも関与していますが、この日本アニメーションでの「未来少年コナン」の監督経験は重要なものになっています。アニメに詳しい人ならいうまでもないことだと思いますが、のちの映画作品や作風にも大きな影響があります。


宮崎駿のレイアウトや初監督を経験した日本アニメーション時代の経験は、1980年代の映画の名作の誕生に直接に結びついていることは事実です。特にテレビアニメ「未来少年コナン」は、スタジオジブリ時代の映画「天空の城ラピュタ」などと関連している部分はわかりやすいところが多くみられます。少年少女という要素や冒険、ロボット、コナンの科学都市インダストリアとラピュタの天空の城という名の要塞などの関連性です。両作のコナンのヒロインのラナとラピュタのシータは関連していると考えています。

アニメ界の2大巨匠と日本アニメーション・高畑勲の巻


高畑勲と日本アニメーションとのつながりは非常に深く、彼のキャリアとしては、宮崎駿よりも日本アニメーションとの縁は切っても切り離せないところが存在しています。1976年のテレビアニメ「母をたずねて三千里」と1979年の「赤毛のアン」、日本アニメーションの前身ともいえるズイヨー映像では、1974年のテレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」、東京ムービーでは1988年の映画「となりのトトロ」の原型ともいわれる名作の映画「パンダコパンダ」(1972)、映画の「パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻」(1973)も監督しています。宮崎駿は画面構成、レイアウトなどで参加。

日本アニメーション時代の高畑勲のテレビアニメの監督作としては「母をたずねて三千里」と「赤毛のアン」の2作は、自身の代表作でもあり、大きな痕跡となっています。映画「パンダコパンダ」の2作は、スタジオジブリ時代の映画「平成狸合戦ぽんぽこ」(1994年)になんとなく影響を与えているようにも感じられます。この2作はパンダと狸であり、そこに人間が関わる部分も共通点があります。

高畑勲と宮崎駿のマスコットキャラクター、動物or生き物


高畑勲と宮崎駿にはある共通点があります。人間と動物、または別な生き物との交流を描いた作品の多さです。日本のアニメーションにはマスコットキャラクター、動物or生き物の必要不可欠な作品が多くあります。アニメーションにマスコットキャラクター定着させた”伝統ともいえる部分”があります。「アルプスの少女ハイジ」では脇役気味ですがヤギなど、「パンダコパンダ」ではパンダ、「となりのトトロ」では不思議な生き物のトトロ、「平成狸合戦ぽんぽこ」では狸など「もののけ姫」(1997)では山犬、「崖の上のポニョ」(2008)は魚の女の子などが挙げられます。

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高畑勲から宮崎駿に”マスコットキャラクターに重点を置いた作品”は、テレビアニメからアニメ映画へと引き継がれたところも把握できます。↓の二人の監督作とマスコットキャラクター、動物or生き物などが登場するテレビアニメやアニメ映画をまとめてみました。

(公開or放送年)「タイトル」(映画orテレビ) 動物or生き物 ・監督
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1972 「パンダコパンダ」(映画) パンダ ・高畑勲
1973 「パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻」 パンダ ・高畑勲
1974 「アルプスの少女ハイジ」(テレビ) ヤギなど ・高畑勲
1981 「じゃりン子チエ」(テレビ) 猫たち ・高畑勲
1981 「じゃりン子チエ・映画版」(映画) 猫たち ・高畑勲
1988 「となりのトトロ」(映画) トトロ ・宮崎駿
1994 「平成狸合戦ぽんぽこ」(映画) 狸たち ・高畑勲
1997 「もののけ姫」(映画) 山犬など ・宮崎駿
2008 「崖の上のポニョ」(映画) 魚の女の子のポニョ ・宮崎駿

まとめ・宮崎駿と高畑勲のアニメ界2大巨匠が日本アニメーションを墓場まで持っていく?


高畑勲と宮崎駿の製作作品を時代を問わずにテレビアニメや映画作品を見比べてみる見方も面白いところです。二人の日本アニメーション時代の経験は、さまざまな面からのちのアニメ映画の監督としての成功にも影響を与えて同時に貢献していていることは明白といえるでしょう。

日本アニメーションというアニメーション製作会社によるアニメ界への貢献度は、非常に高い役割だったということもわかります。記事タイトルの”宮崎駿と高畑勲のアニメ界2大巨匠が日本アニメーションを墓場まで持っていく”とは、この二人のキャリアと日本アニメーションは切っても切れない深い関わりがあり、二人を語る上では欠かせない存在であり、”墓場まで背負うほどの恩義”があることを意味した記事タイトルです。
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2016/04/01 20:02 | アニメ・探求COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

大物で大ベテランの少女役の女性声優と日本アニメーションとの驚愕リンク


今や声優の地位は異常に向上し、テレビや映画で俳優として出演している実写の演技者よりも人気があるところもあります。数多くの代表作を持つ方々が地位の向上の土壌を作り上げたのです。先人の力は偉大なり、今の声優の地位の向上もこうした”土壌を形成に尽力を果たした人たちのたまもの”なのです。

前回の記事→日本アニメーションの40周年を祝うために歴代時代劇スターやナンバーワン声優とあらいぐまラスカルが参戦

「マジンガーZ」「キャンディ・キャンディ」「ドカベン」「キン肉マン」「ガラスの仮面(1984年版)」「めぞん一刻」などの出演した大ベテランの女性声優の痕跡と日本アニメーションのカンケイ


世界名作劇場のテレビアニメ「南の虹のルーシー」は家族や移民の要素を描いています。イギリスから南オーストラリアへの移住時代の家族の3姉妹を軸に描いています。3姉妹のなかでも三女であるルーシーが中心です。現在はほとんど活動はしていませんが、女性声優の松島みのりがルーシーを演じて、3姉妹の目線も取り入れて英がいています。3姉妹のなかで幼いキャラクターをベテラン声優が演じており、当時はこういうことが多くありました。アニメでは幼い役が一番に演技力を問われることがあります。

松島みのり”は主な代表作に、1966年「どろろ」では手塚治虫の原作の主人公の少年・どろろ役、1972年からの「マジンガーZ」ではヒロインである2代目の少女・弓さやか、1974年「てんとう虫の歌」の主人公の少女の通称・ひよ役、1976年の視聴率的にも大ヒットした「キャンディ・キャンディ」の主人公の少女の愛称・キャンディ、1976年からの「ドカベン」の山田太郎の妹の少女・山田サチ子、

1982年の「南の虹のルーシー」の主人公の少女で愛称・ルーシー、1983年から1992年まで「キン肉マン」シリーズでは愛称・ミートくん、「ガラスの仮面(1984年版)」では北島マヤのライバルの少女の初代・姫川亜弓、1986年からの「めぞん一刻」の音無響子の母親の千草律子など多数の代表作がある大ベテランの女性声優です。で「キン肉マン」シリーズでは愛称・ミートくんは少年ですが、特に少女役が得意という印象はあります。「めぞん一刻」の音無響子の母親役も演じるなど、有名作で大人の女性も演じていて、幅広い代表作があります。ちなみにここの全部を再放送で観ています。



少女役を得意とした名声優・松島みのり日本アニメーションの制作によるテレビアニメの代表作


松島みのりといえば、大ヒット作の「キャンディ・キャンディ」や「ドカベン」の名キャラクターも大きいですが、個人的には目線をそらして、「てんとう虫の歌」が個人的には印象の残ります。この作品は貧乏ながらもひたむきに生きていく兄弟姉妹の話でもあり、兄弟姉妹の元気なマスコット的な存在であり、主人公として描かれているのが、松島みのりが演じる劇中の愛称・ひよです。幼女で健全なパンツ丸出しのシーンなど、違和感なくやっています。

松島みのりが出演した”日本アニメーションの制作によるテレビアニメ”の代表作>
・1974年~1976年 「てんとう虫の歌」 主人公・通称・ひよ
・1976年 「キャンディ・キャンディ」 主人公・愛称・キャンディ
・1976年~1979年 「ドカベン」 脇役・山田太郎の妹の山田サチ子
・1982年 「南の虹のルーシー」 主人公・愛称・ルーシー

てんとう虫の歌」のエンディングテーマ曲が2曲あり、その一方は松島みのりがサチ役で歌う「ひよこでしゅら」は今で言うキャラクターソングの名曲でした。正確には歌はアニソンの女王といわれる実積を持つ堀江美都子であり、松島みのりはセリフとなっています。観たのが10年以上前なんですが、この歌やセリフは未だに印象に残ります。

キャンディ・キャンディ」も堀江美都子が主題歌を担当して100万枚以上のセールスを記録しています。「てんとう虫の歌」のエンディングテーマ曲「ひよこでしゅら」の作曲は数多くの代表作を持ち、現在も存命のアニメやドラマの名作曲&名劇中曲で知られる菊池俊輔です。個人的には、「ドラゴンボール」や「ドラゴンボールZ」、昭和の国民的人気があったころの「仮面ライダーシリーズ」など数多くあります。



日本アニメーションの全体に戻ります。松島みのりも出演している「ドカベン」は1976~1979年まで169話が放送され、「野球狂の詩」(1977)は1時間枠で半年にわたって放送され、アニメとして野球ファンが観ても面白い内容を実現させていました。個人としては10年ほど前に録画した内容も残っていますが、現代に見ても新鮮で面白い内容です。

「巨人の星」などでは描かれていない、ゲーム展開の細かい熱い駆け引きや各登場キャラクターたちの心境なども時間をかけて描かれ、スポーツアニメというジャンルの確立に別な視点を与えることに成功しています。また、野球に関する雑学やウンチクも数多く詰まっています。愛子もCS放送の再放送で見ていますが、再びの再放送が待たれるところです。世界名作劇場では最近は放送されていない「南の虹のルーシー」と「ピーターパンの冒険」を再放送してほしいところです。
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2016/03/18 18:23 | アニメ・探求COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

日本アニメーションの40周年を祝うために歴代時代劇スターやナンバーワン声優とあらいぐまラスカルが参戦


日本のアニメは世界でも独自な概念が存在しています。時代劇との数多くの関連もその一つです。今回は前回の続きですが、違う解釈も含めて、世界名作劇場やアニメの歴史に迫ります。

前回→日本のテレビアニメの発展に大きく貢献した大人物と日本アニメーションの世界名作劇場たち

映画愛子による世界名作劇場の自薦のナンバーワン作品


世界名作劇場では前回記事にも書いていますが、あの中でも「あらいぐまラスカル」を一番に評価しています。通称・ラスカルは少年を取り巻く、地域の騒動やご近所コメディともいえる要素があり、笑いあり、たまに涙もあります。少年や少女の児童文学的な要素もあり、観るたびに”清い心”を思いさせてくれます。時代を通り越して何回でも観れる名作テレビアニメです。他の70年代の作品は普遍的ですばらしい内容が多くありました。



男役の女性声優の歴代ナンバーワンと世界名作劇場


1980年代のなかでは「小公女セーラ」が一番のように世間的にはいわれることもありますが、個人的には「トム・ソーヤーの冒険」と「南の虹のルーシー」の方を評価しています。トム・ソーヤは少年が主人公で、箱庭的な世界観も魅力で、声優界のある意味のトップでもある野沢雅子がトムを演じています。男役の女性声優では歴代ナンバーワンといえるテレビアニメの代表作数を持つ人物です。

「いなかっぺ大将」の風 大左衛門、「ど根性ガエル」のひろし、「ゲゲゲの鬼太郎」の初代・鬼太郎や「銀河鉄道999」の星野鉄郎、「怪物くん」の怪物くんなどの数多くの代表作がありますが、1986年から長期間の中断を挟んで続く「ドラゴンボール」の孫悟空は2016年で通算では30年であり、一番の当たり役といえるでしょう。ほかにも息子役も2役を演じています。また、野沢雅子は、同じ世界名作劇場内で「あらいぐまラスカル」のラスカルも演じていたといわれています。

ドラゴンボールや世界名作劇場の声優と時代劇映画スターとの関係が浮上


映画の時代劇では昔、2役を演じている大スターもいました。いくつかの例はあるのですが、歴代映画スターでいうと、片岡千恵蔵が出演した忠臣蔵の題材作品の通算35年、通算22作のなかで、浅野内匠頭と大石内蔵之助などの2役を9作品で演じているケースも挙げられます。そう考えてもアニメの声優が2役を演じる部分と時代劇映画の2役を演じるという概念には多少なりは関連が挙げられます。

実写とアニメでは違うことは違うんですが、孫悟空役の通算では30年は、43年間にわたって映像作品の実写で旗本退屈男(映画33年、ドラマ含めて43年)を演じた、時代劇の上位の映画スターである市川右太衛門のような感じですね。片岡千恵蔵(時代劇、現代劇の無双)と市川右太衛門(ほぼ時代劇)の二人は、ドラゴンボールシリーズも制作している東映とも大きな関わりがあります。1930年代の時代劇の形成から1950年代の映画黄金期などを牽引した多大な痕跡から、御大(御大将を意味し団体のトップに対する親しみをこめた呼び方)と晩年は呼ばれていました。

戦前から200作近い映画の大スターでありながら、戦後の東映の創立に中心で関与し、草創期から尽力を尽くしたばかりではなく、東映の映画の最大の黄金期である1950年代をトップ2として牽引、最終的には2人共が320作以上の映画で通算9割の主演数、戦後も日本映画の中心となりました。現在も活動する多くの現代風な大物俳優の後輩たちを輩出した歴代の2大スター俳優です。2大とはいっても差があり、片岡千恵蔵の方が代表作、功績の数は断然に上回っています。
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2016/03/05 21:44 | アニメ・探求COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

日本のテレビアニメの発展に大きく貢献した大人物と日本アニメーションの世界名作劇場たち


前回の京都アニメーションだけでちょっと触れるはずが、ちょっとの範囲ではなくなってしまいました。アニメの記事をさらに書いてしまいました。アニメに対する熱い気持ちが溢れ出してしまいました。テレビアニメに関してちょっと詳しくなるような内容になっているはずです。

前回の記事⇒2016年も日本の未来を担う映画に関与した企業。京都アニメーションの隠された秘密

日本のテレビアニメの発展に大きく貢献した大人物と大人物


日本アニメーション 創立40年」に関して触れていきます。避けようと考えていたのですが、やっぱり避けて通れません。2015年(2016年2月時点も放送中)は創立40年と題して、世界名作劇場のテレビアニメがCS放送のキッズステーションにて放送されています。日本アニメーションというアニメ制作会社は1970年代から80年代にかけての”代表作を量産していた全盛期”には多くの有名なテレビアニメを世の中に送り出した実積があります。

事実上の前進であるズイヨー映像などの時代は長くなるのでほとんど省きます。一言でいうと、ズイヨー映像のときは「山ねずみロッキーチャック」(1973)や「アルプスの少女ハイジ」(1974)などの名作を世に送り出しています。特に「アルプスの少女ハイジ」は1975年から開始する世界名作劇場に流れが引き継がれています。

虫プロダクションの倒産がズイヨー映像の創立につながり、日本アニメーションの創立を呼び込みます。大人物の手塚治虫虫プロダクションの倒産が影響していることからも、前回の記事の京都アニメーションだけではなく、ここに関しても手塚治虫の痕跡や遺伝子が受け継がれていることになります。

アニメファンならおなじみの本橋浩一という”日本のテレビアニメ界の大人物”が社長を勤めながら多数の代表作の制作を行い、日本アニメーションによるテレビアニメの全盛期を支えていました。本橋浩一はほとんど表に出ることはありませんでしたが、日本のテレビアニメの発展に大きく貢献した人物たちの一人です。名前を忘れてはならない人物です。

*大人物は手塚治虫本橋浩一

<2015年の映画界など>
●団体関連
団体、企業  活動内容 創業など (発信・特集先)
・松竹 映画、歌舞伎 創業120年(CS放送の衛星劇場より)
・NHKラジオ 放送開始90年(NHK、NHKラジオ第一、第二より)
日本アニメーション 創立40年(CS放送のキッズステーションより)←今回はココ

京都アニメーション 創立30年(BSアニメのCMなど)


日本アニメーション制作のテレビアニメの世界名作劇場の代表作(自薦)


一言で世界名作劇場といっても、どこからが世界名作劇場に含まれるのかは諸説あるようですが、「日本アニメーションが制作を行っているというところに重点を置いて、当ブログでは1975年の「フランダースの犬」からのテレビアニメである説を採用しています。23作目である1996年の「家なき子レミ」までとし、2007年からBSフジで一時的に再開された3作は含みません。

世界名作劇場では1970年代~
第1作目の「フランダースの犬」(1975)、第2作目の「母をたずねて三千里」(1976)、
第3目の「あらいぐまラスカル」(1977)、第5作目の「赤毛のアン」(1979)

世界名作劇場の1980年代~
第6作「トム・ソーヤーの冒険」(1980)、第8作目の「南の虹のルーシー」(1982)、
第11作目「小公女セーラ」(1985)、第15作目の「ピーターパンの冒険」(1989)

世界名作劇場の1990年代~
第16作目の「私のあしながおじさん」(1990)、第20作目の「七つの海のティコ」 (1994)、
第21作目の「ロミオの青い空」(1995)


世界名作劇場の音楽というとやはり渡辺岳夫を思い出す。稀代の名作曲家でした。
初期の世界名作劇場の劇中音楽や主題歌の制作を担当し大きく貢献しています。
通称・アニソンこと、アニメソングの形成にも大きく関与しています。


世界名作劇場のほかの日本アニメーション制作によるテレビアニメの代表作(自薦)


日本のテレビアニメを支えてきたアニメ制作会社の日本アニメーションには、世界名作劇場のほかにも代表作が多く存在しています。1970年代には「小さなバイキングビッケ」、「みつばちマーヤの冒険」、「ドカベン」、「野球狂の詩」、「未来少年コナン」、「はいからさんが通る」などの主なタイトルを制作しています。1980年代には「釣りキチ三平」や「宇宙船サジタリウス」、「トッポ・ジージョ」を制作し、1990年代から代表作が減少し、2000年代には更なる減少に見舞われています。

2016年も続いている「ちびまる子ちゃん」は通算で25年を上回っています。通称・ちびまる子は現在の日本アニメーションという会社を支えている唯一の主力作品といえる状況になっています。「魔法陣グルグル」や「南国少年パプワくん」、1999年開始シリーズの「HUNTER×HUNTER」などの主なタイトルを制作しています。不思議なもので1970年代は子ども向けの作品が全体でしたが、1980年代からアニメファンも取り込み、1990年代は少年漫画作品を多く手がけるように、年代における代表作の雰囲気の変わりように時代の変化を感じられます。

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2016/02/24 18:18 | アニメ・探求COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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