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2016年以降も日本の未来を担う映画会社。松竹の隠された数多くの秘密たち大公開


2015年もさまざまな出来事がありました。2016年もさまざまな出来事があるはずです。2015年の日本映画と2016年以降の未来を見据えて、他のブログ記事ではできない”またありえないような、映画に関する独自な目線”を展開して参ります。2015年の日本の映画界を独自な目線で未来を見据えながら振り返ります。

前回記事⇒マグナムを持った警察署長の男の秘蔵写真やピエル・パオロ・パゾリーニやアンドレイ・タルコフスキーとトップ巨匠

<2015年の映画界など>
●団体関連
団体、企業  活動内容 創業など (特集先)
松竹 映画、歌舞伎 創業120年(衛星劇場
・NHKラジオ 放送開始90年(NHK、NHKラジオ第一、第二)
・日本アニメーション 創立40年(キッズステーション)
・京都アニメーション 創立30年(アニメのCMなど)

松竹の隠された秘密たち。双子の兄弟が天下を取る


すべてを取り上げるのは時間がかかるのでセレクトして取り上げます。2015年は松竹が創業して120年でした。松竹白井松次郎大谷竹次郎の双子の兄弟が創業者になっていますが、名前で気づくことがありますね。松次郎と竹次郎。松と竹。そうなのです。松竹は二人の創業者の名前の兄の一文字と弟の一文字を掛け合わせて考えられます。

白井松次郎大谷竹次郎の”実父・大谷栄吉”は相撲の興行師、”母親のしも”は現在で言う売店の経営をしており、経営者としての才覚は両親から生まれているところもあるのかもしれません。兄は早く亡くなったので文化勲章はもらえませんでしたが、弟の大谷竹次郎は1955年に”歌舞伎への時代における普及や継承などの貢献理由”から文化勲章を受章しています。当時は映画文化が低めに評価されていたため、歌舞伎などの伝統系のみが高く評価されてしまい受賞理由には映画があまり関係していないようです。映画界においても日本や世界的巨匠・小津安二郎を生み出すなど、さまざまな貢献があり、ある意味で天下を取ったといえるでしょう。

現代では山田洋次が事実上の専属になっていたり、歌舞伎とも関わりの深い松竹ですが、映画は戦前は時代劇をメイン、戦後は現代劇メインによる映画の日活よりも後になります。1920年に松竹キネマ合名会社を設立させて、映画製作を開始しています。去年で95年だったということになります。2020年の東京オリンピックの年に映画制作を開始して100年になります。

衛星劇場と松竹。唄う映画の大スターたちと2015年


衛星劇場は松竹のCSチャンネルであり、さまざまな映画作品が記念として放送されていました。その中でも印象に残ったのが戦前、戦後を通じた時代劇スター、映画スターであり、歌手としても活躍した唄う映画スターとしても知られる高田浩吉です。

【芸能生活60周年勲四等瑞宝章受賞記念】 高田浩吉


高田浩吉の「伝七捕物帳シリーズ」(松竹版)11作が印象に残ります。データをすべて確認していますが、彼は戦前と戦後で主演作が80作以上あります。次回はとある映画に関する大記録の掲載を予定しています。高田浩吉とも関連がある記録です。例えですが”その食物連鎖”の中に入っている風貌です。
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2016/01/20 18:27 | 今年の表明COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

マグナムを持った警察署長の男の秘蔵写真やピエル・パオロ・パゾリーニやアンドレイ・タルコフスキーとトップ巨匠


日本のように全盛期や現在も市場が一国で成り立つような国は、ヨーロッパの国々の一国には基本はないので、賞というものは日本の監督とは違いヨーロッパの各国の監督にとっては格別なものです。少し盛り返したように言われることがある今の日本の映画市場も簡単にいえば、低迷しているので、賞は大切な監督の評価の基準のひとつになったということもできます。全盛期や戦前の日本の歴代の巨匠の多くは日本でさえも1度の賞もない巨匠たちが時代上もあって多く存在しています。

前回記事⇒新春企画”イタリア映画と日本映画のまさか「デカメロン」の謎などマル秘エピソードや秘蔵写真の掲載

写真とエピソード3・マグナムを持った警察署長の男


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警察署長 ジェッシイ・ストーンシリーズ”は正確には、”ディズニーチャンネルオリジナルムービー”などのように、テレビ映画というジャンルなんですが、放送した側は製作者側の意思を反映させて全体的には映画の扱いしています。全体的な映画の扱いは個人的にはしていませんが、「警察署長 ジェッシイ・ストーン 影に潜む」から8作にわたって、現時点で2012年まで製作されています。トム・セレックは150話以上が製作されたテレビドラマ「私立探偵マグナム」という代表作が1980年代にある俳優ですが、このシリーズも代表作になるのかもしれないです。

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文章パート3・2大巨匠とイタリアトップ巨匠との共通点


ピエル・パオロ・パゾリーニアンドレイ・タルコフスキーの二人は共通点があります。イタリアの歴代トップの映画監督ともいえる巨匠・フェデリコ・フェリーニと仕事をしたことや3大映画祭の数度の受賞者です。3大映画祭はヨーロッパの映画監督を評価するために作られたのが最初なので、ヨーロッパや方面の有名監督の多くは取ってるものです。2015年はピエル・パオロ・パゾリーニは「奇跡の丘」、「アポロンの地」、「デカメロン」が放送されました。ですが「ソドムの市」は放送されませんでした。「ソドムの市」はスカパーでさえ、エグイシーンが多いことから放送できないのかもしれないです。

個人的には映画ファンが求めているピエル・パオロ・パゾリーニの”短編やドキュメンタリー”を放送してもらいたいのですが、1作も放送されていません。アンドレイ・タルコフスキーの放送タイトルは「惑星ソラリス」と「ノスタルジア」の2作のみでした。2作で取り上げたことにしてるのは問題を感じました。アンドレイ・タルコフスキーは生涯の中で監督した作品が極端に少ない人ですが、特集的に取り上げるなら最低でも3作は放送してほしいところです。

写真とエピソード4・コーエン兄弟の2バージョンが放送された映画作品


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コーエン兄弟の特集も組まれていました。カンヌ国際映画祭で通産4作で賞を受賞していることからも2015年にカンヌ国際映画祭で審査員を務めました。ヤフーニュースに取り上げられる物議をかもし出していましたね。2001年の「バーバー」は2バージョンが放送されました。

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「バーバー」は上記のカラーバージョンと下記のモノクロバージョンの劇場公開バージョンです。

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コーエン兄弟(ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン)は、特に「ファーゴ」(1996)や「ノーカントリー」(2007)において多くの賞を受賞しましたが、まだ60代の前半であり、これからも活躍が期待されます。これまで年に1作、または数年に1本ペース、近年は2011~2015年の期間は「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(2013)のみであり、監督作の製作ペースが減少の傾向にありそうです。

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これからの外国映画や洋画の映画チャンネルへの期待と問題点


スカパーやBSなどの外国映画や洋画の映画チャンネルは、幅広く取り上げているように思ってり方もいるかと思いますが、特にそんなことはありません。戦前はちらほら程度で、基本は戦後のみであり、サイレントや他の戦前作の多くはいまだに放送されていません。今なりに親近感があり、知名度や痕跡がある有名監督や俳優を中心に取り上げるのは致し方ない部分はありますが、映画チャンネルである以上、挑戦や多様性の模索から逃れることはできません。愛子も加入していますし、たとえば、”フランス5大巨匠”であるジャック・フェデージャン・ルノワールジュリアン・デュヴィヴィエルネ・クレールマルセル・カルネのほとんどのタイトルは放送されていません。”フランス5大巨匠”は、日本映画に対しても戦前や戦後近辺でさまざまな影響を与えています。今も知名度がある監督でさえほぼ放送されていません。戦後の中心であっても、まれにレア作品もあって放送してくれることはありがたいのですが、多様性がそれほどないのが現状と現実です。
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2016/01/11 22:43 | 写真投稿COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

新春企画”イタリア映画と日本映画のまさか「デカメロン」の謎などマル秘エピソードや秘蔵写真の掲載


2016年の1発目。久々に弾けてみました。原節子の流れを少しお休みして、久しぶりに外国映画のことを話してみようと思います。外国映画や洋画に詳しくないわけではありません。2015年のスカパーの洋画の映画チャンネルではさまざまな映画作品が放送されました。今回は写真の記事は異色な方法になりました。写真の記事で、進行させながら、記事は記事で進行しています。気になったものすべてだと膨大な量になるので、個人的に気になったほんの一部を取り上げます。

前回記事⇒原節子と初代・金田一耕助のたった1度の交わりとアメリカのナンバーワン映画スター

写真とエピソード1・ベルギー生まれの有名俳優のワーストを撮る


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2015年は元格闘家だったハリウッド俳優のジャン=クロード・ヴァン・ダムの特集がされていました。ベルギー人では世界的に有名な人物です。このブルーレイ含めて10作ほど録画しています。第18回ゴールデンラズベリー賞の最低スクリーンカップル賞を見事に受賞した「ダブルチーム」も録画しています。

文章パート1・イタリアと日本のまさか「デカメロン」の謎


巨匠のピエル・パオロ・パゾリーニアンドレイ・タルコフスキーの作品が2015年に放送されていました。大衆向けの娯楽作というよりはいわゆる映画作家がこの二人です。ピエル・パオロ・パゾリーニは、イタリアの映画監督で日本ではカルト映画として名高い「ソドムの市」で知名度があります。作品ごとにテーマ性が強く作家性が高い監督です。「デカメロン」(1971)という作品は強烈なインパクトがあります。イタリアの作家のジョバンニ・ボッカチオの作品で”10日物語”の意味し、1348~1353年頃に書かれたとされています。フィレンツェの3人の青年と7人の淑女とが繰り広げるストーリーです。日本語でデカメロンは胸やお尻のふくらみを連想させます。

ちなみに「青春のデカメロン」(1950)という作品が新東宝で、香川京子の主演によって作られていますが、この「デカメロン」(原題・Il Decameron)よりも映画よりだいぶ前の話です。まさか日本映画の影響は受けてはいないとは思います。こうした偶然の関連性も映画を知る上での面白さのひとつです。


文章パート2・表現の自由を求めて祖国を脱出


一方のアンドレイ・タルコフスキーは、全般的にはソビエト映画(現・ロシア)の監督で、1960年代から1980年代にかけて活躍し、1980年代前半にソビエトからフランスに亡命したことでも知られている映画作家です。ヨーロッパの評価が高かったこともあったと思われますが、ソビエトなので作品を作る自由が規制されてるんですね。そのため作りたい作品、表現の自由を求めるために祖国を離れています。

ピエル・パオロ・パゾリーニアンドレイ・タルコフスキーは今でも一部に日本にも熱心なファンがいます。ヨーロッパの巨匠というものは、1950年代は年間で10億人をの総観客動員を記録した日本映画は、今でも5000万人以上のそこそこな映画市場を維持していますが、ヨーロッパ方面の巨匠というのは3大映画祭(カンヌ、ベルリン、ヴェネツィア)などが成立したころから賞を取ることは巨匠になるために比較的に当たり前のことになっています。

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写真とエピソード2・チリ映画は現在進行形


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チリ映画も3作録画しています。チリ映画のイメージってほとんどない方が多いと思います。世界的な映画人がいません。写真にあるとおり録画している「NO」(2012)は2012年の第65回カンヌ国際映画祭や第25回東京国際映画祭で上映されたことがあり、有名な作品と言えるのかもしれません。チリ映画でグーグル検索するとトップに表示されます。チリ映画のイメージはこれから作られていくのでしょう。

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2016/01/03 18:53 | 写真投稿COMMENT(0)TRACKBACK(0)  

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