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壮絶映画愛子ドキュ「第91回アカデミー賞」 プレゼンター大量発生見送りトラブルに黒い仮面ライダー(3の1)







今回は映画愛子のドキュメントと共に第91回アカデミー賞(第91回の米国アカデミー賞)について独自目線で取り上げていきます。基本的な情報旗でも多くあるので砕けた目線の展開を目指します。壮絶映画愛子ドキュ「第91回アカデミー賞」 プレゼンター大量発生見送りトラブルに黒い仮面ライダー(3の1)のスタートです。





前回記事⇒戦前を代表する名映画脚本家の戦地に消えた本音と大センセーショナル





第91回アカデミー賞」にあの小笠原プロ楠英二郎登場の事情





日本時間2019年2月25日の午前(現地24日の午後)からスタートの録画していたWOWOWの生中継を視聴していました。今回も録画を何度も止めながら深夜3時近くまでの時間を要してしまいました。レッドカーぺットの生中継、日本スタジオ、現地の中継を含めると5時間越えの生中継でした。

個人的にメモした限りだと式中継自体は3時間17分ほどでしたが、スタート前のスタジオで1時間30分、終了後の日本スタジオのやりとりを15分ほど、あわせて5時間強です。長時間集中するという緊張状態が6時間以上続き、冷や汗を何度もかきました。


第91回アカデミー賞」生中継の日本スタジオはフリーキャスターやタレントなどのジョン・カビラ、元フジテレビアナウンサーでフリーキャスターなどの高島彩、ゲストはアメリカ在住の映画評論家などの町山智浩、製作者などの川村元気、レッドカーぺットのリポーターはタレントのすみれ、脇役俳優の尾崎英二郎でした。町山智浩は今年はキン○○発言はありませんでした。



彼の名前は日本映画ファンでもあるので、日本の個人的にナンバーワン評価の映画主演俳優の片岡千恵蔵(すみれの母方の祖父で映画400作出演の大名優の原健作も長年世話になっています)と縁がある大名優の片岡栄二郎、東映で映画版『遊星王子(1959)』などを監督した若林栄二郎の栄二郎から英二郎、英二郎のそのままだと楠英二郎(俳優名=楠英二郎、映画主演数8 実業家名=小笠原明峰 読み=おがさわらめいほう、映画会社「小笠原プロダクション」創立、のちの片岡千恵蔵が映画主演デビューした映画史に重要な映画会社)を同じ英二郎から思い出してしまいます。映画ファンにはぜひ知っていただきたいところです。


尾崎英二郎楠英二郎、去年(90回も尾崎がリポーター)は触れませんでしたが、過去と現代が結びつくという面で英二郎つながりの「第91回アカデミー賞」そのものにもつながるある種の映画愛ともいえるでしょう。米国アカデミー賞も当然ながら映画愛を称えているからです。







もっとも複雑怪奇な「第91回アカデミー賞」 『仮面ライダーBLACK』から『ブラック・パンサー






本当に公開は2018年の90回以上に複雑な情報量の細かい米国アカデミー賞でした。すべてを1記事はもちろんですが数字記事で取り上げるのはほぼ無理です。さまざまな目線や考え方、焦点があるからです。テレビなどは日本勢がだめだったなどと一言や二言で済ませていますが、そんなことは決してありえません。




個人的に印象に残ったことが”多様性の広がり”という部分です。多様性の広がりとはさまざまな部分にみられました。それは各賞の獲得作品の枝分かれにもみられ、受賞数が『ボヘミアン・ラプソディ』の1作品が4部門受賞(主要1)、『グリーンブック』(主要2)、『ROMA/ローマ』(主要1)、『ブラック・パンサー』の3作品が3部門受賞、3つ以上の獲得が4作品にも一部分が現れているといえるでしょう。





S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーBLACK
S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーBLACK



黒い、日本だと上記の仮面ライダーBLACKなどの『仮面ライダーBLACK』や『仮面ライダーBLACK RX』を思い出してしまいますが、『ブラック・パンサー』も「マーベル・シネマティック・ユニバースシリーズ」だからできる玩具展開もしています。

ブラック・パンサー』の流れで参考に仮面ライダーBLACKです。個人的には好きな上位で好きな仮面ライダーシリーズです。







ブラック・パンサーよりも日本の仮面ライダーBLACKです。日本のほうが先です。これは凄いことです。漫画やテレビアニメ、映画の『ワンピース』と「パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ」のような関係でしょうか。これも日本のほうが先といえば先です。






映画愛子的な第91回アカデミー賞のベスト5の出来事





シンプルに独自解釈で迫ります。






映画愛子的な第91回アカデミー賞のベスト5の出来事

1 Netflixの配信映画が2作受賞=監督賞と撮影賞、外国語映画賞の『ROMA/ローマ』と短編アニメ映画賞の『Bao』の史上初の快挙と未来の映画概念の変化の予兆
2 インパクト抱き合う男たち=記事下記リンクの(3の2)をご覧ください
3 黒人大旋風=『グリーンブック』で助演男優2度目の受賞のマハーシャラ・アリ、『ビール・ストリートの恋人たち』で助演女優賞をレジーナ・キング、『ブラック・クランズマン』でスパイク・リーが4名共同の脚色賞、作品賞受賞作『グリーンブック』出演のオクタヴィア・スペンサーも印象を残し、サミュエル・L・ジャクソンなどの多数の黒人プレゼンター、黒人登場映画『グリーンブック』、『ブラック・パンサー』、『ブラック・クランズマン』、『ビール・ストリートの恋人たち』 の4作が受賞
4 進撃のメキシコ人たち=第90回のギレルモ・デル・トロに続く、アルフォンソ・キュアロンの『ROMA/ローマ』がメキシコ人で2年連続監督賞受賞、メキシコ系の出演者、製作陣なども印象 国境の壁は作られても映画の壁は作られない風の発言
5 ホスト(司会者不在)の膨大なプレゼンター大量発生の30年ぶり緊急事態



変化も今のアメリカらしいと思いました。アメリカ、ハリウッド映画の形成はユダヤ人などによる移民たちの映画界でもあるので、メキシコ人や黒人の異常な活躍により、今も内部の少数派や外部からの働き手による現代の映画の概念を変えようとする大きく続いている、日本ではまだありえない現状が存在しているからです。特にアメリカは政治が映画にガンガン絡んでおり、娯楽や芸能に政治が絡まないなんてありえません。


『ROMA/ローマ』と短編アニメ映画賞の『Bao』は配信作品が受賞するというしかも2作という史上初の快挙と変化を今回のアカデミー賞にもたらしました。来年も続くかは不明ですが、長い目で見たら数十年後の未来の映画概念の変化の予兆を感じさせます。未来から振り返ればこのときが最初だったといわれるかもしれません。

Bao』という短編アニメ映画賞のアニメは”女性の生理”などを扱った映画のようで、受賞で登壇した女性の二人が話しています。



フェリーニのローマ [DVD]
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ローマ題の映画というと『フェリーニのローマ』を思い出してしまいます。フェリーニの代表作には含まれませんが、巨匠フェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini)の監督作です。若者のローマに対する愛国を嘆き、バイク暴走シーンなどのドキュメンタリー要素も含んでいます。





プレゼンター大量発生と見送りのトラブル 第91回アカデミー賞がイマイチの理由





今回はケヴィン・ハートが同性愛者の差別発言などにより、ホスト(司会)の辞退をしたことにより、プレゼンターを多数抱えることでフォローする受賞式でホスト不在は30年ぶりでした。ホスト(司会)の辞退のほかに興行成績などで評価する映画賞の新設を見送り、4部門の放送短縮の見送りのトラブルがありました。


ポスター/スチール写真 アクリルフォトスタンド入り A4 パターン 9 セントラル・インテリジェンス 光沢プリント
ケヴィン・ハート



個人的な授賞式の全て見た感想の面白みはいうと情報量は複雑、多彩で満足できる部分がありますが、式のみの面白さはイマイチだと感じました。いつものアカデミー賞にようにほとんど笑える部分がなく、正当派でまじめな、面白みが薄く、近年の米国アカデミー賞らしさは感じられず、やはり司会者がいたほうがその人の個性や雰囲気が式全体に乗っかるので、ホストは重要で必要だと痛感させられました。米国アカデミー賞は毎年違いを見せているところもあるので、今年は複雑な要素が多かったため、これははこれでよいという考え方もありますが、物の足りない部分は否めませんでした。



プレゼンターの50名ほどのトリ(作品賞のプレゼンター)はジュリア・ロバーツでした。2019に52歳を迎えますが、ピンクの服装でまだまだ若い感じがあります。日本人の50代で全体ピンク衣装、部分ピンクなら日本人の50代でもいけそうですが全体はきつそうです。


大きな写真、ジュリア・ロバーツ、Julia Roberts
大きな写真、ジュリア・ロバーツ、Julia Roberts







*この記事は導入的内容なので(3の2)と(3の3)はさらに深く独自に目線を突き刺します。
(3の2)と(3の3)を下記リンクで公開しました。


(3の2)⇒「第91回アカデミー賞」 大量の黒人たちとマハーシャラ・アリ 抱き合う中年男性2人2組登壇


(3の3)⇒「第91回アカデミー賞」進撃全開74歳 足を丸出しリポーターきゃわいい子





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2019/02/26 23:31 | アカデミー賞COMMENT(4)TRACKBACK(0)  

戦前を代表する名映画脚本家の戦地に消えた本音と大センセーショナル






今回はこの「戦前を代表する名映画脚本家の戦地に消えた本音と大センセーショナル」の記事から5つ前の安室奈美恵 SPEED DA PUMPが存在がなかった 日本初映画大巨匠の死と大量退社騒動直後の名作の流れに一時戻り展開していきます。




前回記事⇒「多様性の超鬼」 140作90年の国民的映画次郎長27作の墓標






マキノの『浪人街』 浪人ブーム70作以上の映画の大センセーショナル






浪人街』は浪人ブームを日本映画界に巻き起こした作品でした。特に時代劇で多数が作られ、その映画の本数はわかりやすいだけでも70作を越しています。

浪人題材は巨匠のマキノ雅弘と主演スター南光明、沢村国太郎を事実上の最初に火付け役とブレイクとして、大河内傳次郎、片岡千恵蔵、 阪東妻三郎、嵐寛寿郎、市川右太衛門、月形龍之介などの歴代の大スター俳優やそこそこの映画スターまで実に多彩ですし、監督も数十名がこの大センセーショナルや流れとして関与しています。


戦後の黒澤明と三船敏郎のコンビやテレビドラマの代表格だけでも近衛十四郎、三船敏郎で作られました。1928年に1作目が公開の『浪人街』の評価が映画界に徐々に浸透した戦前の1930年代前半がもっと多めですが、時間を空けてこの流れは戦後を通じても多数の時代劇映画が作られています。






浪人ブーム浪人街の生みの親の一人の山上伊太郎





浪人街といえば、監督は大巨匠のマキノ雅弘(マキノ正博)ですが、全体の映画化作品の全てが時代劇映画を代表する名脚本家の一人である山上伊太郎の原作と脚本作としても知られていますし、1作目の1928『浪人街 第一話 美しき獲物』などはキネマ旬報の上位を記録し映画そのものも高く評価されました。

助監督は滝沢憲(戦後に日活現代劇映画でも活躍した日活時代劇映画の名匠の滝沢英輔の別名義) とのちに嵐寛寿郎とのコンビで知られるという超豪華布陣でした。





支配階級や権力を批判する要素を持つ映画は今だから必要??




日本映画縦断〈1〉傾向映画の時代 (1974年)
日本映画縦断〈1〉傾向映画の時代 (1974年)


貴重な古書です。”傾向映画の時代”とありますが、支配階級や権力を批判する要素を持つ映画=傾向映画の脚本家としても山上伊太郎は貢献し、この日本映画縦断〈1〉傾向映画の時代にも彼が登場しています。

傾向映画は特に戦前の日本映画で作られました。そのほとんどの名作が戦前です。テレビや大企業が都合が悪いから伝えない日本映画の歴史が勉強できます。現在の日本映画は内容の幅が狭く、同じような方向の映画が多い現実、傾向映画はに映画の幅の広さを表現するためには必要だと考えていますし、それも含めて映画の多様性、面白さだからです。現在に評価される作品が作られていたらもう少し面白くなるかもしれません。







日本映画歴代の中でも本数が少ない名脚本家 山上伊太郎





山上伊太郎は映画脚本数が確認できる数の55作ほど、原作数は脚本数からすると偉大な30作以上の高い貢献度を記録、脚本55作、30作が原作です。脚本数は少ない部分が目立ちますが、原作数は多い、これから下記部分で登場しますが脚本が少ないことは未来にあってはならない戦争が影響しています。


山上伊太郎の映画脚本数が55作は戦前においても少ない数です。映画脚本も100作を越さないと数のみの歴代10選はおろか、上位にさえにも含まれることさえもありませんが、映画監督でいうと黒澤明(31作)や今村昌平(22作)、伊丹万作(約30作、現存尺版、商品化版、断片含む)のように監督本数が3人とも31作を下回る監督数が少ない巨匠にように、本数は少ないくても影響力や後世への貢献度、代表作の比率が高い脚本家だったのが山上伊太郎です。本数はたいしたことありませんが実に密度が濃い人物です。


時代劇映画の脚本家でいうと八尋不二は300作以上(』データ消失も含む)の時代劇映画の脚本を残したといわれ、八尋不二が時代劇映画の脚本数の歴代最多、牧野省三賞(日本最初の正式な映画人を表彰する生涯功労賞)も脚本家で最初に受賞しています。


山上伊太郎は原作者としてもたしかな実積と実力を持っ太人物でした。現在の日本映画は多くが原作があるものばかりですが、戦前や日本映画黄金期は原作がない映画が多数作られていました。原作者扱いが後から脚本家になる場合も多く、たとえば多羅尾伴内シリーズの比佐芳武も後から原作者扱いされています。





まさかのリスペクト舞台化されていた山上伊太郎







山上伊太郎オリジナルシナリオ小冊子付とあり、山上伊太郎の大きな代表作「浪人街」の舞台のパンフレット、マキノノゾミの脚本 演出は山田和也 出演は唐沢寿明 松たか子 中村獅童などによる舞台の貴重品です。山上伊太郎をリスペクトする舞台のオリジナルシナリオと小冊子付のコレクター品です。唐沢寿明が荒牧源内を主演、松たか子がお新というヒロインを演じました。





山上伊太郎のキネマ旬報ベストテン賞を受賞作品





キネマ旬報ベストテンも一つの評価だと考えていますが、これのみが全ての評価ではありません。作品の路線によっても縁遠い作品もたくさんあるからであり、映画賞のみやキネマ旬報ベストテンのみで評価することはありえない話です。ここではこのキネマ旬報ベストテン賞もヒyと角評価だと考えて取り上げます。



山上伊太郎のキネマ旬報ベストテン賞を受賞作品
1927『悪魔の星の下に』  製作=マキノ御室(マキノプロダクション)
  監督=二川文太郎 主演=月形龍之介 *キネマ旬報ベストテン賞を受賞
1928『浪人街 第一話 美しき獲物』  製作=マキノ御室 
  監督=マキノ正博  主演=南光明 *キネマ旬報ベストテン賞を受賞
1928『崇禅寺馬場(1928)』  製作=マキノ御室  
  監督=マキノ正博 主演=南光明 *キネマ旬報ベストテン賞を受賞
1929『首の座』  製作=マキノ御室
  監督=マキノ正博 主演=谷崎十郎 *キネマ旬報ベストテン賞を受賞
1929『浪人街 第三話 憑かれた人々』  マキノ御室  
  監督=マキノ正博 主演=沢村国太郎 *キネマ旬報ベストテン賞を受賞
1932『白夜の饗宴』 製作=千恵プロ(片岡千恵蔵プロダクション) 配給=日活
  監督=マキノ正博  主演=片岡千恵蔵 *キネマ旬報ベストテン賞を受賞





キネマ旬報ベストテン賞を受賞とはベスト10に含まれたことが受賞扱いとなります。この時点で優れた作品である、当時はそのようにベスト10に入ることが高い評価だと映画評論家や文化人、文豪、インテリ層などに高く評価されていました。

もちろん今の年間のキネマ旬報ベストテンも大衆的なものではありませんが、これも一つの評価であることは事実です。名脚本家&名原作者の山上伊太郎が確実に評価されていたことを示す大きな動かぬ証拠となります。




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