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片岡千恵蔵生誕120年特集全貌&+α「千恵蔵先生 阪妻さん そしてうちの父」 三奴の大吉月形Gメン飛び出す十七の顔 あの聖地に赤穂城浮かぶ



片岡千恵蔵生誕120年特集全貌&+α「千恵蔵先生 阪妻さん そしてうちの父」 三奴の大吉月形Gメン飛び出す十七の顔 あの聖地に赤穂城浮かぶ






彼ほど多彩で国民的な役柄を主演で多数を演じ

国民的題材でもっとも成功を収め、

彼ほど長年にわたって、多数の観客度員を記録し続けた主演俳優はいません。


左側の作家路線に寄った映画の主演俳優や中間、右側の娯楽路線に寄った映画の主演俳優の大成功は

国内外問わずに比較的多くいますが、

映画の左と、中間、右、この3つの方向で、

もっともバランス良く、膨大数大成功を収めた主演俳優はほぼ存在しません。

*確認している限りただ一人



後世への膨大な影響を与え続け

現代も日本の映像コンテンツの根っこに広がっている絶大過ぎる影響力



2023年の大トリは片岡千恵蔵、その生誕120年特集の全貌へ独自に迫ります。




前回記事
【小津写真6枚】これは役者の大大勲章だ!小津安二郎に「お前なんて2度と使わない」と言われた男 生誕90年100年120年超連動






「 「千恵蔵先生 阪妻さん そしてうちの父」が作ってきた日本映画の最盛期」に込められたメッセージ







千恵蔵の東映時代の数多い大物俳優のうちの一人の北大路欣也


彼は「徹子の部屋」の2023年1月27日の出演回で、こんなことを話していました。


「千恵蔵先生 阪妻さん そしてうちの父が作ってきた日本映画の最盛期」


まさにその通り、日本映画史そのものを形成し、その最盛期を牽引しました。

北大路欣也による直接の片岡千恵蔵への感謝を示す意味のある深みのあるメッセージです。

北大路は2023年が生誕120年だということを把握していて、あえて・・・

自分自身の言葉で、感謝を述べたのでしょう。


*阪妻さん=阪東妻三郎、うちの父=市川右太衛門


片岡千恵蔵

北大路欣也 徹子の部屋
阪東妻三郎 市川右太衛門


千恵蔵生誕120年1 
千恵蔵生誕120年1






片岡千恵蔵の生誕120年特集の全貌 時代劇専門チャンネル編1






片岡千恵蔵の生誕120年特集は時代劇専門チャンネル、東映チャンネル、WOWOWで放送されました。


時代劇専門チャンネルでは千恵蔵の生誕月の4月から6月にかけて3か月連続で放送


<時代劇専門チャンネルの片岡千恵蔵の生誕120年特集 3、4、5月に計6本>
3月
1957『任侠清水港』  清水次郎長役 オールスターキャスト
1960『御存じいれずみ判官』  遠山金四郎役 オールスターキャスト
4月
1963『五人のあばれ者』  此村大吉役 オールスターキャスト 
1960『壮烈新選組 幕末の動乱』  近藤勇役 オールスターキャスト
5月
1958『紫頭巾(1958)』  紫頭巾、筧竜太郎、狩田秀麿、新倉真十郎(4役) オールスターキャスト
1955『血槍富士』  ..権八役  オールスターキャストに近いキャスト




全て東映映画、すべて単独主演

*オールスターキャストに近いキャストは、現代でいえば完全にオールスターです。


時代劇専門チャンネル 任侠清水港 御存じいれずみ判官 五人のあばれ者 
壮烈新選組 幕末の動乱 紫頭巾(1958) 血槍富士



『任侠清水港』、『御存じいれずみ判官』、 『五人のあばれ者』、『壮烈新選組 幕末の動乱』 『紫頭巾(1958)』、『血槍富士』の6本です。『任侠清水港』『御存じいれずみ判官』、『壮烈新選組 幕末の動乱』 『紫頭巾(1958)』『血槍富士』の5本は代表作、『任侠清水港』『御存じいれずみ判官』 『紫頭巾(1958)』『血槍富士』の4本は何度も放送されているタイトルです。


特に上記だと、清水次郎長、遠山金四郎、近藤勇、紫頭巾、国民的に広く有名な役柄、最盛期は現在以上に主演で認められた人物のみ(ほぼ)が主演で演じられる役柄でした。

此村大吉は比較的有名な役柄で、映画化は少なくても10本を越していると考えられます。また権八役は一般的に知られていませんが、主君に仕える下僕的な槍持ちの役柄、千恵蔵はこうした身分の低い役柄も数は、あまり多くありませんが得意としました。この映画のみで知る人ぞ知る役柄です。



千恵蔵の凄さは、膨大数の国民的な役柄の大成功だけではなく、一般的に有名ではない役柄でも数多く成功しています。これは歴代だと千恵蔵と長谷川一夫(林長二郎)が突出しています。長谷川一夫の場合は、国民的な役柄の大成功数が千恵蔵よりも大きく劣る部分が特徴です。この部分もいずれ取り上げたいところです。





長谷川一夫 清水次郎長 遠山金四郎 近藤勇 紫頭巾


壮烈新選組 幕末の動乱 [DVD]


『壮烈新選組 幕末の動乱』は映像化の巨匠・佐々木康が監督、最盛期は”天皇”ともいわれた松田定次に次ぐ、ナンバー2ともいわれました。

東映時代の観客動員は1億5千万を越したと考えられ、松田監督に次ぐ東映の2位だったと考えられ、他社だと大映の時代劇中心の映像化の巨匠・森一生と競い合いました。千恵蔵とは多彩な題材の20本を超す名コンビを形成、観客動員は5000万人級だったと考えられます。

*映像化の巨匠(大プログラムピクチャー)=娯楽映画中心に多大な功績を残した映画監督

壮烈新選組 幕末の動乱 佐々木康 松田定次 森一生 映像化の巨匠 プログラムピクチャー


壮烈新選組 幕末の動乱 [VHS]


『壮烈新選組 幕末の動乱』のDVD版とVHS版、表のパッケージは同じです。2大スター大友柳太朗と大川橋蔵のクレジットはトリ表記、両名の役柄が有名ではない部分も印象に残る1本で、千恵蔵3本目の近藤勇役の主演、3本とも名優40名前後の大オールスターキャスト。

さらに千恵蔵の新選組映画の全7本中の6本目に該当します。このように千恵蔵の膨大な功績の一つに新選組題材を全国規模に広め、定着させた部分があります。


大友柳太朗 大川橋蔵 新選組映画






3人の大吉 同じ此村大吉を両御大が演じている『五人のあばれ者』と『朱鞘罷り通る』と『此村大吉(1954)』





片岡千恵蔵と市川右太衛門は、その大きな功績から御大、両御大と呼ばれました。1960年代に右太衛門が映画界を去ってから、千恵蔵は東映の重役や映画界に残り、1950年代中盤から亡くなる1983年にかけて、25年強にわたって長年の間、”御大”と呼ばれました。

千恵蔵に関して、渡瀬恒彦(主演約50年の大物俳優)や中島貞夫(映画監督の巨匠)、江原真二郎(最盛期の現代劇で活躍の名優)、菅原俊夫(名殺陣師)、福本清三(端役の名優)など、多くの人物が御大と呼んでいる映像番組を確認(書籍や文章など含めるとさらに多いが)しています。しかもこ2010年以降の比較的近年に限定したものです。このことからも、膨大な人物たちから御大と呼ばれていました。


千恵蔵の凄さの膨大な中の一つとして死後30年経過しても、”御大”と存命の功績を残した関係者に言われていることです。



直属後輩の里見浩太朗(大物俳優)や北大路欣也(大物俳優)は、自分もそこそこの実積だと言いたいのか(現実は足元)、他の歴代上位の大物俳優に合わせてか、”千恵蔵先生”と呼んでいる映像や音声が確認できます。先生呼びは御大呼びよりも、実積を下げずむ呼び方であり、残念さ感じてしまいます。


渡瀬恒彦 中島貞夫 江原真二郎 菅原俊夫 福本清三 

里見浩太朗 北大路欣也 役所広司 堺雅人 渡辺謙



この両御大が此村大吉演じている『五人のあばれ者』と『朱鞘罷り通る』、『五人のあばれ者』は製品化されていませんが、『朱鞘罷り通る』は下から有料で視聴可能です。

『朱鞘罷り通る』


市川右太衛門が此村大吉を演じた1956年公開の東映映画『朱鞘罷り通る』、全体は有料レンタルですが、数分のプレビューが見られます。千恵蔵と共演の多い花柳小菊がヒロインを演じ、監督は河野寿一(新選組題材に映画とドラマで大きく貢献した名匠、テレビ時代劇の巨匠、ドラマは本数以上の貢献度、

ドラマ「用心棒シリーズ」も代表作)、脚本は三村伸太郎(戦前にピークが強い時代劇上位の名脚本家)、『五人のあばれ者』のレンタルや製品化はされていません。ちなみに『朱鞘罷り通る』は東映チャンネルで放送されたことがあります。



朱鞘罷り通る 河野寿一 用心棒シリーズ 三村伸太郎 花柳小菊


此村大吉は講談物の映画題材といえます。歌舞伎俳優の中村仲蔵とのエピソードが登場するものがあり、仮名手本忠臣蔵五段目の斧定九郎のモデルともいわれています。架空の人物です。

盗賊の白浪五人男(青砥稿花紅彩画)の影響か(東映のスーパー戦隊ものの元ネタともいえる)、旗本五人男のエピソードとして描かれる場合もあり、『五人のあばれ者』は旗本五人男のエピソードに重点を置いている映像化作品です。


中村仲蔵 仮名手本忠臣蔵五段目 斧定九郎 盗賊の白浪五人男 青砥稿花紅彩画 スーパー戦隊


此村大吉 映画ポスター プレス 大映 1954年 マキノ雅弘監督鶴田浩二久慈あさみ南悠子三田登喜子


日本映画が歴代上位の大スター鶴田浩二も此村大吉を『此村大吉(1954)』で演じています。しかも監督は2023年に没後30年の千恵蔵との名コンビ歴にある270本(現存含む)の多作の巨匠のマキノ雅弘

千恵蔵、右太衛門、鶴田の三大スターが演じているだけでもお分かりかと思われますが、此村大吉は国民的とまではいえないでしょうが、有名、支持の高い時代劇の題材でした。

鶴田浩二 此村大吉(1954) マキノ雅弘






片岡千恵蔵の生誕120年特集の全貌 時代劇専門チャンネル編2





紫頭巾は、勧善懲悪的な要素の強大な悪党を追い詰める役柄、ライバルの市川右太衛門や嵐寛寿郎は勧善懲悪の主人公を多く演じていますが(50本越え)、千恵蔵はあまり演じていません。

現存の断片も含めると350本ほどの千恵蔵映画(主演のみ)のうち、戦前と合わせても20本も確認できません。勧善懲悪は時代劇のジャンルとしては単なる芸や娯楽の要素(当時の映画評論家か低級だと評価されていた)が強いためと考えられます。千恵蔵の場合はこの単なる娯楽の低評価を気にして、勧善懲悪要素が強い映画にあまり出ない判断をしていたものと考えられます。


*単なる娯楽、もちろん素晴らしいわけですが、いわゆるB級側面が強いことも事実です。

勧善懲悪 嵐寛寿郎


片岡千恵蔵の生誕120年特集の全貌 時代劇専門チャンネル編1で登場の6本の中でもっとも貴重といって良いのが、『五人のあばれ者』 です。これまでほとんど放送されておらず、今回の生誕120年においてハイビジョン版は初放送だったようです。

また『壮烈新選組 幕末の動乱』も意味があり、ハイビジョン画質版は今回の生誕120年が初放送です。『壮烈新選組 幕末の動乱』は過去に東映チャンネルでも放送されたことがあり、標準画質版のDVDの録画を確認しています。放送そのものも約10年ぶりでした。当時のままが良いという捉えからもありますが、現代風なクリアな映像版も意味のあることです。


また、片岡千恵蔵の生誕120年特集の枠には含まれませんでしたが、時代劇専門チャンネルで10月から11月に映画『鴛鴦歌合戦』が放送されました。この映画はこの20年ほどでこれまでに何度も放送されています。


千恵蔵生誕120年2
千恵蔵生誕120年2画質の悪さは許してください。


録画番組に表示されている時代劇専門チャンネルの1958『紫頭巾(1958)』と1955『血槍富士』です。血槍富士は何度も録画済みですが、形として録画していますが、タイトルの後に「生誕120年・時代劇スタア片岡千恵蔵」とあります。

時代劇スタアとありますが、これは時代劇専門チャンネルの特集だからです。現代劇でも大きな功績(=時代劇メインでありながら40本を超す代表作、推定1億近い観客動員、5本中4本成功の非常に高い的中率など)を残しています。



生誕120年・時代劇スタア片岡千恵蔵





片岡千恵蔵の生誕120年特集の全貌 時代劇専門チャンネル編3 +αのテレビドラマ 高橋英樹加藤剛、津川雅彦の千恵蔵尊敬





さらに時代劇専門チャンネルでは、生誕120年特集の枠組みから離れた千恵蔵の出演のテレビドラマが続々と放送されました。

千恵蔵のテレビドラマの最大の代表作の大岡越前(大岡忠高役、部分的にメイン回が有)も第1部から放送され、名作テレビ時代劇『編笠十兵衛』(1974年版、高橋英樹版、事実上の二番手の中根正冬役)も放送されました。


青春スターを経て任侠の代表作、時代劇スターの名優の高橋英樹(2000年くらいから徐々にテレビタレント中心の活動、現在はほぼテレビタレントと化す)は1990年代前半放送の日本テレビの時代劇特番内のインタビューにおいて、「自分の時代劇の演技は千恵蔵さんの時代劇の演技を参考にした」という趣旨の発言を残しています。

高橋英樹

テレビ時代劇を代表する主演系名優の加藤剛は、時代劇専門チャンネル出演時に、「大岡越前」に主演してもっとも良かった出来事に、なんと、千恵蔵との共演を挙げています。1970年の記念すべき1話の撮影の時に大緊張でしたが、片岡千恵蔵のおかげで1歩みだすことができたのだと解釈しました。

「千恵蔵さんは優しくて嬉しかった」という趣旨の発言を残しています。自分自身のことよりも、千恵蔵との共演が1番だったということに非常に驚きました。

加藤剛 

加藤剛は、教養や歴史好きでも知られており、千恵蔵の存在の大きさや多大な功績を自分なりに調べたり、比較的に認識していたのでしょう。

その優しさのおかげで、不安も和らぎ、最大の当たり役・大岡忠相(大岡越前)を30年近く演じることができたのかもしれません。大功績を残した先人への感謝の念、これは当たり前ですが、必要なことです。

リメイクの村上弘明版『編笠十兵衛』(2023年に生誕100年の池波正太郎原作)の中根正冬は、千恵蔵と縁のある名優の津川雅彦(下記の「赤穂城三部作」などで共演)が演じました。津川雅彦は、主に主要系の助演の映画やテレビドラマの名優(主演や相手役でも代表作が複数、映画監督としても複数の代表作)として大成しています。

津川は赤ん坊の時、出産祝いに駆け付けた千恵蔵に「この子は兄貴(長門裕之)より顔が良い」と褒めてもらったとNHKラジオ(ラジオ深夜便)出演時に話しています。

千恵蔵の友人でもあったとされる津川の父で名優・沢村国太郎(澤村國太郎 映画出演420本越え、主演85本強、1930年代のピーク時は主演スターとして上位20選級の成功、1930年代後半頃から主演を支える主要(上位数選)でも成功、戦後の脇役や端役時代も一定の評価、助演330本以上)から何度も聞かされていました。

千恵蔵に褒められたということに、かなり嬉しそうな口調で語り、俳優人生の後押しになった部分があったと思われます。さらに津川はNHKのBSプレミアムで放送されてた「大岡越前」(東山紀之版)では、千恵蔵が演じた大岡越前の父の大岡忠高役を演じています。

また時代劇専門チャンネルでは、時代劇を代表する主演俳優の一人の大川橋蔵版「銭形平次」のセレクト放送が行われ、千恵蔵のゲスト回が放送されました。久々に見直しましたが、ゲストの超大物千恵蔵を立てるため、あえて両者の1対1の場面が用意されています。千恵蔵と橋蔵は映画時代から共演が多いことからもわかりますが、橋蔵の尊敬が「銭形平次」唯一の共演(生涯の最後の共演)につながりました。


尊敬を示す伝え方は個々の違いがあります。北大路欣也は彼らしいやり方なのでしょう。高橋英樹加藤剛、津川雅彦の尊敬の仕方も様々です。高橋英樹のNHKのラジオ出演(ラジオ深夜便に2カ月に1度出演中=2023年12月現在)などを聞いていると、千恵蔵の名前は石原裕次郎などと違い、”軽く出しにくい部分”があるように思えますし、相変わらず裕次郎ネタを毎回のように話しています。

*軽く出しにくい部分=本当の大きな功績があるため、軽く触れにくい、ネタにしにくい


鴛鴦歌合戦 大岡越前 大岡忠高
編笠十兵衛 東山紀之

 中根正冬 村上弘明 編笠十兵衛 津川雅彦 沢村国太郎 池波正太郎








片岡千恵蔵の生誕120年特集の全貌 WOWOW編






日本老舗の有料チャンネルWOWOWの千恵蔵生誕120年特集は、「大菩薩峠三部作」でした。前期は娯楽巨匠・渡辺邦男版(娯楽路線)ですが、放送されたのは後期の作家路線の巨匠・内田吐夢版(監督の作家路線)の三部作です。渡辺邦男版は東映チャンネルで数度が放送されている千恵蔵映画としても比較的レア映画です。


「大菩薩峠三部作」は千恵蔵の誕生月20年特集>
1957『大菩薩峠』  机龍之助役
1958『大菩薩峠 第二部』  机龍之助役
1959『大菩薩峠 完結篇』  机龍之助役


内田吐夢版「大菩薩峠三部作」は何度も放送れているのでまったくレア度を感じませんでした。
WOWOWは知ってもらうことを重視でしょう。映画通は唸りません。


WOWOW 大菩薩峠三部作 渡辺邦男 内田吐夢


千恵蔵は武蔵映画の定着の功績の宮本武蔵を代表的な役の一つにしていますが、この大菩薩峠の机龍之助は武蔵と真逆な役柄です。

正当な剣豪の主人公と悪役の剣豪の主人公の違い(表と裏の主人公)が大きめにあります。

相反する両方の主人公で大成功する千恵蔵の凄さは、他に俳優には真似できませんでした。股旅物の成功(千恵蔵は戦前に「瞼の母」や「一本刀土俵入」、「弥太郎笠」などが大成功、股旅は社会的なはみ出し者の話が多いが、こうした役の経験が、大菩薩峠の机龍之助の成功へ、良い意味で影響を与えたという説もあります。

正当な剣豪の主人公と悪役の剣豪の主人公の違い


ライバルの長谷川一夫は千恵蔵に次ぐ股旅物では大成功を収めているものの、強いダークヒーローが苦手(映画デビュー以前の女形だった過去も影響もあると思われますが)でした。机龍之助は勝新太郎の「座頭市シリーズ」にも影響を与えています。こちらは剣豪ではなく、按摩の部分がありますが、いわゆる正統派に対するアンチヒーローでは重なります。

勝新太郎 座頭市シリーズ





片岡千恵蔵の生誕120年特集の全貌 東映チャンネル編






日本の作品のみ、ほぼ東映作品のみの東映チャンネル、松竹の衛星劇場のように韓国ドラマやKコンテンツの放送がまったくない部分は非常に評価できます。日本人の大半(9割か)が大嫌いな韓国ドラマやKーPOPやKコンテンツ!!

*東映チャンネルはほぼ東映作品、特集によっては他からのレンタルも有、2023年は大映作品が放送されていましたが、これは全体の1パーセントほどの範囲です。


東映チャンネルでは千恵蔵の生誕月の3月に8本の映画が放送されました。特集でなくても千恵蔵映画はほぼ年中放送されていますが、それは多くても月2~3本が平均、生誕特集は集中放送という意味の差別化でもあります。同じ月の千恵蔵映画が8本放送されることは10年ぶりです。


<東映チャンネルの片岡千恵蔵の生誕120年特集 3月に8本 公開順>

1948『にっぽんGメン』  江藤実(刑事)役  千恵蔵のギャングシリーズ1本目 刑事映画
1951『獄門島(総集編)』  金田一耕助(初代)、鬼頭嘉右衛門(2役) 千恵蔵の金田一耕助シリーズ 探偵物、事件物
1955『血槍富士』 権八役  巨匠内田吐夢と名コンビ1本目、傾向映画要素、槍物
1957『はやぶさ奉行』  遠山金四郎役  遠山の金さんシリーズ 千恵蔵の金さん初カラー 判官物
1959『忠臣蔵 桜花の巻』 大石内蔵助役  千恵蔵の忠臣蔵シリーズ 
1959『忠臣蔵 菊花の巻』 大石内蔵助役  千恵蔵の忠臣蔵シリーズ
1960『多羅尾伴内 七つの顔の男だぜ』  多羅尾伴内役  多羅尾伴内シリーズ最終作 探偵物
1963『十三人の刺客(1963)』  島田新左衛門役  集団抗争物



放送された8本すべてが代表作です。

時代、WOW、この東映の3チャンネルで計17作品、役柄が被るものがありますが、17つの顔です。


時代劇=『血槍富士』、『はやぶさ奉行』、『忠臣蔵 桜花の巻』、『忠臣蔵 菊花の巻』、『十三人の刺客(1963)』

現代劇=『にっぽんGメン』、『獄門島(総集編)』、『多羅尾伴内 七つの顔の男だぜ』

千恵蔵最大のオールスター、名優100人越えの『忠臣蔵 桜花の巻菊花の巻』は、『忠臣蔵 桜花の巻』と『忠臣蔵 菊花の巻』と2本に分けて放送されています。


にっぽんGメン 獄門島(総集編) はやぶさ奉行 忠臣蔵 桜花の巻 忠臣蔵 菊花の巻
多羅尾伴内 七つの顔の男だぜ 十三人の刺客(1963)



片岡千恵蔵主演 多羅尾伴内シリーズ [DVD]


<引用>

時代劇の大スター・片岡千恵蔵が現代劇に挑戦し、変装の達人にして名探偵の主人公・多羅尾伴内に扮して大ヒットを飛ばした「多羅尾伴内」シリーズ。華麗なる七変化と二丁拳銃、そしてクライマックスの名ゼリフ「ある時は…、またある時は…、しかしてその実態は…! 」で一世を風靡した人気シリーズの東映6作品を一挙収録したDVDコレクションが登場!



上記のようにDVDリマスター版が2021年にリリースされていました。東映版6本収録、大映版の1作目から数え通算6本目の東映版2本目『多羅尾伴内シリーズ 曲馬団の魔王』(監督佐々木康、1954年1月3日公開の正月映画でヒットを記録)が、東映側がフイルムを残していたかったことによる欠番なのが残念です。

2023年時点では『多羅尾伴内シリーズ 曲馬団の魔王』の完全版は現存していません。東映チャンネルにおいては完全現存の東映版6本は何度か放送されています。


多羅尾伴内シリーズ 曲馬団の魔王


実は『多羅尾伴内シリーズ 曲馬団の魔王』(オリジナルは84分とされている)は、『曲馬団の魔王』の題名で、34分の部分版が現存しています。これは国立映画アーカイブが所蔵している非常にレアな千恵蔵映画です。東映チャンネルが生誕120年の企画として国立映画アーカイブからレンタルして放送してほしかった作品ですが、千恵蔵映画の一部は国が所蔵している日本映画最盛期を今に伝える重要な文化財なのです。

片岡千恵蔵の多羅尾伴内は、事実上12本がカウントされます(現存11、現存せず1)

曲馬団の魔王 国立映画アーカイブ





千恵蔵映画『にっぽんGメン』 映画やテレビの刑事物に大きな足跡を踏み出した日本にとって重要な作品





2023年は1948年10月公開の『にっぽんGメン』が約10年ぶりに放送され、今回は初のハイビジョン画質版です。視聴可能な中でも、比較的レアな千恵蔵映画です。

にっぽんGメン』は片岡千恵蔵初の刑事映画であり、東映(当時は東横映画)系の映画館が少ない時期でしたが、ヒットを記録、日本の刑事物の先駆的な映画に位置付けられています。また、千恵蔵の通算23本製作されたいわゆるギャング物、「千恵蔵のギャングシリーズ」1本目、同時に「にっぽんGメンシリーズ」1本目、劇中でギャング団という言葉も登場しています。

現在に観ると非常にシンプルな娯楽要素強めの映画で個人的に評価していますし、特に娯楽路線の刑事映画として大きな意味のある作品です。千恵蔵はもちろんですが、個人的には3大名優の月形龍之介(時代劇中心の映画500本越え超大名優)や市川春代(映画200本越えの大女優)、杉狂児(喜劇路線の大名優、映画の主演や助演や歌、舞台など喜劇系で先駆的に多角的成功、彼の路線は森繫久彌など大影響)が良い味を出しています。


杉狂児のメガネの刑事と婦人警官姿の市川春代は新鮮です。千恵蔵のアクションも独特ですが、それに千恵蔵と杉村春子(舞台中心の国民的名女優)、子役の終盤の場面も印象に残ります。さらに鈴木傳明(新字・鈴木伝明、松竹男性映画形成の、戦前に現代劇スターの事実上トップとも言われる映画俳優)が独特な役柄で助演出演(ネタバレになるため深く書きません)しています。

月形龍之介 市川春代 杉狂児 杉村春子 鈴木傳明 松竹男性映画形成 森繫久彌

にっぽんGメンへのリンク アマゾンプライムビデオ


『にっぽんGメン』は、のちに同東映だと、「警視物語シリーズ」(映画)や『特別機動捜査隊』、『Gメン'75』、『特捜最前線』、『はぐれ刑事純情派』、『さすらい刑事旅情編』、「相棒シリーズ」など多数、他社だと『七人の刑事』や『太陽にほえろ!』、「大都会シリーズ」、『西部警察』、「十津川警部シリーズ」など多数に絶大で多大な影響を与えています。


マスコミは裕次郎極推しだから言わない、ドラマの石原裕次郎が先輩の千恵蔵の大影響のゲ・ン・ジ・ツ のちの多くの刑事物の名作につながる映画として観てもらう価値が強い映画です。


警視物語シリーズ 特別機動捜査隊 Gメン'75 特捜最前線 はぐれ刑事純情派 さすらい刑事旅情編 

十津川警部シリーズ 相棒シリーズ 七人の刑事 太陽にほえろ! 西部警察 石原裕次郎


映画は小津安二郎や黒澤明などのような”作り込むのみ”が映画ではありません。もちろん娯楽のみでもありません、ある意味、娯楽に含まれるといえますが、映画はスターに価値を見出すものでもあり、芸能でもあり、当時そのものやそれに至る歴史、現在と比べる歴史でもあるのです。”作り込むのみ”や”マスコミがアレは名作だと誇張するいつもの映画”のみが映画ではありません。

”作り込む”ではなく俳優を活かし、シンプルのバランスよく魅せる映画も存在しています。いわゆる評論家や映画賞に当てはまるのみが評価するべき映画ではありません。『にっぽんGメン』も”作り込む”側の映画ではありません。







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岡山という国民時代劇3作の聖地に生誕120年の千恵蔵映画『赤穂城』が浮かぶ記念年の終焉







また、東映チャンネルの千恵蔵映画の2023年の放送映画としては『にっぽんGメン 第二話 難船崎の血闘』や10月、11月の傑作時代劇、12月の忠臣蔵スペシャルとして「赤穂城三部作」を放送、10月と12月に『赤穂城』、11月と12月に『続赤穂城』、12月に『女間者秘聞 赤穂浪士』、

東映チャンネルで『赤穂城』、『続赤穂城』、『女間者秘聞 赤穂浪士』が放送されるのは10年強ぶり、実は『赤穂城』、『続赤穂城』は10年ほど前にWOWOWで放送されたことがあります。そのバージョンの録画が残されています。このときがこの2本の初のハイビジョン版の放送だったと考えられます。

1952年に『赤穂城』(千恵蔵は浅野内匠頭と大石内蔵助の2役)と『続赤穂城』(千恵蔵は大石、浅野(1作目の振り返りのみ))、1953年に『女間者秘聞 赤穂浪士』(千恵蔵は大石)が公開されヒットしました。『女間者秘聞 赤穂浪士』は戦後初の討ち入りも描かれた記念作です。

個人的には複数の名場面から『続赤穂城』を一番評価(以前の記事で書いています)していますが、『女間者秘聞 赤穂浪士』は月形龍之介の片岡源五右衛門の出番が非常に多い部分が特徴といえます。

片岡源五右衛門が浅野内匠頭の片腕だけでなく、大石内蔵助の片腕としても描かれている部分が、他の忠臣蔵の映画やドラマとの最大の違い(華と実力のある助演の月形だからこその配役)のように思えますし、特に『女間者秘聞 赤穂浪士』は、大名優の月形龍之介の名演が光りますが、千恵蔵としては『続赤穂城』に見せ場が多くあるように思えます。



にっぽんGメン 第二話 難船崎の血闘 赤穂城三部作 赤穂城 続赤穂城 女間者秘聞 赤穂浪士 月形龍之介 片岡源五右衛門 浅野内匠頭 大石内蔵助



【4K】赤穂城プロモーションムービー「赤穂城 物語のはじまり」(本編)

愛国者、日本文化、時代劇ファン、城好き、歴史ファンにはたまらない場所、また日本人にとって心に染みる場所、先人へ感謝感じる場所、それが岡山、宮本武蔵や桃太郎伝説、赤穂浪士の忠臣蔵関連の史跡の多くも岡山(東京だと泉岳寺などもありますが、全体は岡山のほうが多い)、

宮本武蔵、桃太郎、忠臣蔵の聖地であり、岡山県は日本人の魂のような場所の一つです。

桃太郎伝説


そして2023年12月12月『女間者秘聞 赤穂浪士』が東映チャンネルにて初めてハイビジョン版で放送されます。

個人的に標準画質版は視聴していますが、画質と音質が粗く、ハイビジョン版は画質と音質がクリアになって新たな気持ちで視聴できます。



片岡千恵蔵の生誕120年を締めくくる上でふさわしさのある映画といえます。






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2023/12/15 18:30 | 超大物俳優COMMENT(6)TRACKBACK(0)  

【小津写真6枚】これは役者の大大勲章だ!小津安二郎に「お前なんて2度と使わない」と言われた男 生誕90年100年120年超連動




【小津写真6枚】これは役者の大大勲章だ!小津安二郎に「お前なんて2度と使わない」と言われた男 生誕90年100年120年超連動






2023年は片岡千恵蔵、嵐寛寿郎の日本映画ベスト5に含まれる国民俳優(国民スター)の生誕120年

*いうまでもありませんが、国民的スターよりもランクが上です。

世界で最初にヌーベルバーグ要素を展開した巨匠・清水宏

そして日本歴代上位の映画巨匠の小津安二郎の生誕120年です。

日本に真に尽くした先人たち


YouTubeで視聴不可能な小津の貴重な番組の中身も含めて迫ります。

貴重な写真が6枚登場します。




片岡千恵蔵 嵐寛寿郎 清水宏

小津安二郎



NHKが2023年12月1日からBS1とBSプレミアム(BSP)を終了させ、NHKBSに生まれ変わりますが、BS1とBSプレミアム(BSP)の前に存在したBSの名称がBS2です。

このNHKのBS2時代の2003年に小津安二郎の生誕100年特集が放送れました。映画本編と解説やドキュメンタリー番組、

2023年、過去に録画した膨大なDVDを整理していたら、なんと貴重な2003年時の小津安二郎の生誕100年特集の特別番組が見つかり、20年ぶりに当時の録画を視聴しました。20年前に視聴して忘れてしまったその意味のある内容も交えて、小津安二郎の生誕120年の独自な記事のスタートです。


BS1 BSプレミアム NHKBS BS2





歴代大舞台女優・杉村春子の貴重な小津安二郎へのメッセージ 有馬稲子、岡田茉莉子、岩下志麻、杉村春子 5大女優出演





最初に小津安二郎生誕90年の時に制作されたNHKのドキュメンタリー番組

個人的には杉村春子と青木富夫(突貫小僧こと)の映像証言が貴重です。杉村春子が小津安二郎については話しているものはこれ以外にもあるかもしれませんが、確認はしていません。



現代に甦る小津安二郎の世界【有馬稲子、岡田茉莉子、岩下志麻、杉村春子、青木富夫、ヴィム・ヴェンダース、ホウ・シャオシェンほか】



戦前の名子役の一人の青木富夫(ピーク時の子役以降は脇役、端役俳優として長年活動)は1929年公開の『突貫小僧』に主演したことから(表記は名優斎藤達雄のほうが先)突貫小僧とも呼ばれました。

『突貫小僧』は38分の短編方向の映画、現存18分(映写では14分)版も現存しています。この35mmフィルムに復元と近年に20分の16mmフィルム版も見つかっています。今後『突貫小僧』の別バージョンもいずれ観られるかもしれません。

杉村春子 青木富夫 突貫小僧 斎藤達雄  


劇中2分45秒、松竹の名映画プロデューサー山内静夫(当時68歳)が”無”と刻まれた正直にいうと非常に地味な小津の鎌倉の墓に手を合わせ、4分36秒、元宝塚の舞台と映画で活躍した名女優の有馬稲子、5分27秒、日本映画上位のスター女優の岡田茉莉子

山内静夫 有馬稲子 岡田茉莉子

5分59秒、日本映画上位の実力派のスター女優の岩下志麻、そして6分47秒に、日本の舞台の主演女優の事実上ナンバーワン&日本映画上位の名助演女優の杉村春子、17分22秒からは事実上の名映画音楽家といって良い斎藤高順も出演、これも貴重です。遺作の個人的には名作だと認識している『秋刀魚の味』も彼が音楽を担当しています。

岩下志麻 斎藤高順 秋刀魚の味

28分38秒から青木富夫(突貫小僧こと)、ドイツの巨匠のヴィム・ヴェンダース、台湾の名匠のホウ・シャオシェン(侯孝賢、ピーク時から長期間を経過していたが、惜しまれつつ2023年に監督引退)なども登場し、48分05秒から2023年に亡くなった名匠といって良い吉田喜重岡田茉莉子の夫)、岡田茉莉子吉田喜重(当時60歳)は子供はいませんでしたが、日本映画界上位の長年の”おしどり夫婦”としても知られています。

ヴィム・ヴェンダース ホウ・シャオシェン 侯孝賢 

吉田喜重 日本映画界上位の長年の”おしどり夫婦”


52分30秒から『秋刀魚の味』、55分02秒から杉村春子2、56分29秒から岡田茉莉子2、父の二枚目現代劇スターの岡田時彦も小津映画に出演も有名、58分25秒から岩下志麻2、59分46秒から有馬稲子、1時間1分04秒から吉田喜重2、直接に小津を批判したというエピソードと、彼なりの小津映画とはどんなものか、これにも少し迫っています。そして1時間16分26秒から吉田喜重3です。

岡田時彦


監督 小津安二郎〔増補決定版〕 (ちくま学芸文庫)


「残された作品の画面に何が具体的に見えるか、そしてそのイメージが、見るもののフィルム的感性をどのように刺激するかを論じてみたい。つまり、現実のフィルム体験として生きうる限りの小津安二郎の作品について語ってみたいと思う」(本書序章より)。人々がとらわれている小津的なるものの神話から瞳を解き放ち、その映画の魅力の真の動因に迫る画期的著作。本文庫は、小津の生誕百年(2003年)を機に旧版へ三章を増補した決定版である。名キャメラマン厚田雄春と『美人哀愁』の主演女優井上雪子へのインタヴューほかを併録。



小津生誕100年時の増補決定版=小津の生誕百年(2003年)を機に旧版へ三章を増補した決定版


厚田雄春 美人哀愁 井上雪子


名優・斎藤達雄との一時結婚で知られる井上雪子、戦前がメインの名女優と言い難い実積の女優ですが、約70年ぶりに映画出演し、引退時の”今後は映画出演しない”という自らの発言を破ってしまいました。





六代目がよみがえる 貴重な小津の唯一のドキュメンタリー映画『菊五郎の鏡獅子』 「小津百科」20年ぶり放送 序章








衛星劇場(松竹のCSチャンネル)にて2023年12月に貴重な小津映画が放送されます。個人的にも長年加入中、

前からこのチャンネルの問題だと感じていますが、松竹に文句言いたい。衛星劇場に日本人の大半が大嫌いな韓流はいらない、月1000円以上もお金を支払って、反日と再生数大誇張やランキング不正、大量サクラ動員の韓流を誰が観るんだ!!


ちなみに地上波の韓流ドラマ、2023年12月現在、テレビ東京とフジテレビ(フジは韓流反対デモを受けて視聴率低迷中、フジは昼0パーセント大記録、ゴールデンタイムは2パーセント記録なのに、韓流ドラマ再開の国賊ぶり驚愕の暴走魔)で複数放送中だが、0パーセント台から1パーセントを驀進中、

朝鮮電通は旧統一教会で全日本人から朝鮮・韓国が批判されるのが嫌なのだろう。

国民の民意を完全無視し、韓国政府ぐるみのKーPOPランキング不正を完全無視(韓国は韓流とK-POPが国策の大事業、日本国内のKーPOP売り上げに旧統一教会の信者や韓国政府のサクラと在日の大量動員中、特に「流行りという嘘」を事実と思い込みやすい女性は騙されるなし、2023年にさらに加速するテレビ全体の韓国推し(現実の人気はファン向けアニメ以下はほんの一部)、紅白韓流6組出演や多数番組にアンミカゴリ推しと同様に、直ちに全日本国民への嫌がらせ電波を辞めろ!


日本国内のKーPOP売り上げに旧統一教会の信者や韓国政府のサクラと在日の大量動員中 アンミカゴリ推し



朝鮮電通は旧統一教会で韓国が批判されるのが嫌なのだ フジテレビは過去の韓流デモで視聴率低迷中 フジテレビは韓流ドラマ再開の国賊ぶりの驚愕の暴走 


NHKは国民の受信料を使って紅白韓流6組出演の民意を完全無視した国賊行為を自己肯定する要素を各番組で展開中NHKは日本の竹島を国際法に違反し侵略中の韓国のKーPOP6組出演の国賊行為、ぜったいに許されない。

たとえば11月下旬、乃木坂46などの坂道系(各グループに在日朝鮮系疑惑5名越え)に韓国を推しを話させたり、『歴史探偵』で日本と韓国を歴史を使い無理に関連付けてみたり、日本と韓国を関連させた様々なプロパガンダが、NHKや民放も含めて展開中、2023年12月も多く展開するものと考えられます。

もうこれ以上の日本国民の大切な電波を悪用した韓国推しの全日本国民への嫌がらせを辞めろ!!


乃木坂46などの坂道系=各グループに在日朝鮮系疑惑5名越え 秋元康も怪しいが、坂道系のソニーは外資6割


NHKは日本の竹島を国際法に違反し侵略中の韓国のKーPOP6組出演の国賊行為

NHKは国民の受信料を使って、紅白韓流6組出演の民意を完全無視した国賊行為を自己肯定する要素を各番組で展開中

 秋元康 ソニーは外資6割

日本国民の大切な電波を悪用した韓国推しの全日本国民への嫌がらせ

衛星劇場の録画予約時の番組表で、年中日本に嫌がらせ展開中の韓国、年中続く反日、韓流やKーPOPという言葉さえ見たくないのだ。ほんの一部のみの国賊壺女(韓国に金を落とし、竹島侵略を認めている反日国賊共)がたちが視聴するというのだろうか!日本を殴りながらお金欲しいから、日本人金よこせが基本の奴らを許さない、許してはならない。

あ、見つかっちゃた。日本の韓国推しのテレビや韓流やKーPOPは旧統一教会や韓国そののものだ!


*国賊壺女=韓国に金を落とし、竹島侵略を認めている反日国賊共

*電通=日本の韓国推しのテレビ=韓流やKーPOP=旧統一教会=韓国=反日




韓国ごり推しがなければ、さらに評価できる衛星劇場、日本に寄り添いながら同時に日本を殴る、非常に残念だ。



衛星劇場 日本に寄り添いながら同時に日本を殴る






六代目がよみがえる 貴重な小津の唯一のドキュメンタリー映画『菊五郎の鏡獅子』 「小津百科」20年ぶり放送 本題




「小津安二郎生誕120年 特集放送」、特に12月は非常に意味のあるタイトルがされます。



<衛星劇場2023年12月> 「小津安二郎生誕120年 特集放送」 120秒予告



【TV初】
◇突貫小僧<マーヴェルグラフ版>
菊五郎の鏡獅子 4Kデジタル修復版(※2K放送)
◇小津と語る<ロングバージョン>
◇非常線の女 4Kデジタル修復版<新音声版>(※2K放送)
◇大人の見る繪本 生れてはみたけれど 4Kデジタル修復版<新音声版>(※2K放送)



貴重な小津の唯一のドキュメンタリー映画『菊五郎の鏡獅子』(4Kデジタル修復版)は特に貴重です。歌舞伎の名優六代目尾上菊五郎の鏡獅子はなかなか視聴機会さえありません。今回の長尺版の初放送の『突貫小僧』も大きな意味があります(現存が複数あり、以前から現存する別なものは視聴)

菊五郎の鏡獅子 六代目尾上菊五郎



衛星劇場は数ヶ月にわたって「小津安二郎生誕120年 特集放送」を続けています。個人的にも数本の新音声版などを視聴済み、数分の存命時のニュースに登場した小津も放送、また「小津百科」という各映画の解説のミニ番組(生誕100年のNHKの特集時に放送されたもの、大杉漣による語り)も20年ぶりに放送されています。

小津百科 大杉漣






小津が愛した女優たち 「今の女優は女優じゃない」岡田茉莉子が語る女優とは 「3本3冊の台本」貴重な淡島千景の証言





小津が愛した女優たち

動画の画像は淡島千景です。


「小津が愛した女優たち」は2003年の小津安二郎の生誕100年特集の一つとしてNHKのBS2で放送されました。この番組は個人的にも録画しています。59分ほどの分数です。岡田茉莉子、淡島千景、 香川京子、若尾文子、有馬稲子、インタビュアーの工藤夕貴


岡田茉莉子、淡島千景、香川京子、若尾文子、有馬稲子の5大女優、女優になりたい人も見る価値がある内容です。女優とはなんなのか

元宝塚の実力派の大女優の淡島千景の証言は特に貴重です。理由は確認できていないだけかもしれませんが、彼女が小津について話している映像はほかにありません。最盛期に専属ではなく、フリーで大きくの巨匠に出演した活躍した香川京子、大映映画ベスト3の大女優若尾文子、淡島千景の証言は11分01秒からです。大切にしている撮影時の3本3冊の台本、印象に残ったという自身と原節子との掛け合いの場面を話しています。

淡島千景 原節子 香川京子 若尾文子 工藤夕貴


ちなみに17分05秒からのNHKによる工藤夕貴の活動の宣伝パートはいらない。この動画の番組から20年経過、工藤夕貴はまだまだこの5名の足元の実積です。ちなみに外国映画に出演すれば実積ではない。きついこと言わせて下さい、きちんと日本映画で活躍してみろ。日本人なら日本映画そのものに貢献しろ。外国被れのみはろくでもない。



淡島千景2は、35分56秒から 

工藤夕貴も憧れと尊敬する41分15秒からの岡田茉莉子が語る女優とは・・・
今の若手女優は女優のレベルに到達していないと語る。

今の若手女優は、技術以前に、心構えもなく、遊びのように、ただ姿をさらしているだけが大半、もはや女優レベルではない現状だ。岡田茉莉子が言いたいことは至極もっともだ。苦言さえも言えない偽善者は女優ではない、日本の芸能が良くあってほしいからの苦言である。





貴重写真6枚に見るYouTubeで視聴不可能の小津安二郎の生誕100年特集の特別番組「小津シネマレビュー」の内容





2003年時の小津安二郎の生誕100年特集の特別番組「小津シネマレビュー」の一つを20年ぶりに当時の録画を見直しました。
確認したところ、YouTubeで視聴不可能(現時点において)です。貴重な小津関連の写真も交えながら展開します。



1 小津シネマレビュー.jpg



NHKアナウンサーの柴田祐希子と衛星映画劇場支配人の渡辺俊雄が進行、

さらに松竹最盛期の最大の男性スター佐田啓二の娘で、中井貴一の姉の中井貴恵(名女優までいかない活動の女優)、佐田啓二は小津映画4本出演(トップ表記はあるが、それは子供が事実上の主演のため、助演のみ)、

小津映画に2本出演した三上真一郎(松竹映画の助演で活躍した俳優)、そこに当時NHKBSで映画番組を担当していた山本晋也(ピンク映画の名匠)が乱入する展開、9分45秒、三上真一郎佐田啓二に可愛がられたという、兄貴にようだったと話す、

2003年時の小津安二郎の生誕100年特集の特別番組が見つかり、「小津シネマレビュー」を20年ぶりに当時の録画を観直しました。

三上真一郎 中井貴恵

佐田啓二 中井貴一  柴田祐希子 衛星映画劇場支配人 渡辺俊雄


中井貴恵三上真一郎が出演した「小津シネマレビュー」は計26分の番組、中井貴恵は5歳までの小津とはがきのやり取りをしていたと話しています。小津は子供も好きだった。小津は独身を貫いたが、佐田啓二の娘の幼い中井貴恵を自分の娘にように思っていたのではないか、個人的にこのように感じました。録画分数13分41秒から小津が中井貴恵に送った貴重なはがきが登場します。


小津が佐田啓二一家を描いた部分
2 小津からのハガキ1.jpg

出演者の写真は上げて良いものか、一応控えました。小津の子供も好きは、自身の映画に数多くの子役を出演させているところからもわかります。

小津シネマレビュー

3 小津からのハガキ2.jpg
きえちゃん(中井貴恵)とあります。ぱぱは佐田啓二です。ゆたかおじさんとは親戚のことでしょうか、きだけ見えますが、きいちくん(中井貴一)

右からきいちくん(見えないが)、ゆたかおじさん、ぱぱ、きえちゃん、まま、せんせい、さだちゃん、さよさん

さだちゃんとは??さよさんはお手伝い(家政婦さん)でしょうか

4 小津からのハガキ3.jpg
番組内では触れていませんでしたが、「わかっちゃいるけどやめられん」の文章も印象的です。


小津が自分を描いた部分
5 小津からのハガキ4.jpg
小津が「中井方、なかいきえさま」とさまをつけて子供でも個人や独立した存在として立てています。
そして自分自身を描いた絵のそばに「・・・てなもんだ」

小津が自分を自虐っている部分があるようにも思えます。

6 小津からのハガキ5.jpg
「おずやすじろう」という文字 


小津が描いた佐田(中井家)と自分のユーモアがある内容です。






これは役者の大大勲章だ!小津安二郎から「お前、帰れ、お前なんて2度と使わない」と言われた男






また、録画分数17分04秒から三上真一郎は小津と喧嘩をしたと話しています。

三上は初めて会ったとき小津が巨匠だということさえ知らなかったといいます。ただの映画監督だという認識や俳優になったばかりで礼儀さえちゃんとしていなかったと振り返り、会うたびにぶつかるように何でも話していたから、これが小津に気に入られたのではないか、と話しています。

小津は、三上真一郎の名前が真一郎だから”真公”(しんこう)と呼んでいたといいます。

小津から「おい、真公」と多く言われていたといい、おい~部分は喧嘩腰ではなく、柔らかめな口調だと三上が演じてみせる。

親交のあった当時、20~22歳の三上と58~60歳の小津、子供以上に年齢が離れていたこと、当時の時代状況を考えると、理解できる呼ぶ方の「真公」です。

さらに三上は話します。1962年の『秋刀魚の味』の公開後、”芸術院会員”(当時の映画巨匠としての最大級の評価、1990年代頃まで映画人がどんなに活躍しても、文化勲章は貰えなかった。これほど日本文化の貢献した監督も少なく、日本文化に大きく貢献した時代劇の父・伊藤大輔も貰っていない、これは日本にとって大きな損失である)に選ばれた小津、その後、二人で行きつけのバーで飲んだ時に、「俺はお前の師匠だろ、お前そろそろ身を固めろ(結婚しろ)」と言われたという。

「先生、そんなこと師匠としてするべきじゃない」と返すと嫌がると、「お前、帰れ、お前なんて2度と使わない」と怒られたと言います。途中を省いていますが、簡単にはこのようなやり取りです。

芸術院会員 文化勲章 時代劇の父 伊藤大輔


・喧嘩の簡単な流れ
小津「俺はお前の師匠だろ、お前そろそろ身を固めろ(結婚しろ)」
三上「先生、そんなこと師匠としてするべきじゃない」
小津「お前、帰れ(バー出ていけ)、お前なんて2度と使わない」


実は小津の遺作の『秋刀魚の味』の劇中最後の台詞が三上真一郎です。それは「おいお父さん~」の流れのセリフです。映像は智衆がお茶を飲む描写ですが、台詞は三上が最後です。

1960『秋日和』と1962『秋刀魚の味』の小津2本のみの起用でしたが、”真公”を気に入っていたわけです。


秋日和 真公


三上真一郎は2003年の「小津シネマレビュー」の出演から約15年後の2018年7月14日に77歳で死去しました。長野県松本市内の高齢者施設で逝去、最期が高齢者施設という部分が時代の変化や流れを感じさせます。


天国で小津との再会を果たしたのでしょうか。

日本映画史に残る知られざる”小津との喧嘩を抱えて”彼は逝きました。



三上真一郎は文藝春秋から『巨匠とチンピラ 小津安二郎との日々』を刊行しています。

巨匠とチンピラ―小津安二郎との日々


巨匠とチンピラ 小津安二郎との日々





小津生誕90年の動画と100年の動画と写真、120年特集がこの3つの年代が交差するとき、新たな小津安二郎の姿も見えてきます。






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