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監督100本の巨匠候補最年少「荻原」(オギワラ)か「萩原」(ハギワラ) 梶原金八メンバー8名の天下無敵平々凡々




監督100本の巨匠候補最年少「荻原」(オギワラ)か「萩原」(ハギワラ) 梶原金八メンバー8名の天下無敵平々凡々






突然ですが、「荻原」(オギワラ)と「萩原」(ハギワラ)って読み間違えやすいものですが、今回の記事に係わり合いがあります。


日本映画を語る上で多大な影響を残した梶原金八やその鳴滝組や個々のメンバーたち、さらに知られざる巨匠の可能性についても迫ります。




前回 3人の天皇巨匠と黒澤明自殺未遂事件大タブー 「鳴滝組」経由の「四騎の会」解散ど~ですか伝




荻原と萩原





三村伸太郎、藤井滋司、滝沢英輔稲垣浩山中貞雄、鈴木桃作、萩原遼の8名




まずは三村伸太郎、藤井滋司、滝沢英輔稲垣浩山中貞雄、鈴木桃作、萩原遼の8名の大まかな実積に迫ります。





梶原金八八尋不二三村伸太郎、藤井滋司、滝沢英輔稲垣浩山中貞雄、鈴木桃作、萩原遼の8名


八尋不二=世界最多ともいえる500以上とも言われる映画シナリオを手掛け、時代劇映画を代表する名脚本家、同時に日本映画を代表する脚本家、大映時代劇映画のナンバーワン脚本家、代表的映画は歴代最多、映画脚本家歴代最多100本以上のヒット作、原作70以上、日本の映画人初の生涯功労賞の牧野省三賞を脚本家初受賞、事実上のナンバーワン脚本家とも言われる。


牧野省三賞


稲垣浩=日本映画を代表する巨匠、時代劇を代表する巨匠、時代劇四大巨匠、監督数140強、脚本100弱、原作20弱、制作13、前衛系と娯楽系で数十年多様に成功、監督前は20本ほどの助演俳優としても活動、時代劇映画監督の歴代上位数選の数十本の名作、時代劇の形成と時代劇映画の黄金期を牽引した監督の一人、

特に戦前の片岡千恵蔵の盟友コンビで多彩に成功を収め、戦後は大映を離れてから、東宝時代劇映画のナンバーワン監督を1960年代まで牽引、「天皇」とも言われる。代表的作品は70本越えの驚異の的中率。映画人の生涯功労賞の牧野省三賞も映画監督6人目で受賞



*本数はペンネームの藤木弓と藤木九を含む、生前の巨匠沢島忠などが証言からも「天皇」と言われていた。監督数140強、脚本100弱、原作20弱、制作13は改修版や総集篇、断片版も含んだ数です。


三村伸太郎=時代劇映画、日本映画歴代ベスト10級の実積を残した名脚本家、脚本110以上、原作40以上、特に戦前戦中に活躍し数十の代表的作品、1930年代中心に稲垣浩山中貞雄とコンビを組み、複数の代表作や多くのヒット。通産250本以上存在する股旅映画の定着にも貢献、戦後は千恵蔵の1955『血槍富士』以外は突き抜けた代表作がなく比較的苦しむ晩年を過ごす。



血槍富士


山中貞雄=名監督、名脚本家、名原作者としても3路線成功。本数は少なめや実働は短いが脅威の的中率から後年の評価が高く、事実上の巨匠とも言われる。嵐寛寿郎の寛プロのデビュー後、戦前に10本を越す名作、片岡千恵蔵、嵐寛寿郎、大河内傳次郎、前進座系など名作を残す。人柄は先輩たちや周囲に可愛がられ、人柄はマスコット的存在だったと言われるが、高い才能を惜しまれながら戦地で病死。

寛プロ 嵐寛寿郎


滝沢英輔=80本を越す映像化系映画の巨匠、時代劇と現代劇の長期間成功、戦後は日活の現代劇監督、戦前から多くのヒット作に関与、特に1940年代の長谷川一夫の「伊那の勘太郎」は数百万人の大ヒット、映画最盛期の1950年代後半の石原裕次郎の「世界を賭ける恋」「あじさいの歌」が1000万人を越す年間上位の大ヒット

長谷川一夫 石原裕次郎 伊那の勘太郎 世界を賭ける恋 あじさいの歌


萩原遼=(萩原はハギワラ読み)、時代劇の名匠、事実上の巨匠の一人、時代劇中心に100本ほどの映画を手掛ける。特に大スター片岡千恵蔵、中村錦之助、東千代之介の3名で成功、多く手掛ける。監督としては戦前から本数を積んでいたが、千恵蔵の初代金田一耕助の「獄門島」(監督松田定次)の助監督を務め、

監督だと1950年代前半に千恵蔵の「遠山の金さん」、「忠臣蔵」、「新選組」の国民的三題材がヒット、これら合わせて最低でも1000万人は越していたと考えられ、さらに錦之助と千代之介「新諸国物語 紅孔雀」が5本1000万人を軽く越す爆発的大ヒットを記録、その後の再公開を含めるとさらに上回るものとも言われる。日本映画の最盛期の流れに大きく貢献、だが数年後の1955年以降の映画最盛期に比較的低迷し、東映を離れてピンク映画も手掛けました。総合的には映像化系映画(プログラムピクチャー)の名手とされている。

初代金田一耕助 獄門島 遠山の金さん 忠臣蔵 新選組 錦之助ト千代之介 新諸国物語 紅孔雀 ピンク映画


藤井滋司=残念ながら活躍は乏しく、脚本家の数も少ない 鳴滝組の梶原金八のメンバーとしてのみ知られる。
鈴木桃作=残念ながら活躍は乏しく、監督としては代表作なし 梶原金八のメンバーとしてのみ知られる。



三村伸太郎 藤井滋司 滝沢英輔 稲垣浩 山中貞雄

鈴木桃作 萩原遼








2大俳優 現存する『丹下左膳余話 百万両の壺』と幻の映画の千恵プロのオールスターキャストの1936『荒木又右衛門(1936)』に萩原遼の姿





萩原遼は鳴滝組のメンバーの中で最年少でした。それゆえに多くの面で期待されていた部分も多くあったのかもしれません。デビューの数本は先輩の脚本や原作の元で監督をしており、初期は先輩たち7名から、大切に育てられていた、守られていたともいえます、。

大河内傳次郎主演、1935年の名作『丹下左膳余話 百万両の壺』などで助監督(脚色と潤色は三神三太郎、監督と構成は山中貞雄と鳴滝組メンバーの3名が参加)、監督デビューは1936『お茶づけ侍』(日活=太奏発声、原作山中貞雄、千恵プロの1932『国士無双』で助演ブレイクした高勢実乗が主演)です。


丹下左膳余話 百万両の壺 お茶づけ侍 国士無双 高勢実乗




丹下左膳余話 百万両の壺


戦後も関与する世話になる片岡千恵蔵の千恵プロの事実上のオールスターキャストの1936『荒木又右衛門(1936)は脚色と原作は梶原金八の表記、主演の千恵蔵の荒木又右衛門、助演の上位の月形龍之介が河合甚左衛門、原健作が河合又五郎、瀬川路三郎が渡辺靭負、尾上華丈が河合半兵衛、葛木香一が池田忠与、日本映画史上の六大名優が集結。

なんとこの6名で約映画2500本、個人プロ異例の12名以上の名優が共演)をデビュー2本目で監督、信頼の高い待遇でした。


荒木又右衛門(1936) 荒木又右衛門

月形龍之介 河合甚左衛門 原健作 河合又五郎 瀬川路三郎 渡辺靭負 尾上華丈 河合半兵衛 葛木香一 池田忠与



この千恵蔵主演の幻の映画『荒木又右衛門(1936)』は1分尺の断片版が現存しています。荒木又右衛門は三大仇討ちの一つ「鍵屋の辻の決闘 」として知られる時代劇の有名題材の主要人物、数十の作品で主人公として描かれ、戦前から人気がある題材で、映画やドラマなど数十名の時代劇スターが演じています。110年のほどの時代劇としても、上位30選圏内に含まれる有名題材ともいえます。

その後は東宝を経て大河内傳次郎の1938年『清水の次郎長(1938)』(東宝を代表する脚本家の脚色八住利雄)や1940年は大河内傳次郎主演の『新篇 丹下左膳 恋車の巻』、その前年の前進座時代劇の1939『その前夜』(脚色梶原金八、原案山中貞雄)も手掛け上記の梶原金八=の萩原の部分へ続きます。

*八住利雄は八尋不二の弟子としても知られていますが、1938年『清水の次郎長』で同じ鳴滝組のメンバーの関連者、八尋不二の関係者の八住利雄の脚本と監督の関係で製作に関与する不思議な縁が生まれています。


清水の次郎長(1938) 八住利雄 新篇 丹下左膳 恋車の巻 その前夜






監督数約100本の映像化の名手の萩原遼を巨匠と捉えるべきなのか






萩原遼を巨匠と捉えるかは、映像化監督の要素も強く、意見が分かれるところですが、御大片岡千恵蔵は数本の助監督含め20本近く、中村錦之助は19本、東千代之介の16本と時代劇三大スターへ大きな貢献、新諸国物語は8本監督、通産100本の映画を手掛けているところからも十分評価に値する存在だと考えられます。

通産観客動員は軽く5000万人以上を記録していたと考えられ、日本映画監督史上歴代30選ほどに含まれると考えられ、大衆的には十分巨匠ですが、100本ほどの通産本数からすると名作本数少な目のように感じますが、秀作は最低でも30本以上といえます。これも歴代30選に含まれる範囲で、比較的上位だといえます。まず30本さえ監督数がない人物が多数いますから、


彼は鳴滝組の8名中の上位6名のレジェンド級のなかで、もっとも知名度が低いようのも思えますが、今後知っていただきたい過去の名監督の一人です。



片岡千恵蔵 中村錦之助 東千代之介


個人的には『続赤穂城』を評価しています。戦後最初の忠臣蔵本伝を描いて、忠臣蔵俳優とも称される千恵蔵の当り役の一つとなる、初の大石内蔵之助の好演、初期の東映オールスターとして成功した『赤穂城』と『続赤穂城』、


赤穂城 続赤穂城 大石内蔵之助


続赤穂城』の終盤は開城が描かれますが、千恵蔵の大石が開城の見聞役たち、特に荒木十郎右衛門(河部五郎)と榊原采女(寺島貢)と対し、意見をぶつけあわせ、あらがいながら廊下外へと向う流れ、千恵蔵の大石の顔のアップから顔の逸らしと相乗した、「苦楽を共にして~」の台詞との映像展開の噛み合い、そして十八番のスピードと音量、音程の強弱を駆使した名口上演技、

さらに後の場面の開城後の橋の上の元赤穂領民とのやりとりは、『続赤穂城』の上位の名場面といえます。

やはり俳優の魅力を引き出すのが上手な時代劇専門の娯楽監督の一人だと捉えていえますが、それは表現が難しいですが、松田定次などとは違うおさめ方を感じさせます。



*映画の劇中の表記は荒木十郎右衛門は荒木十郎右ェ門、榊原采女(うねめ)は榊原政殊 (さかきばらまさよし)でも知られる。

荒木十郎右衛門 榊原采女 榊原政殊 荒木十郎右ェ門




河部五郎=日活の主演俳優で主演60本強を記録(50ではない)、浅香恵之助を演じた「修羅八荒」(1~6編)の4本などで、高い人気を経て、一時的に大河内傳次郎と競い合い、1920年代の時代劇映画を上位で支えたが、時代劇六大スターや後輩主演俳優に大敗し、主演契約を切られ助演に転身

「忠臣蔵」題材や「宮本武蔵シリーズ」などの千恵蔵映画やバンツマ映画などの20本を越す名作、嵐寛寿郎の「鞍馬天狗シリーズ」などに出演し、助演でも高い評価を得る、戦後も東映時代劇映画の端役で知られる名優、200本強の映画に出演、『続赤穂城』においては大石と温情をもって対する荒木役を好演しています。特に戦前から戦中に掛けて活躍した時代劇を代表する名優の一人です。


寺島貢=貢はみつぐ読み、1920年代後半から大河内傳次郎などの日活の助演俳優を経て、新興キネマ、バンツマや千恵蔵などの大映の脇役、東映にも少数出演 主な貢献作品は、大映1回作品の1942『維新の曲』や1943『決闘般若坂』(千恵蔵の宮本武蔵)、1945『東海水滸伝』(のちに東海十八人衆)など膨大数。『続赤穂城』においては大石に辛く当たる榊原役を好演しています。

両者とも見聞役の同じ立場は保ちつつ、心情の立場の違いを出していき、声色のバランスを大石と共に構成しています。歴代の多くの時代劇映画を観ていますが、非常に高度な演技だと考えられます。


1950年代以降の大映時代の最盛期は、市川雷蔵や勝新太郎などの10番手以下の端役、改修など含むと310本以上の映画に出演の名優、なまり癖や高音気味のしゃべり方が特徴




松田定次
河部五郎 寺島貢

浅香恵之助 修羅八荒



*赤穂城三部作とも称され、1本目『赤穂城』と2本目『続赤穂城』の監督は萩原遼ですが、完結篇『女間者秘聞 赤穂浪士』は最盛期の東映ナンバー2とも言われた佐々木康です。佐々木康は日本映画の監督歴代上位の生涯観客動員数を記録した娯楽映画中心の巨匠です。


8名の中でも特に八尋不二と稲垣浩は、日本歴代上位の映画人の中でも簡単に実積を扱うことがもっとも難しいクラスの大レジェンドです。多彩さと大規模な影響や貢献があり、簡単に伝えるのはほぼ不可能です。


女間者秘聞 赤穂浪士 佐々木康


千恵プロ時代―片岡千恵蔵・伊丹万作・稲垣浩 洒脱にエンターテイメント (映画読本)

伝説の千恵プロなければ、巨匠稲垣浩がいない、鳴滝組もイマイチで終り、萩原監督と千恵蔵の20本コンビもなく、それは同時に萩原監督の活躍もなかったことを意味しています。一人の巨匠かもしれない100本監督の彼は存在しない可能性も高まります。




特に稲垣浩と八尋不二は大レジェンドといえますし、三村伸太郎滝沢英輔、山中貞雄、萩原遼のレジェンド級の活躍をしました。


梶原金八メンバー8名は天下無敵の歴代上位映画製作者と、失礼ながら平々凡々といえる2名の組み合わせだからこそ、成立できたのかもしれません。





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現実は時に厳しいが 未来に踏み出せ!

2021/10/01 20:07 | 邦画の探求COMMENT(2)TRACKBACK(0)  

コメント

受信料返せ!!NHKニュースは反日バラエティ多数

前コメントの補足ですが、2021年の10月12日のNHKニュースウォッチ9です。


外国人を素晴らしいと過剰に持ち上げて、日本人は悪いと叩くくだらないニュースという名前のバラエティばかり放送するNHKは許せないし、NHKと電○も絡んでいるとも考えられる。報道やニュースよりも反日バラエティをやってくる滅ぶべきやくざ悪党だ。まるでシナ共産党と同様だ、


年2万強の受信料を反強制でとり、日本人は馬鹿だ、悪党だと平気でやってくる。悪党はおまえらだ!!

日本人から受信料をとり、当たり前のように反日を繰り返してくる、ささっと放送法を改正するべきだ。

No:361 2021/10/12 21:56 | 受信料返せ!!NHKニュースは反日バラエティ多数 #- URL [ 編集 ]

NHKニュースウォッチ9が日本悪い煽って外国人実習生擁護

NHKのニュースウォッチ9は2021年9時20分過ぎから30分にかけて、外国人実習生たちが日本でが外国人が苦しんでいる~~を平気で報道していた。

最初から外国人実習生制度自体がいらない、なければこのコロナで苦しむこともなかった。しかも、実習生としては最低限のお金を稼いでいるくせに日本は悪いとやってくる。これを煽るNHKも最悪だが、日本を叩く彼らも最悪だ。

移民問題で苦しむ外国の情報にも詳しいわけだが、外国人はこうした制度で日本に入れるべきではないと考えている。

外国人が多い日本の街の治安は悪く、数名の中国人が柵に座ったり、自転車で道をふさいでいたり、深夜に大声で話しているのを何度も見たことがある。またスーパーでベラベラ大声でうるさい。逆に日本人はおとなしいのだ、その度にここはどこに国だと思う、

日本も壊すし、治安まで悪くなる。断固として外国人実習生制度は反対だ。NHKは日本は悪い反日放送を行うよりも、この外国人実習生制度の問題点を強く取り上げるべきだ。

No:360 2021/10/12 21:46 | NHKニュースウォッチ9が日本悪い煽って外国人実習生擁護 #- URL [ 編集 ]

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